1月25日に3月に行われる選抜高校野球大会の出場校の選考が行われました。平成最後となる春のセンバツの大会の出場校の顔ぶれとその感想について語ってみましょうか。

それでは、栄えある出場校を見てみましょう。

【21世紀枠・3枠】

石岡一(茨城) 初出場

富岡西(徳島) 初出場

熊本西(熊本) 初出場

【北海道・1枠+神宮枠1枠】

札幌大谷(北海道) 初出場

札幌第一(北海道) 2年ぶり3度目

【東北・2枠】

八戸学院大光星(青森) 3年ぶり10度目

盛岡大付(岩手) 2年ぶり5度目

【関東・東京・6枠】

桐蔭学園(神奈川) 16年ぶり6度目

春日部共栄(埼玉) 22年ぶり3度目

山梨学院(山梨) 5年ぶり3度目

習志野(千葉) 10年ぶり4度目

横浜(神奈川) 5年ぶり16度目

国士舘(東京) 10年ぶり9度目

【東海・2枠】

東邦(愛知) 2年連続30度目

津田学園(三重) 17年ぶり3度目

【北信越・2枠】

星稜(石川) 2年連続13度目

啓新(福井) 初出場

【近畿・6枠】

龍谷大平安(京都) 3年ぶり41度目

明石商(兵庫) 3年ぶり2度目

履正社(大阪) 2年ぶり8度目

智弁和歌山(和歌山) 2年連続13度目

福知山成美(京都) 5年ぶり3度目

市和歌山(和歌山) 3年ぶり6度目

【中国・3枠】

広陵(広島) 6年ぶり24度目

米子東(鳥取) 23年ぶり9度目

呉(広島) 2年ぶり2度目

【四国・2枠】

高松商(香川) 3年ぶり27度目

松山聖陵(愛媛) 2年連続2度目

【九州・4枠】

筑陽学園(福岡) 初出場

明豊(大分) 10年ぶり3度目

大分(大分) 初出場

日章学園(宮崎) 初出場

以上のようになりました。補欠校は省いてます。どうでもいいですが、今年から選考の順番どおりに21世紀枠を上に持ってきました。

感想としては初めて大阪から21世紀枠の近畿の候補校になった八尾と、大阪桐蔭もセンバツ三連覇と春夏春連覇の夢が途切れたのは残念というところなのですが、そろそろ、履正社に優勝してもらいましょうかというところです。

しかし、近畿と関東は相当揉めたんだろうなっていう選考結果になりましたね。正直、福知山成美と横浜の選出は予想外だったかな~。どちらも府県大会1位という成績が考慮されての選出のようで、福知山成美に関してはまだ納得なんですが、選考のコメントを聞く限り横浜は、

高野連「及川君が見たかった」

って、言ってるようにしか思えなかったですがね(笑)そこは結果で見返して、選考委員に先見の明があったことを証明する成績を残してもらえれば文句ないでしょう。他の地区は概ね波乱はなく順当な選出といったところでしょうか。個人的には21世紀枠で北信越の候補だった金津が2年連続で選出漏れになったのは不憫だなーと思いますが。21世紀枠の選出って選考委員以外にも午前でのプレゼンテーションが重要らしいので、どれだけひどい発表をしたんだろうって思ってしまいます。

ともかく、選出された出場校はおめでとうございます。それでは、各地区の選考結果や出場校の感想でも語ってみましょうか。

【21世紀枠】

茨城、熊本は初めて県勢21世紀枠で選出され、富岡西は3度目の四国地区の候補にして悲願の初出場となった。茨城の石岡第一はなんといっても最速147km右腕のエース・岩本の存在が大きく秋季大会では県内の強豪を次々に倒し4強入りの原動力に。熊本西は秋季大会後の練習試合での部員の死亡事故で話題になってしまったが、県大会準優勝で九州大会にも8強入りしており、実力は十分だ。徳島の富岡西も文武両道や地域貢献などの活動も評価されたが、四国大会4強入りで21世紀枠でなくても一般枠での出場もあり得たほどの結果を残した。今年の3校は秋季大会のチーム打率は3割を越えており、攻撃面も悪くなく、例年よりも実力が高い21世紀枠かもしれない。

【北海道】

神宮大会王者の札幌大谷が創部10年にして初出場を決めて、神宮枠を持ってきて札幌第一にもチャンスが巡ってきた。ノーマークだった秋とは違い神宮王者として警戒される中で、本格派右腕の西原、サブマリンの太田、下級生にも右腕・増田、長身左腕の阿部と多彩な投手陣、攻撃面も北本、釜萢の1・2番が中心のつながりのある打線で北海道大会では準決勝、決勝と4点差を逆転するなど粘り強さもありそうだ。一方の札幌第一は4番村田ら長打力のある選手が揃い今回のチームも打線は強力。3度目の正直でこのセンバツで甲子園初勝利を掴む。

【東北】

東北はすっかりおなじみの顔となった青森・八戸学院光星が投打にバランスのいいチームでそつのない戦いぶりで東北王者に。そつのない攻撃の中にビッグイニングを作れるような爆発力が上位進出への鍵となる。同校OBで巨人の坂本二世の呼び声もある三拍子揃ったショートの武岡に注目。盛岡大付は強力打線が健在で県大会では大船渡のプロ注目右腕の佐々木を攻略した。投手陣の出来も重要だが、2014年夏の東海大相模、2017年春の智弁学園と下馬評を覆す戦いを甲子園で見せることも多く、星稜・奥川との対決は見物になりそうだ。

【関東・東京】

神奈川の桐蔭学園が関東大会を制覇し久々の出場を勝ち取った。今の体制になってからは初の出場でどのような戦いを見せるか。準優勝の春日部共栄は選出となったが監督の体罰が発覚して、体制を変えて大会に臨むことになりそうだ。選手にとっては難しい立場となるが、なんとか切り替えて大会を迎えて欲しい。習志野は春夏含めても少々ご無沙汰となっていたが、甲子園にあの美爆音のブラバンが帰ってくる。本格派右腕のエース・飯塚の投球にも期待だ。山梨学院は夏春連続での出場となった。ちょうど10年前に清峰で優勝した吉田監督が就任してからは甲子園での勝利がなく、まずは1勝したい。都大会優勝の国士舘は10年ぶりの出場で史上最低と揶揄されてのスタートとなったが、まだまだ成長途上。エースと主砲の怪我の回復具合が気になるところだ。そして、今大会のサプライズ選出となったのが横浜。関東大会では準々決勝でコールド敗退も県大会で関東王者の桐蔭学園を圧倒しての優勝とエース左腕の及川の存在が選出を後押しした。波はあるものの攻撃力の高さは平田監督になってからは定評がある。甲子園ではいまいち波に乗り切れない戦いが続いているが、平田監督になってから初のセンバツで選出されたからにはそろそろ結果を出したいところだ。

【東海】

東邦が2年連続の春切符。今年は東海王者として乗り込み、東海大会決勝では圧勝した強力な打線も健在で投打の柱である石川昂弥の二刀流の活躍は藤嶋(現・中日)のような存在感か。決勝で大敗し、準決勝で東邦と接戦を演じた中京学院大中京の逆転選考もあるか?と思われた中で準優勝の津田学園が2枠目に入った。春は17年ぶりも甲子園自体は2017年夏以来、その際にベンチ入りしていた1年生が最上級生となり、甲子園での戦いの経験のある選手も多い。特に東海大会準決勝でスリーランホームランを放った藤井の打撃に注目だ。昨年は春夏連覇することになる大阪桐蔭を三重が終盤まで苦しめた。津田学園が県勢として続けるかどうか。

【北信越】

なんといっても注目は星稜の奥川で、今大会の目玉といってもいい存在だ。既に150kmを越える真っ直ぐと切れ味鋭いスライダーと冷静な視点で物を見れる投球術も持ち合わせ既に完成された感があるが、一冬越えてさらに手が付けられない存在になっているか。奥川以外にも左腕の寺沢、下級生右腕の寺西と駒が揃う。野手にも下級生のショート内山などタレントが揃い、投打にハイレベルなチームは最強世代の呼び声高く今大会の優勝候補筆頭だろう。北信越大会ではその星稜に敗れるも一度は引き分けた啓新が初出場を勝ち取った。粘り強く戦えるのが持ち味のチームで、北信越大会では接戦を勝ち抜いて決勝まで駒を進めた。やや攻撃力に物足りなさがあるか。投打に底上げをして、まずは甲子園初勝利を目指す。

【近畿】

近畿大会優勝の龍谷大平安が全国最多の41度と圧倒的な出場数を誇り伝統校としての存在感を示す。また、共に京都から出場の福知山成美、どちらかが1勝すれば京都勢の甲子園200勝達成となる。その半分の勝利数を誇る甲子園100勝を達成したばかりの龍谷大平安には重い使命が課せられるが、前回優勝時も近畿王者として臨んだことを験担ぎに乗り越えたい。準優勝の明石商は投手を中心とした守りは兵庫を勝ち抜く上でハイレベルなチーム。バントを多用するスタイルが甲子園でどこまで通用するか。あるいは年々スケールが大きくなってきている能力の高い野手陣に期待してスタイルを変えてくるか。3年前の8強入り以来の躍進を狙う。大阪桐蔭は落選となったが、2年ぶりの出場となった履正社はパワーのある打者が揃い投打に戦力が充実しているが、やや精彩を欠いた戦いも見られた。エースの清水は横浜・及川にも劣らない本格派左腕。中谷新監督となって初めての甲子園となる智弁和歌山は新たな戦いを展開させ、今年こそは紫紺の優勝旗を掴み取る。龍谷大平安に接戦の末に敗れた市和歌山が6枠に滑り込んだ。近年は全体的に打線を強化しているように見え、今年こそはその成果を発揮したい。

【中国】

近年はパっとしない戦いが続いていた広陵だが、2017年夏の大会をきっかけに復調気配で中国王者に。神宮大会では星稜・奥川相手に手も足も出ず投手陣も打ち込まれて完敗。エース右腕の河野も本格派で十分力のある投手。打倒星稜へ、打線を強化を掲げる。米子東は県内屈指の進学校でメンバーはわずか16人ながら中国大会準優勝まで勝ちあがった。練習時間は少なくチーム力の底上げがどこまでできるかが課題だが、4番の福島は山陰のおかわりと呼ばれるほどの巨漢の持ち主でパワーも抜群だ。今年は中国に3枠目が転がり込み、そこに入ったのは2年ぶりとなる呉。技巧派のエースで勝ち抜くなど、粘り強い戦いが持ち味で中村監督の老獪な采配にも注目だ。

【四国】

四国王者で神宮大会にも出場した高松商が3年ぶりに甲子園に帰ってくる。前回は神宮王者として挑み、智弁学園には敗れたものの準優勝と古豪復活を印象付けた。今年は投手を中心とした守りの力が強く、大会までに3年前のような強打が出てくればおもしろい。公立の中でも逆風となっている商業高校の躍進は全国の公立校の希望となる。今大会こそ優勝の二文字しかない。2年連続の出場となる松山聖陵は今年も長身右腕の根本と素質のある選手が存在。打線はやや爆発力に欠けるが、ビッグイニングを作る集中打があり、そのリードを継投で凌いでいくチームだ。どちらも打線のパワーに課題を残すだけに繋がりや小技、機動力を絡めた攻撃の精度をあげていくかが鍵となりそうだ。

【九州】

4校中3校が初出場で唯一出場経験のある明豊も今宮(現・ソフトバンク)を擁した10年ぶりの春とフレッシュな顔ぶれとなった。初の九州王者に輝き、筑陽学園は初出場もチームのレベルは高い。注目は樟南でエースを務めた福岡真一郎の息子である福岡大真。神宮大会でもホームランを放つなど、今度は甲子園での一発で樟南で準優勝した時はダンボールいっぱいにファンレターが来たという父親越えを狙いたい。投手もタイプの違う投手が三枚揃い激戦区の福岡を勝ち抜ける布陣で、なんとか初戦を勝って勢いに乗り強みを生かしたい。意外にも春は初出場となる大分はエース右腕の長尾が軸で打線の方はコツコツと得点を重ねて粘り強く戦う。一方の明豊は九州大会は全て二桁安打の攻撃力が自慢だ。投手陣の底上げが出来れば上位進出も狙える。初出場の日章学園は本命と見られた九国大付を序盤の先制攻撃で突き放し、熊本西戦でも集中打を見せるなど攻撃型のチームか。筑陽学園、日章学園といった新顔が暴れてくれれば大会の盛り上がりに一役買ってくれそうだ。


以上。ざっと、こんな感じで語ってみました。今年の代表校は他地区はおろか、近畿もまともに見れてないので、履正社ぐらいしかイメージわかないから、的外れな感想もあるかと。あとは一冬でガラリと変貌する高校もあるので、大会が始まるか、対外試合解禁となる実戦や甲子園練習で実際のプレーを目の当たりにしないことにはね。あと、今回は21世紀枠で初めて大阪から近畿の推薦校が出たから、ちょっとは期待してたんだけど、それは僕意外も同様で近所のオールドファンなんかはさらに楽しみにしてたようで。

IMG_7029

ちなみに当日は八尾高校に行ってましたが、こんな感じで幕も用意してもらってました。

IMG_7030

吉報を待っていたOBやオールドファンの方がこういう新聞記事をしたものを持ってきたけど、選考の結果を聞いて「がっかりや~」って残念がったり。その際、52年夏の準優勝時のエースの木村保(慶大→元南海)の投球の凄みや町の通りに提灯行列ができた話なんかを忘れもせーへんって感じで今でも目に焼きついてるかのように語ってたのが印象的でした。そうやって、楽しみにしてる人がいて町が元気になってるのっていいなって思いましたね。今回、21世紀枠に選出された富岡西も野球で町おこしに協力してるっていうのも要因の一つになってたようですし、すごい盛り上がったんじゃないかな。こういうのがあると、21世紀枠も悪くないよねって思います。

八尾高校は授業終了後、まだセンバツの出場校が発表されてる中で切り替えたかのようにいつも通りの練習をこなしていましたし、この日、訪れたオールドファンの方も「春と夏が楽しみや」と切り替えてました。選出されなかったところは夏一本に絞れますので、ここからが勝負ですね。かく言う僕も春の府大会の方が楽しみだったりするんですけどね。一応、センバツも機会があれば見に行こうかな。こんなとこで。