2014年11月25日

劇画家畜人ヤプー【復刻版】



 読んだのは、ポット出版の復刻版、石ノ森章太郎作、沼正三原作、2010年発行である。
1983年の、辰巳出版の復刻版だが、既に、1971年には、都市出版社より発刊されていた。
約40年前の劇画版が今も、発刊されている事実。

小説は1956年から連載掲載され、書籍原作小説は、1970年に発刊。その後も、改訂を続け、1999年幻冬舎全5巻が発行されている。 異色の作品であり、日本4大奇書で、戦後初の奇書らしい。
 何も知らず読んだら、おそらく10ページで投げ出すだろう奇書である。体はSM・SF小説だ。


石ノ森章太郎が、漫画家として売れ出し、多忙の中でも骨身を削って劇画化した作品である。

 この作品が、何故生き残り、改訂を繰り返しているのかを考える。

表面的な、表現やグロテクス以上に、本質的な裏の内容が読み取れるなら、当然かも知れない。

 その当時の日本社会を憂い、近未来を想像し、何も感じないまま遥か未来まで進んだ事を書いている。
遥か未来からの、俯瞰として日本社会の憂いを炙り出している。

 このままじゃあ、日本の未来は絶望的だと言っている。言葉尻とか、難解な単語、表現はわざと直接的では受け止めず、比喩と思っていい。自分で受け入れられる違う言葉、表現で置き換えて読み進むと見えてくる。

 何を言わんとしているのか。それにしても、奇書である。まだまだ、奇書であり続けるであろう。色んな解釈が出来る、廃れない書、なんだろう。

 



にょっきmasaki0kon at 22:00コメント(0)トラックバック(0)memomemo | これどう? 

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