2008年06月21日

笑顔一日じゅう
田んぼの中で働いて
帰った馬小屋で
うまは突然
電気にかかったよほにばたばたしだし
長い首をぐったり垂れて
たうたう動かなくなった
冷たくなった頭の上に
みんなが土をボロボロかけた
みんなもボロボロ泣いていた笑顔



自分の記憶の中で、解釈している詩のはずが・・・

さて正解は?

宮澤賢治の詩

見たのは。試験問題の例文で。

記憶の中に残ってました。


それで、正解は?

調べます。^?^\


ハートいちにちいっぱいよもぎのなかにはたらいていて

 馬鈴薯のやうにくさりかけた馬は

 あかるくそそぐ夕陽の汁を

 食塩の結晶したばさばさの頭に感じながら

 はたけのへりの熊笹を

 ぼりぼりぼりぼり食ってゐた

 それから青い晩が来て

 やうやく厩に帰った馬は

 高圧線にかかったやうに

 にはかにばたばた云ひだした

 馬は次の日冷たくなった

 みんなは松の林の裏へ

 巨きな穴をこしらへて

 馬の四つの脚をまげ

 そこへそろそろおろしてやった

 がっくり垂れた頭の上へ

 ぼろぼろ土を落してやったハート



これが正解。


正解の詩を、自分の解釈で再現するとかなり違います。


みんなはボロボロ泣いてないじゃないか。

でも、みんなはボロボロ泣いていた情景が浮かぶ。

引用します

 ふと賢治は潮風が心地良く吹く松林の裏に農夫たちが穴を掘っている様子を目撃する。貧しい農夫の家族が「みんな」泣きながら農馬の埋葬をしている。穴の中で横たわっている馬の上に土をかけている。賢治はその農夫たちに遠慮しながら、標準語で「どうしたのですか」と質問したのであろう。農夫の家族が「ぼろぼろ」と号泣している状況から賢治はその馬が死んだ経過・原因に興味を抱いた。家族の馬に対する愛情に感動したのであろうか。

 昨日、よもぎがいっぱい生えている荒地を開墾する激しい農作業を一日中していた病気で「くさりかけた」状態の馬がよろよろ脚で馬小屋に帰った。その「青い」晩、突然「高圧線にかかったやうに」痙攣を起こし、「ばたばた」暴れだした。今朝、冷たくなったその惨めな馬の姿が家族によって発見された。それで今、家族全員で馬の埋葬をしているのである。

 …こんなことを賢治は涙で濡れた赤い眼で震え声の農夫から説明を受けた。「みんなもぼろぼろ泣いてゐた」と情景を描写しているが、農馬の死の事情を知った賢治も心の中では一緒に泣いていた。

 賢治にはきっとこの痩せた土地の勇払原野での農馬の激しい労働と過酷な生涯を想像した。また、飼主の農家の生産活動の激しさと貧窮ぶりを推察した。すると、厳しい自然条件下での凶作の年が続く東北の農村の人々のことを思い出した。過酷な農作業と働いても働いてもその極度な貧困生活から脱出できないでいる農民達の悲しい人生とこの病気の農馬の厳しい生涯と重なるものがあった。貧しい農村で労働する農馬や農民への温かい共感が底流している賢治らしい作品である。

 ところでこの詩全体の世界は二部構成になっている。

 前半は夕方と夜の馬の様子である。労働する農馬の様子と馬小屋で「青い晩」に発病し痙攣する様子が描かれている。

 後半は早朝での馬と農家の人々の様子である。ここでは農馬の死と大きな深い穴を掘り、埋葬する様子と農夫家族の悲しみを描いている。多分私の予想では前半の馬の様子は賢治が今ここで馬の埋葬をしている農民から直接に聞いた話であり、後半の埋葬の場面は賢治が目撃している現実の情景である。もしかすると、賢治は昨夜の砂浜散策の際にこの疲労困憊の農馬が熊笹を食べている様子を目撃していたかも知れない。農夫の涙ながらの説明を聞きながら、その時の痩せ病身の農馬のことを思い出したのであろう。どちらか不明であるが、どっちにしろ日頃花巻の農民との交流のある農学校の教師賢治と北海道の勇払原野の貧しい農夫との温かい会話があったことと考えられる



   いちにちいっぱいよもぎのなかにはたらいて
   [(二字不明)→馬鈴薯]のやうにくさりかけた
   馬は
   あかるくそそぐ夕陽[のビールを→汁を]
   食塩の結晶したばさばさの頭に感じながら
   はたけのへりの熊笹を
   [ちゃうど二→こっそり一]枚だけ食べた
 
  右に対し、太く濃い鉛筆で最終行を削除し、次のように加筆している。
     ぼりぼりぼりぼり食ってゐた
     それから青い晩が来て
     やうやく厩に帰った馬は
     [○→(次行の次に書いてここに挿入)『電
     →○』高圧線にかかったやうに]
     にはかにばたばた云ひだした
     馬は次の日冷たくなった
     みんなは[山へ→○]松の林の裏[の→へ]
     [まっ赤な土を『ほり起し→巨きく掘って』
     →巨きな穴をこしらえて]
     馬[は『す→○』がっくり頭を垂れて→四つ
     の『馬→脚』をまげ]
     [がっくり垂頭れた頭の上に→○]
     [○→そこ『いやじるしへ』そろそろおろし
     てやった]
     [○→がっくり垂れた頭の上へ]
     ぼろぼろ土を落してやっ[た→て]
     みんなもぼろぼろ泣いてゐた
     [その夏新たな→○]

   以上の手入れ結果を本文に掲出した。


引用終わり

うん!

ぼちらのパターンの詩だったんだろう^0^\



新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫)












at 21:37コメント(0)トラックバック(0)memomemo | 紹介 

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