少し遅くなりましたが、ワンクッション挟んで、今回は珍しく社会人野球です。

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2020年10月27日、早朝から四国の香川県さぬき市志度っていうところまで行ってきました。ちなみに後ろに写ってる建物は徳島文理大学です。ここ香川県なんですけどね。

まだ、都市対抗がありますが、地区予選で敗退したチームはオープン戦などで実戦経験を積むことになります。このたび、行われたのは以下のカードです。

シティライト岡山(岡山)×アークバリア(香川)

しかし、普段は大阪の高校野球ばかり見ている僕がなぜ、わざわざ縁もゆかりもない四国の地へと野球を見に行ったのか?それはそこに野球の試合があるから…という御大層な理由ではなく、のちほど語ります。

この日は前日にこの試合があるのを知って、頑張れば間に合うな…ということで早朝の新幹線に乗って瀬戸大橋を通って、志度総合運動公園内にある野球場へとやってきました。7時ぐらいに新大阪出て到着したの9時ぐらいだったかな?香川なんて近い、近い(錯乱)

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今回、紹介するチームに一つがアークバリア。あまり聞かない名前だけど、香川県の会社で車とかに使うガラス質のコーティング剤などの販売を主な事業にしている会社。野球界でもあまり聞かないと思うんだけど、設立当初はプロ野球界において記念打を打つことが多くメモリアル男と呼ばれた広永益隆氏を総監督に迎えていたが、現在は退任。

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このアークバリアに所属する後藤柾紀。僕のブログを古くからご覧になっている方なら、覚えている方もいるかな?かつて、大塚高校でプレーをしていて、日本ウェルネス北九州を経て、昨年からアークバリアに入社。主に上位打線を任されているようだ。一つ上の先輩には楽天の村林一輝がおり、彼のお兄さんは強打の捕手として、2年生時の村林のボールを受けていたという選手で家族ぐるみで村林と付き合いがある。お兄さんの方はきっぱりと野球からは足を洗ったようだが、この後藤柾紀は野球が好きで今でもこのような形で続けている。こういう縁があるので、今日は見に来たというわけだ。

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もちろん、チームとしては相手のシティライト岡山もお目当ての一つ。ずっと、あと一歩の戦いを続けていた社会人チームだったが、昨年は都市対抗、日本選手権にそれぞれ初出場と悲願のシーズン。今年は全国こそ逃したが、中国地区では準優勝とまだまだ中国地区では有力チームと言っても過言ではない。

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選手の名簿を見ていると、元甲子園球児や豊富な投手陣を揃えているのが第一印象。元ヤクルトの児山祐斗投手も在籍しているのだが、補強選手に選出されているためか、この日はそれらしき姿はなく合流していないようだ。

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さて、試合開始。先攻はアークバリア、先に守るシティライト岡山の先発は藤澤壮太。和歌山県立橋本高校から大阪大谷大学から入社の2年目の右腕。高校時代は無名だったと思うが、大阪大谷大学では2部リーグではありながら、下級生時からリーグ戦の主力投手を務めていた。

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ガッチリとした体格から、投げ込む低めのストレートはずっしりと決まる。3番の竹永にヒットは許したものの、初回は無失点で抑える上々の立ちあがり。

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アークバリアの先発は山本侑。高知海洋高校から四国学院大の経歴の右腕。

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シティライト岡山の1番で主将の丸山和明にヒットを許したものの、そのあと、牽制で刺してリカバー。後続も低めに決まる伸びのあるストレートを軸に沈む変化球を決め球に二者連続三振を奪う、こちらも上々の立ちあがりを見せる。

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2回表、アークバリアの先頭は5番の山田慎士から。来春センバツの出場が濃厚な市和歌山高の出身で2014年夏には甲子園出場の経験がある。ということはあの試合の当事者なのか…ちなみに高校卒業後は大商大に進学するも準硬式でプレーしていたようだ。

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その山田がフルカウントまで粘り、ボールスリーになったところでサードを守る岩重章仁から「ねばれ藤澤!」という声が響く。この岩重、高校野球ファンなら覚えている方も多いだろう。2013年夏の甲子園で延岡学園の主軸として準優勝に貢献し、U-18にも選出された実力の持ち主だ。当時はプロ注目の選手でもあったが、高校卒業後は長らくシティライト岡山の主力選手として活躍しているようだ。現在ではチームの副主将も務める。

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その岩重の励ましもあったが、5番山田には四球、送りバントを挟み、7番石本にも四球を与えて1アウト一二塁と塁上に走者を溜めてしまう。ここですかさず捕手がマウンドへ向かい、間を取る。

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一方で先制のチャンスを得たのはアークバリア。しかし、8番西原、9番笹井と打ち取られて、あと一本が出ず、ここはシティライト岡山の藤澤が粘る。

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2回裏のシティライト岡山の先頭は4番を打つ岩重から。ここで期待したいのは4番の一発。

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しかし、ここは相手の山本の低めのボールをひっかけてサードゴロに。後続も同じように打ち取られ、ふらふらしている藤澤に比べて、アークバリアの山本は全体的にボールが低めに決まりテンポのいい投球を見せている。

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3回表、アークバリアは1番から始まる好打順。1番を打つ柴田康弘から。金光学園から国際武道大を経てアークバリアは5年目のキャリア。第1打席のレフトフライを見ると、シュアな打撃が持ち味のようにも思えるが、先日のオープン戦ではホームランを放っており、パンチ力も兼ね備えている。

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その柴田の打球はショートへのボテボテの当たりとなるが、ここはシティライト岡山が軽快にさばき、先頭打者を打ち取る。

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2番を打つのは後藤。時には1番、3番だったりと基本的には上位打線を打つことが多いようで、チームの中では得点のキーマンとして位置づけられているようだ。高校時代も1番を打つことが多かった選手だ。

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2ボール1ストライクのバッティングカウントからスイングした打球は快音を残すもファーストライナーに。もうちょっと、角度が上がればおもしろかったかな?

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上位打線でなかなかチャンスを作れない中で3番竹永がサードの岩重の送球エラーで出塁。当たりこそ悪かったが、第1打席に続いて出塁。次の4番新谷は続けなかったが、この竹永がアークバリアの中では持ってる男か?できれば、走者がいる状況でこの竹永に回していきたいところだ。

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味方が走者を出しながらも得点できない中で快投が続くのが、アークバリアの先発の山本侑。3回裏も下位打線をきっちりと三人で切る投球。球速はあまり出ていないかもしれないが、伸びのあるストレートが低めに決まり、変化球も縦横をきっちりと投げ分けられているのが、ここまでの印象だ。四国学院大から4年目という右腕。まだ、1年目か2年目だったら、おもしろい存在なんだけどなぁ…

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先発の山本が頑張っているので、なんとか先制点が欲しいアークバリア。4回表、四球と7番石本の左中間へのヒットで2回に続き1アウト一二塁のチャンス。状況と打順の巡りが似通っているのだが、今度こそ先制できるか?

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しかし、8番西原はバント失敗、9番笹井の打球はふらふらっと上がるおもしろい当たりのフライだったが、ライトがきっちりと捕球し、このチャンスも生かせず無得点に。

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4回裏、シティライト岡山は第1打席でヒットを放っている1番丸山からだ。この丸山は地元・岡山の玉野光南高から名門の亜細亜大という経歴の持ち主。大学時代は全国大会に何度も出場、神宮大会の優勝経験も二度という輝かしい実績を残して、地元の岡山の企業へと凱旋した。

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打順も一巡して、そろそろ攻勢に出たいシティライト岡山だが、1番丸山がここは山本の前に空振り三振。

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2アウトから3番の坂口湧希がショートへの内野安打で出塁。しかし、巧みな牽制を持つ山本侑は走者を出しても投球が崩れる様子はない。相手4番打者の岩重との対決に尽力。

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この岩重も空振り三振に仕留め、2アウトから走者は許したものの、ここも無失点で切り抜ける。

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今の投球にアークバリアのナインも大盛り上がりでベンチへ戻ってくる。「侑さん、マジえぐい!」なんて声も聞こえてくる。

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シティライト岡山は5回表から継投に入る。二番手は今年から新加入の左腕・岩永啓汰。相手の打順が左の続く1番からの上位打線に回るところでの起用だ。岡山東商から環太平洋大という経歴の岡山一筋の投手。大学時代には明治神宮大会で準優勝の実績。ノーワインドアップから二段気味に足を上げてから、ややアームっぽい腕の使い方から投げ込んでくるオーバーハンド。繰り出すボールのスピード、威力は十分。

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その中で3番竹永がまたしても相手ショート強襲の当たりで出塁。なにか持っているのだが、アークバリアはこの選手の出塁を生かせない。そのまま、岩永の球威に押し切られる形で無得点で攻撃を終える。

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ここまで押しているのはアークバリアだが、この岩永の投球で攻撃陣ものってきたか?5回裏、先頭の5番岩本がライトへと運ぶソロホームランで1点を先制!

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ツーナッシングからの甘い変化球を見逃さなかったか?スーッと出たバットからぐーんと伸びていった。再三のチャンスを逃したアークバリアに対して、シティライト岡山が一振りで先制に成功した。

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ここまで快投を見せていたアークバリアの先発の山本侑。しかし、疲れか今のホームランで動揺したか?ショートの二つのエラーと四球で満塁のピンチに。これ以上の失点はできれば避けたい。

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1アウト満塁、ここで回ってくるのは第1打席でヒットを放っている1番の主将の丸山。

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ここも第2打席に続いて空振り三振。アークバリアのバッテリーがまずは持ちこたえる。

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ここで、アークバリア側は守備のタイム。一旦、間を置く。

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しかし、満塁の場面はまだ続く。シティライト岡山は突き放す追加点を、アークバリアはソロホームランだけの最少失点といきたい。シュアなタイプに見える佐々木良輔もファウルで粘る。

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追い込んだアークバリアのナインからはマウンド上の山本を鼓舞する声が響く。外野を守る後藤からも「侑さん、投げきれ!」「失投なしやぞ!」という声も聞こえる。しかし、後藤は大阪離れて、4年目だけど、関西弁が抜けないね~(笑)

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追い込んだアークバリアのバッテリーに対して、ファウルで粘る佐々木の根競べの様相になってきたが、フルカウントになる前に結果が出る。

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佐々木の打ち返した当たりはセンター前への2点タイムリーヒット。根競べに勝ったのはシティライト岡山で貴重な3点目が入った。

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前半、5回を終了してアークバリア0-3シティライト岡山。初回から4回まで押していたのはアークバリアの方だが、一振りで試合の主導権を握った感があるのがシティライト岡山。5回表に見事な投球を見せた岩永の後にも優秀な投手陣が控えていそうで、この3点という差はアークバリアにとってはかなり重い。ただ、ここまでチャンスは作っているので、なんとか6回、7回の間でコツコツ返したいところだ。

しかし、6回表のアークバリアの攻撃は無得点に。ここまで、5番から得点圏のチャンスを作っていただけに先ほどの失点と二番手の岩永の投球で序盤の前半の勢いをせき止められてしまった感がある。

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すると、6回裏、先頭の4番岩重がライト前へと運ぶヒットでノーアウトの走者が出塁。

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ここで回ってきたのは先ほど先制ソロの5番岩本慎太郎。

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ここも上手くすくい上げた打球は右中間を越える!

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打った岩本は三塁へ!タイムリースリーベースでシティライト岡山に4点目。この打席も追い込まれてからの一打。体格に似合わず意外とシャープにバットが出るタイプで、バッテリーは少し追い込んでからの攻めが甘かったか?

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前半まで試合を作ってきたアークバリアの先発の山本侑だが、四球を出しながらも後続を抑えて2アウトまで漕ぎつけたところで、投手を岡野雄介に交代。甲子園に最も近い方の鳴尾高校?そこから、関西福祉大に進んでからアークバリアへ。今年で6年目らしく、そこそこのキャリアだ。継投で相手の攻撃を断ち切りたいアークバリアだったが、立ち上がりからボール先行の苦しい投球が続き、二者連続四球による押し出しと2番佐々木にまたもタイムリーヒットを浴びて、さらにシティライト岡山が3点を追加し7点目と圧倒的なリードを奪われてしまう。

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7点の大きなリードをもらったシティライト岡山は盤石の継投へと入っていく。三番手は福岡大時代から最速151キロの速球でプロ注目選手でもあった馬場康一郎。快速球を武器に長崎・諫早高から初のプロ野球選手を目指す。

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しかし、その速球もやや合わせやすいか?7回表、1アウトから1番柴田がレフト前へと運ぶヒットで出塁。ようやく、アークバリアは攻撃の起点となりそうな選手が出塁。

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そして、柴田は次打者への初球で二盗を敢行し、見事に成功。ここまで、やられっぱなしのわけにはいかない。

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続く2番後藤は早々に追い込まれるも、ファウルで粘った後に馬場のワイルドピッチを誘い、1アウト三塁と得点のチャンス。

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次の球を打ちにいくが、ややボールに押されたか?という当たりだったが、飛距離は十分なライトフライに。この当たりで三塁走者の柴田が生還し、アークバリアが1点を返す。できれば、後藤がチャンスを広げて、この日、当たっている3番竹永へと回したいところだったが、最低限の役割は果たせた。

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7回裏、シティライト岡山は1アウトから5番岩本が今度は技ありのセンター前ヒットで出塁。スーッと出てくるバットから強烈な当たりを飛ばしてくる。体格に似合わない柔軟な打撃が都市対抗などでも投げるようなプロ注目のエース格の投手からもできるようなら、ドラフト解禁年となる来年はおもしろい存在だ。

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立ち上がりにまとまった失点をした岡野だが、岩本の出塁は許したものの、それ以外は持ち味なのか打たせて取る投球で切り抜け7回裏を無失点に。

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シティライト岡山は8回表から四番手の牛嶋一成をマウンドに。熊本の鎮西高校から山口の至誠館大学、そしてシティライト岡山へと入ってきた右腕。6年目で社会人としてはそこそこ長いキャリアの選手。常にセットポジションでクセのないコンパクトなフォームから投げ込むが、力のあるストレートで押し切る投球スタイルだ。相手の4番から始まる好打順を自慢のストレートでねじ伏せ、三者凡退に抑える。

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8回裏、シティライト岡山は先頭打者が出塁するも、続く打者のポテンヒットでその走者が一気に三塁を狙おうとしたところで挟殺とややちぐはぐな攻撃に。

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岡野が1番に帰って丸山を見逃し三振、2アウト一塁になったところでアークバリアは投手交代。

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三番手は右腕の原田将。自身も遅い球という自覚はあるようで、右肩を下げてから、リリース時にはなでるような腕の振りで投げ込む軟投派といったところか。社会人でこの手の投手はなかなか珍しい。ここを抑えて、リズムよく9回の攻撃に入っていきたいところだが、2番佐々木に死球を与えてしまう。どうにも出てくる投手の立ち上がりが苦しい。

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決め球に苦しむ原田は続く3番坂口に粘られた末にレフト前へと運ばれ1点失う。選手層の差もあるのだろうが、アークバリアはどうにも継投がスムーズにいかない。

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とどめの一打といくか?続く打者は4番岩重。

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しかし、ここは力が入りすぎたか?原田の緩いボールに空振り三振に。アークバリアはなんとか最少失点で抑えた。

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9回表には今年、新加入の米田知弘。昨年、二部リーグながら、最速150キロのプロ注目投手だった。和歌山県立橋本高校から大阪大谷大学へ進学と先発の藤澤とは同じ経歴の選手だ。ちなみに、一つ下の後輩にはアークバリアの後藤の高校時代のチームメイトだった宮坂泰典、伊藤里優がおり、特に同じ投手の宮坂は彼にはなかなか世話になったかもしれない。

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昨年は故障の影響か、二部リーグでは圧巻の成績を残すもプロからの指名はなし。ふれこみ通りの力強いストレートでアークバリアの下位打線を抑え込んでいく。

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最後も見逃し三振に仕留めてゲームセット。ストレートの威力は十分で、ストライク先行の投球ができており、制球力も及第点。あとは変化球の精度、制球力のさらなる向上が見られれば…

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結果的に大差で敗れたアークバリア。今秋の四国の予選リーグは参加チームの中で唯一、勝ち星をあげることができなかった。一応、社会人のチームではあるものの、この試合後のすぐに仕事を抱えてる選手もいたりと野球優先という環境の中でやっているわけではないようだ。選手層も少なめ…と台所事情は厳しい。その中でできることは何か…やはり、センターラインが弱いのが気になる。特にこの日はショートのエラーが目立ち、センター前に抜けた中には捕ってほしいような打球もいくつかあった。捕手はリード面に課題が見られたが、それは経験や研究でどうにかなる部分だし、スローイングやキャッチングはあまり問題はない。やはり、他のセンターライン、特にショートの守りを強固にしたい。チームのオーナーさんらしき人が観戦していて、今年もいろいろな選手を入れたいということを口にしていたようだ。しかし、高校、大学のトップレベルでやっていたような花形といえるような選手の入社は望めないだろうから、小柄で打撃が非力すぎてメンバーから外れているものの、守備の足取りはいいといった小兵タイプの勧誘はどうだろうか?

やはり、アマ野球の最高峰である社会人野球では打ち勝つ野球よりも投手を中心とした守りが重要でロースコアになりやすい。そんな中でセンターラインが弱いのは致命的なので、センターラインを含めた強化以外にも投手陣の整備も必須だ。その点、この日、前半まで快投を見せた山本侑の存在は大きい。シティライト岡山と創部の時期はほとんど変わらないので、そろそろ四国でも結果を残せるシーズンを出したい。

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一方の勝利したシティライト岡山はさすがの充実した戦力といった印象のチームだった。打撃陣にはやや物足りなさはあったものの、この日、ホームランの岩本などの活躍は来年は楽しみ。なにより、本格派右腕を多くそろえる豪華な投手陣は見応え抜群で、後半の継投は見ていて楽しかった。本来なら、ここに元プロの児山も加わるから、さらに盤石の布陣だ。来年はどんな投手が入ってくるのかも楽しみ。ちょっと、来年は許されるなら中国地区へ見に行こうかと思わせるチームだった。

しかし、こうやって展望を語ってはいるが、このコロナ禍で社会人野球はさらなる苦境に立たされるチームが出てくることが予想される。僕は社会人野球に関しては深く関わっていないし、見たこともないので世界もわからないが、今秋の四国地区の大会では試合日にメンバーが揃わず棄権し、それ以降の試合もすべて棄権という扱いになった。なぜ、その試合日だけを不戦敗にしないのだろう?と、このルールは不思議に思った。本当に連盟はこの世界を発展させるか、守る気があるのだろうか?高校野球ばかりがいろいろと言われるが、大学野球や社会人野球などの他のアマ野球も「あれ?」と思うようなルールや不文律などがあるなと感じる時がある。この分野のファンの中には見て欲しい人はいるだろうけど、まずはこういった問題点などにも向き合うべきだと思っている。実際、社会人野球に関しては他のアマ野球に比べれば試合のレベルは確実に高いので、ハマる人は本当にハマると思う。

僕一人の力ではこの世界や文化を変えたり、地位を向上させることはできないけど、このような場で発信することで、こんな世界があるんだ、この野球もおもしろいな、シティライト岡山か、アークバリアか、という風に誰か一人が興味持ってくれることを願いまして、締めさせていただきます。今回はアークバリアの後藤君に会えたのがよかった。ご両親も読んでくれるとうれしい(笑)