ついに待ち望んでいた春季大阪大会が開幕しました。記念すべき第1回目は花園球場へと行ってまいりました。

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そういえば、今年の世代の一発目も花園球場での試合だったなー。この日、組まれていた試合は…

第一試合 今宮×山本

第二試合 登美丘×枚方津田

第三試合 市岡×布施工科(2回戦)

珍しい。全部のカードが公立校同士の対決。あと、例によってですが、大会序盤はスコアボードに選手名が表示されないので、一部、名前のわかってる選手以外は選手表記は背番号やポジション、打順などでの紹介になりますので、ご了承ください。

まずは第一試合の今宮と山本から。

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この日は前日の雨の影響でグラウンドがぬかるんでおり、両チーム、シートノックは行われずサイドノック。

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山本は2016年のドラフトで楽天入りした西口直人の母校で山本在籍時にも公立の140km越え右腕としてちょっとした注目された存在だった。基本的にここ数年は20人に満たないベンチ入り人数になることも少なくなく、今年のチームもボールボーイ役がおらず、女子マネもベンチ入りの一人だけでスタンドに入ったファウルボールを取りに行くのも観戦に来た保護者、OBにお願いしているそうで、厳しい台所事情だ。

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一方の相手となる今宮もつい数年前までは2学年だけだと20人に満たないというチームの年もあったが、近年は若い西口直樹監督の指導もあってか、雰囲気のいいチームになってきたと評判でここ2年は安定した戦績を納めており、それと同時にチームにも活気が出てきて盛り上がりを見せている。そんな両校の対決だ。先攻は今宮、後攻は山本、じゃんけんは山本が勝ったそうで後攻を選択したようだが、おそらく今宮が勝ってもこの選択は変わらなかっただろう。先制攻撃を得意とする今宮は基本的に先攻を選択することが多いように見受けられる。

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山本はこの捕手が主将を務めているようで、円陣や試合前までの様子を見てもチームを引っ張る存在だというのが一目でわかる存在感を一際放っている。

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いきなり今宮の1番打者がサードを強襲する当たりでエラーのような形で出塁を許すが、山本の捕手がここで強肩を披露、相手の盗塁を刺す形で両チームにとってバタバタとした立ち上がり。

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先頭打者の走者を失った今宮だが、攻撃はそれでも収まらない。2番打者の清水太陽かな?ライト前ヒットで出塁。ベンチから、「上野さん、太陽と同じ右方向」って言ってたの聞こえたので、そうだと思う。最初、お日様の方の太陽かと思って、ぶっ飛んだ指示出すな~と思ってました(笑)ただ、この3番の上野智也はそんな言葉を真に受けるぐらいのパワーの持ち主。もちろん、ここは小細工なしの強攻策。

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フルカウントからの球を振り抜いた!

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その打球がレフトスタンドに吸い込まれる!

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ツーランホームラン!いきなり出た上野智也の一発!

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いきなりの盗塁死なんのその、強気に攻めた今宮が強烈な形で2点を先制し、ベンチも大盛り上がりだ。

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立ち上がり、ストライク先行の投球ができていながらも今宮の打線相手に決め球に苦労している山本のエース。上野に一発を浴びてから慎重になったか、4番、5番と連続で四球を与えてしまうが、後続を抑えて2失点だけで踏ん張る。

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打撃面だけではなく投手陣も経験豊富な左右二枚看板がいるが、この春、背番号1を背負うのはまた別の投手だ。

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名前は出村だったかな?この春に新2年生となる右腕で角度のあるフォームの本格派だ。

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1回裏の山本の攻撃は1アウトから2番打者がレフトへのヒットで出塁すると、3番のエースナンバーの選手に回る。

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4番には先ほど盗塁を刺すなど捕手守備でいい面を見せた主将が控える。このバッテリーが攻守両面において中心だというのがわかる。この中軸で反撃なるか?

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だが、その出村が山本の3、4番をそれぞれライトフライに打ち取り無失点に抑える最高の立ち上がりを見せた。

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今宮は2回表に再び攻勢を開始。相手の二つのエラーでチャンスを作ると、2番打者のセンター前タイムリーで追加点。さらにチャンスは続き、先ほどホームランの3番上野に回るが、ここは相手が意識しすぎたか四球を選ぶ。

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ノーアウト満塁で回ってきたのは4番小野壮優、で合ってるよね?打席に入ったときにこの左手でバットを立てる仕草が印象的な選手。

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1ボール2ストライクからの4球目を振り抜いた打球は大きな当たり!

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ホームランとはならなかったが、左中間を抜ける走者一掃のタイムリーツーベース!これで今宮に6点目が入り、序盤から今宮が優勢に進める。

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立ち上がりは山本の打者に捉えられた投球も見られた出村だが、2回裏の投球は点差が広がったのもあってか、力押しの投球で二つの三振を奪うなど三者凡退に。山本の5番打者は全て差し込まれ、ショートフライに打ち取られてベンチに帰ってくるときに「当てたと思ったのに、全部ファウルになった…」と漏らしていた。

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もう、序盤でペースを掴んでいる今宮だが、3回表も先頭打者が出塁。ここで、打者は9番の投手の出村。セオリーなら送りバントだが…

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ここでヒッティングの構え。やはり、鋭いスイングによる攻撃が身上の今宮、ただでは送ってこない。出村は倒れるも、1番、2番の連打で今宮に7点目が入る。

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さらに既に長打を浴びた3、4番には連続で四球を与えて押し出しに。

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立ち上がりからストライク先行の投球ができていた山本のエースだが、鋭いスイングをしてくる打者達が並ぶ今宮の打線が重圧となってきているか、厳しいマウンドが続く。

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続く5番打者は右中間を破っていく打球!これも、追い込まれてからの球だった。

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ややハーフウェイ気味でスタートが遅れていた二塁走者の上野の後ろに一塁走者の小野が迫ってきている。無事に抜かすこともなく抜かされることもなく走者一掃のツーベースになり、これで今宮が11点目。序盤でほぼ勝負が決まったような一打となった。今宮はこのあと、さらに2点を追加する猛攻を見せる。打線が繋がったのもあるが、何よりクリーンナップ全員に長打による打点が出たのは大きいだろう。

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終始、押されっぱなしの山本だが、9番打者が綺麗なセンター前ヒットを放ち出塁。ベーランや牽制の帰塁時の動きなどを見てると、センスはありそうで、なぜこの選手が9番を?と思ってしまった。ここから上位打線に帰るので反撃に転じたいが…

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ここは出村が1番、2番を連続三振に仕留める。点差が開いたことで打者の方にも焦りが出たか。

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4回表、今宮の攻撃は3番からでこの日、長打と打点を挙げているクリーンナップに回る。さらなる得点が期待できそうだ。

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今宮の方はブルペンでも堂本といったところが投球練習。右の方は林かな?

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3番上野はどん詰まりのゴロになるが、変な回転になり投手への内野安打に。倒れ込みながらも打球をキャッチした山本のエースだったが及ばず。続く4番小野に今度はセンターオーバーのタイムリーツーベースが飛び出す。

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今宮はここで6番打者に代打を起用。すると、この選手が見事に代打の起用に応えるライトへと運ぶタイムリーヒットで今宮に15点目が入る。控えの選手までもが鋭いスイングだ。

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ここまで終始劣勢の山本だったが、5回表の守りは6→4→3のゲッツーを完成させるなど、ショートが躍動し初めて今宮のスコアボードに0を刻ませた。序盤ではエラーなどもあったが、ここへ来てようやく地に足ついてきたか。

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一方の今宮のショートも負けていない。5回裏、先頭打者のヒット性の打球をファインプレーでアウトにして出塁を許さずペースは渡さない。

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試合開始の時から、ベンチは控え選手、女子マネ、監督も全員が大きな声を響かせる活気に溢れたチームだ。5回の時点で10点差以上がついており、残るアウトはあと一つで勝利は目前。俄然、その声の活力も増してくる。

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7番打者を空振り三振、続く8番打者はボールが先行するも、持ち直してフルカウントまで持ち込み、あと一球!

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最後も三振!立ち上がりこそ捉えられたが、2回からは打線の援護もあり、力押しの投球で山本の打線を寄せ付けなかった。堂本、林を使わずに投げ抜き勝利に導いた新2年生の出村。今宮にとっては夏を戦う上で頼もしい下級生投手が現れた。

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そして、その投手陣を支える主将で正捕手の小野に加えて、上野を中心とした打線は鋭いスイングに加えて、中軸にはパワーも増した。さらにこの試合で目立ったのが追い込まれてからの一打で、スイングスピードが付いてボールを引きつけれるようになったのでは?この打線の破壊力は大阪でどこまで通用するのか?この春の戦い、非常に楽しみだ。

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一方の敗れた山本は苦しい台所事情ながらもこちらも正捕手で主将の選手がよく引っ張ったが、今宮の打線の前に終始ペースを握られて劣勢を強いられた。エースもストライク先行で投げることができていたが、決め球に苦しみ、厳しいマウンドになりながらも5回をよく投げ抜いた。丁寧にいくところと、大胆にいくところのメリハリが付けば、守る方も動きやすくなるはずだ。5回表にはチームとしてはそんな片鱗を見せた。あとは速球に対して、どれだけ振り負けずに喰らい付いていけるか…

続いて、第二試合は登美丘と枚方津田。それぞれ、昨秋も見てるチームなんだけど、ちょっと今年は厳しいのかなーと思うような仕上がりだったが、一冬越えて果たして…

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三塁側の枚方津田。なんか、昨夏で柿本監督が勇退された上に、この春から異動も重なって新体制になったって聞いたけど…

で、枚方津田って言ったら、この円陣です。


勝手に自分では名物と思ってます。これは枚方津田の伝統として続けて欲しいな~。

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一方の登美丘は全国的にはダンス部で有名じゃないかな?昨年末の紅白歌合戦で郷ひろみのバックダンサーとしても登場していたから、お茶の間の知名度もそれなりにあるのでは?ただ、野球部の方はというと、夏の5回戦が過去最高かな?あまり目立った実績はなく、昨秋も守備の連携ミスなどで失点を重なって初戦敗退を喫した。どちらもそれぞれの課題を一冬でどれだけ解消できたか。そんな戦いになる。

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午前11時頃にプレイボール!先攻が枚方津田、後攻が登美丘で試合が始まり、先に守る登美丘の先発はエースナンバーを付けた右腕だ。右肩を下げてから投げるようなフォーム。秋に一番付けてたのと同じ投手かな?秋は常時セットで投げていたはずだが、この日は軽くノーワインドアップからリリースまでの動きが外国人投手のような感じだった。3、4番に連打を許すが、初回を無失点で切り抜ける。

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枚方津田は主将は控えの16番のようだが、グラウンドではこの細身で長身捕手が引っ張るか。先ほどもレフトへと運ぶヒットを放つチームの4番打者だ。

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枚方津田の先発のマウンドには背番号11の右腕。常時セットから右腕にタメを作って投げ込むフォームだ。秋の下飼手杯で見た投手とは違ったタイプ。

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枚方津田も2アウトまでは漕ぎ着けるも連打でピンチを作る。先ほどと違うのはエラーによる走者を出していることだ。そのため、2アウト満塁という状況に。

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6番打者の背番号2が初球をフルスイング!振り抜いた打球は左中間オーバー!

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2アウトでスタートを切っていた走者全員が帰り、打った選手も三塁へ。走者一掃のタイムリースリーベースで登美丘が3点先制と幸先のいいスタート。

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初回に3点を失った枚方津田だが、2回表にすぐさま反撃し、2アウト満塁から2番打者がレフトへのポテンヒットで1点を返す。それにしても、枚方津田ってよく大型のショートがいること多い気がするなぁ…

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ただ、2回裏にも登美丘はまたもチャンスを作り、2アウト1・3塁からセンターへのポテンヒットで1点を追加する。すると、枚方津田の先発が制球に苦しみ、捕手も低く、低くというジェスチャーを交える。なかなかストライクが入らず、押し出しもよぎったが、なんとか持ち直しセカンドゴロにしとめて踏みとどまる。

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すると、枚方津田は早めの継投。3回裏から背番号10の右腕がマウンドへ。ノーワインドアップ気味に始動し、り低い腕の位置からピュッと投げ込む。代わり端に1点こそ失うが、投球テンポはいい。

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4回表、登美丘のショートの守備が冴える。まず、先頭打者をゴロ、四球を挟んでからの1番打者のフライも捕球。

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そして、続く2番打者には外野へと抜けようかという打球をキャッチしショートゴロに仕留めるファインプレーでチェンジ。これにはベンチも大盛り上がりで出迎える。その裏の攻撃では二つの長打でさらに1点を追加し、着々と登美丘が点差を広げていく。

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青空も見え始めた正午過ぎ。このままやられっ放しというわけにはいかない枚方津田は5回表の攻撃で四球と2本のヒットで満塁のチャンスを作り、併殺崩れの間に1点を返す。登美丘のエースが次打者に四球を与えて再び満塁にしたところで登美丘は守備のタイムを取る。

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先ほどから二番手でマウンドに上がっている背番号10のタイムリーヒットでさらに1点を返す。枚方津田としては、もう1点欲しかったところだが、点差を少しでも詰めることができた。5回を終了して、枚方津田3-6登美丘というスコアで前半5回終了。

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6回表から、登美丘は先発のエースナンバーに代わり、背番号8の右腕がマウンドへ。5回表に投球が乱れて失点を重ねてしまい、代え時と見たか。

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しかし、この二番手もまたストライクが入らない。先頭から二者連続で四球を与えると、捕手がマウンドへ。

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そこからは立ち直り、センターフライ、空振り三振、ショートゴロに切って取り、無失点で切り抜ける。枚方津田はノーアウトからのチャンスを生かせず。

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中盤にかけてペースを握っているのは枚方津田の方だ。7回表もセンター前ヒットから送りバント時の相手のエラーも重なり、2アウトながら1・2塁のチャンスを作り、打席にはこの日タイムリーヒット一本の背番号6の2番打者。この日の打席内容はどれも悪くない。

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バッティングカウントから打った当たりは投手のグラブを弾き内野安打に。ただ、その弾いた打球をショートがカバーし、オーバーランしていた二塁走者を見逃さずに三塁へ送球。残念ながら、アウトとはならなかったが、この日はいい動きと判断を見せている登美丘のショート。

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繋いで粘った末に枚方津田は押し出しで1点を返す。じわじわと枚方津田が詰め寄り終盤勝負に入っていくが、7回裏、登美丘は2アウト1・3塁から3番打者のライト前へのタイムリーヒットで点差を再び広げる。枚方津田が主導権を握っていた中盤以降の戦いだが、耐えに耐えた登美丘がここへ来て息を吹き返した。

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枚方津田としてはこれ以上、離されないというところで、8回裏の登美丘の攻撃で6番の背番号2の選手に回ってくる。先制タイムリースリーベースを放っており、捕手からも「この打者、甘くいくなよ!」という声が毎打席飛んでおり、非常に警戒している様子だ。

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だが、ここは枚方津田バッテリーの勝ち!空振り三振に仕留めて、見事に8回裏の登美丘の攻撃を三者凡退に片付けていい形で9回表の攻撃に入る。

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3点ビハインドで迎えた9回表の枚方津田の攻撃。じっくりと行きたいところだが、焦りもあるのか、打ち損じてしまったか、8番打者がピッチャーライナー、9番の代打の選手も初球を打ってサードゴロと淡白な攻撃になり、あとがなくなってしまう。

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最後の打者もサードゴロでゲームセット。中盤に枚方津田が追い上げたが、最後はあっけない幕切れで登美丘が序盤の攻撃でつかんだリードを守りきった試合となった。

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序盤の失点が響いた枚方津田は中盤以降は粘ったが、大きなチャンスを作りながらも1点止まりの攻撃だったりビッグイニングを作れなかったのも追いつけない展開に拍車をかけた。できれば、ペースを掴みつつあった中盤あたりで逆転できるような畳み掛ける攻撃ができていれば、また違った展開になったはず。起点になる選手は多いので、誰が走者を一掃したり、返す役割になれるか。今一度、自分の役割を見つめ直すことで得点力が上がる打線になれるかも?

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一方の勝利した登美丘は今年も打撃のチームができあがりつつあるように見えた。全体的には精彩を欠いたチームではあるが、投打守において昨秋よりはレベルアップしており、5回まで投げたエースナンバーも失点こそしたものの投げてる球は悪くなく、球筋やひとクセある投球フォームも相まって面白い存在。随所に見せたショートの守備力も特筆もの。この春の大会でどれだけ課題と収穫を見つけて夏を迎えられるか。

それでは、第三試合は市岡と布施工科の対決。昨秋、初戦で四條畷に終盤で劇的な逆転負けを喫してしまい、悔しい冬を過ごすことになった市岡の戦いに期待したいところ。四條畷はその後、5回戦まで進出、おそらく力はあるチームなのではと睨んでいたのだが、果たして…

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布施工科は昨夏は3回戦まで進出。今年のチームは人数が少なく厳しいが、それでもシートノックは工夫をしながらこなしていく。

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勝利目前からするりと逆転負けし長い冬を過ごした市岡は大会序盤でありながら、保護者以外にもOBOG、オールドファンもスタンドに散見される。この春こそはなんとか、その期待に応えたいところだ。

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試合前の円陣で合図と共に全員が手を差し出し、少人数ながらも一体感のある雰囲気を持つチーム。

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今年も伝統の帽子の三本線は健在。百回目の夏へ、弾みをつける一戦となるか?

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先攻・市岡、後攻・布施工科で13時40分頃に試合開始。試合開始前までは晴れ間も見えていたが、また曇ってきたうえに風もあって寒い…

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布施工科の先発投手はエースナンバーを着けた右腕。常時セットから投げ込み、肘の位置が低めのスリークォーター気味のフォームから投げ込む。初回は四球を一つ与えるが、無失点の上々の立ち上がりを見せる。

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市岡は背番号10の右のオーバーハンドが先発。上背はないが、深く沈みこむようなフォームから体を目一杯使って投げ込む球には勢いがある。死球とヒットで得点圏に走者を背負うが、4→6→3のゲッツーと味方の守備に助けられ、こちらも立ち上がりを無失点で切り抜ける。

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静かな立ち上がりだった両チームだが、先手を取ったのは市岡。2回表、四死球とヒットなどで1アウト満塁のチャンスを作ると、9番打者の背番号6がセンター前へタイムリーヒットでまずは先制。さらに1番打者にもタイムリーヒットが出てさらに2点追加し3点目が入る。

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3点を先制し、ベンチも俄然盛り上がる。このまま点差を広げて突っ走りたいところだが…

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布施工科もすぐさま反撃。2回裏に先頭打者が四球で出ると、7番打者にセンターオーバーのタイムリーツーベースが出て、1点を返す。ただ、打った走者は三塁を狙うもアウトに。

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すると、すぐさま8番打者がレフトの頭を越える当たりを放つ。

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ツーベース!先ほどの走塁死がもったいないが、2アウト走者なしから作り直す。ここから、さらに点差を詰めれるか?

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だが、ここは市岡の先発投手が後続を三振に切って取り、1失点で踏みとどまる。

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市岡は3回表にも2本のヒットと盗塁で1アウト2・3塁のチャンスを作るが、ショートゴロの間に三塁走者がホームを狙うも三本間で挟まれタッチアウトに。

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2アウト1・3塁に変わり、続く先ほど先制タイムリーの9番打者が今度はレフトオーバーの大きな当たりを放つ。

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これが走者一掃のタイムリースリーベースに。小柄ながら、逆方向へ大きな当たりを放ったパンチ力は恐怖の9番打者だ。今年の市岡は2番打者といい小さな伏兵の左打者がいい仕事をしている。

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点差が開いた布施工科としてはすぐに反撃して差を縮めたいところだが、バント失敗もあって先頭打者の四球を生かせない。このあと、4番打者にポテンヒットが出ただけにもったいない攻撃となる。

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点差が開いたことで投球の方にも余裕が出てきたか。走者を背負いながらも、3回裏はスリーアウト目を三振で取り無失点の投球。得点したあとの守りだっただけに、勢いのあるボールと共にチームにも勢いを与える3回裏の投球だった。

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逆にこれ以上は離されたくない布施工科は継投に入り、背番号8の選手がマウンドへ。ノーワインドアップからオーソドックスなフォームで投げ込む右腕。4回表の市岡の攻撃を三者凡退に抑える。市岡の勢いを止めれるか?
 
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昨秋、終盤で逆転負けを喫した市岡にしてみれば、この点数のままで終わるわけにはいかずダメ押し点が欲しいところ。5回表、1アウトから2つの内野安打で出塁すると、この日既にマルチヒットの恐怖の9番打者に回ってくる。

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あの伝統の三本線はヘルメットにも。

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打ち返した当たりはこれも逆方向にいい当たりもレフトの守備範囲で2アウトに。またしても、昨秋のようにいい当たりを放ちながらも相手の守備範囲を突いてしまいあと一本が出ないというパターンか…

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この日、市岡で最も危ない打者を打ち取り、このイニングも無失点に抑えて反撃ムードを作っていきたい布施工科だが、1番打者には四球を与えて2アウトながらも満塁のピンチ。

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繋いだ市岡は2アウト満塁から2番打者が右中間を破る!

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走者一掃のタイムリースリーベース!!2番、9番と小柄ながら左の伏兵のような打者がクリーンナップ顔負けの外野の頭や間を抜ける長打を放ち貴重な働きを見せる。さらに相手のワイルドピッチで生還し、この回、一気に4点と欲しい追加点が最高の形で入った。

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さらにその裏の守りでは先頭打者のセカンドゴロも軽快に捌き、攻守にリズムが出てきた。

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ブルペンではエースナンバーのアンダーハンドも投球練習を開始。出番はどこかであるか?

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グラウンド整備でも全力疾走でトンボを片付けにいく市岡の選手たち。前半5回を終了して、市岡9-1布施工科とここまでは完全に市岡のペースで進んでいるといっていいだろう。市岡としてはこのまま反撃の隙を与えずにコールドで決めてしまいたいところ。終盤の展開にまでもつれるところまでいけば、相手が後攻となる以上、サヨナラ負けの不安もある。

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もっと、取れるときに点を取っていきたい市岡は6回表は四球から相手の守備の隙を突く走塁などで2アウト3塁のチャンスを作ると、この日、好調の9番打者がショートへの内野安打がタイムリーになり10点目をしぶとい攻撃で入れる。

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6回裏の守りでは先頭打者に四球を出すも後続を4→6→3のゲッツーを完成させ、主導権を握ったまま7回の攻防に入る。

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7回表、布施工科は4回表以来の三者凡退に仕留めて、7回裏の攻撃へ。3点以上入れないとコールドになってしまうため、ビッグイニングを作るにはいいリズムで守りを終えることができた。

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だが、市岡はこの7回裏のマウンドに上がったのはエースナンバー。

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昨秋に見た時は外野から見ていたので、アンダースローかサイドスローか微妙だったが、ここからの角度だと完全にアンダースローのフォームだね。

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アンダースローながら球速はそれなりにあり、投げたあとに時折、身体が飛び上がるほどに躍動感あるフォームで投げ込む姿は本格派のよう。レフトのスライディングキャッチの好捕もあり、フライ二つで打ちとって快調にアウトを重ねて勝利まであと一人だ。

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続く打者もふらふらっと打球が上がり、これも打ち取った当たり。これでゲームセットかと思いきや…

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打球はぽとりとセンター前に落ちる。

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まだ終わらない布施工科。2アウト走者なしからチャンスを作り、ここからは中軸に回っていく。

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ここで捕手がマウンドへと向かう。焦るような点差でも展開でもない。追い詰められているのは相手の方だというのを理解して、淡々と自分の投球ができるかどうか。

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ここで布施工科の3番打者が左打席に入る。右のアンダースローに対しては対応しやすく、先ほど、同じく左の1番打者に対してもボール先行で入っており、投げにくそうにしていた。繋ぐことができるか。

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だが、今度は初球ボールから入るものの、早々に追い込む。勝利まであと1球。布施工科の3番打者もファウルで粘っていく。

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打った当たりは市岡のセカンドの守備範囲。

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ゴロをしっかりと捕球し、ファーストへ送球しアウト!

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ゲームセット!7回コールドゲーム成立、市岡が勝利!

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試合終了後の挨拶と一礼。

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お互い健闘を称え合い、握手をしようと歩み寄るが、審判がすぐに離れるように指示。今年の選抜でも一部で物議を醸していたが、これが本来の形で少なくとも府大会なら別段変わった光景でもないと思ってるんだけどね。

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敗れた布施工科は少人数ながらもチームの雰囲気はよかった。下位打線にもパンチ力のある打者が揃って打線も切れ目のない感じだったのではと。それだけに3回裏の先頭打者が四球で出塁したところの攻撃で得点できなかったのが痛かった。あそこで1点、2点入っていれば、もうちょっと乱れた試合に持ち込めたかもしれない。無得点でいってしまったのが市岡にペースを握られてしまった要因なのかなと。とはいえ、夏までが長くなったが持ち前のチームワークで練習に取り組んで一枚も二枚も上手くなって夏を迎えて欲しい。

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一方の勝利した市岡は実を言うと、今年の3年生はこれが公式戦では初めての勝利。ベンチから選手たちがスタンドの方へと引き上げてくると、保護者や駆けつけたOBOGが暖かい声援と拍手で出迎えてくれた。

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チームとしても攻撃面、投手の継投も目処が立ったのではないかという戦いぶりを見せた。この試合は2回戦となるため、次は間隔が開いて3回戦となる。相手はまだ決まっていないが、おそらく大体大浪商が来るだろうと予想される。南地区のチームでは本命候補と思われる相手だけに一冬の成果を見せるには格好の相手になるに違いない。第100回を迎える夏の選手権と同じく府内で唯一第100回目の夏を迎える市岡、記念すべき夏の戦いへ弾みをつけるための戦いが続く。

というわけで、今回の試合記事は以上です。

個人的には今まで当ブログではいいチームだったけど、いいところなしで不憫な扱いになってた市岡、今宮といったチームをいい形で紹介できたのではないかと思います。あと、何度も言いますけど、市岡は府内で唯一第1回大会から第99回まで夏の大会に皆勤出場している高校で全国でも15校しかありません。僕としては今年の記念大会の開会式の選手宣誓は市岡の人にやってもらいたいな、という思いがありますね。さすがに記念大会なので、やりたいところはいっぱいあるでしょうけどね。それにしても、市岡は次は浪商とかぁ…古豪同士の対決でこれまたオールドファンが喜びそうな組み合わせですね。まだまだ、そんなチームが府内に残ってるのがいいな~。そんなチームが見れるなんて、幸せだな~