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著名ブロガーによって書かれた、インターネットが壊れた、という事例からインターネットとはなんぞやを探る本。
切り口が新しくて面白い、良書に思います。
専門でない人はよりインターネットのイメージが掴めると思うし、専門の人には障害事例の良いまとめになります。
特に専門でない人には、何処かにある何か、というイメージのインターネットが、具体的な機器と組織のつながりなんだということがわかるのではないかと思います。
私もネットワークの勉強し始めは、そういうイメージの部分がいつまでたってもわからなかった。
だってプロトコルの説明は沢山あるんだけど、そういうイメージを描いてある本なかったんだもん。

私は、インターネットのカタチのオープンで自由なところが大好きなのですが、そのカタチは多数の参加者がそれぞれ自己の利益追求のために保持されていると思います(規制が少ないことも重要に思いますが)。
これはとても上手く機能している仕組みで、むしろ現在成功している仕組みはこれしかないのではと思います。
しかしそのカタチも、政治的理由や一部の強大な存在の出現により脅かされ得る、ということが本書を読むとわかります。
皆が強大な存在を目指すことでカタチが保たれていても、いざ実際に強大な存在が現れるとそのカタチが壊れてしまうという。
難しいですね。

dankogaiさんの書評はちょっとマニアックな気がしますが、村井さんの本からの流れということかも知れません(村井さんの本読んでませんが)。
とりあえず文章上手いです。

そんな良書である本書なわけですが、僭越ながら不満もありまして。
それは装丁と本の重さ(紙質)。

まず装丁ですが、私にはマニアックに感じられます。
一般の人がインターネットというものに興味を持って手に取る際に、少し敷居が高く感じるのではと思いました。
結局技術系の人が読む本、情報系学生の副読本的な立ち位置になってしまわないかなーと。
一般の人も読める(というか読んだ方が良い)本に思うからこそ、もったいないと思います。

あと、紙が良いためか重いです。
でも正直、紙が悪くて軽い方が助かります。
なんで重くしちゃうんだろなー。