書こうとしていたネタが諸事情で今は書けなくなったので、思いのほかスケジュールが空いた。なので、気を緩めてゆる~いペースで書いてます。とはいえ、関係者やファン(いるのか?)の方には大変、お待たせしていると思うので、ぼちぼち書いていかないとね。

というわけで、もう一度、下飼手杯の予選リーグの記事でございます。今回は3年連続の交野高校へとお邪魔しました。この日、組まれていたカードは以下の通りでございます。

第一試合 牧野×守口東

第二試合 交野×寝屋川

第三試合 四條畷×城東工科

この日はガッツリ3試合見る気満々だったんですけど、季節外れの陽射しと暑さにやられたので、例によって第二試合で退散しました。マジ、申し訳ない。この反省は次週に生かされる形となりましたが。

また、例によって一部の選手を除き、選手名は打順やポジションなどで表記します。だって、メンバー表どころか背番号もねーもん(笑)下手すりゃ、写真と選手が一致してない可能性もあるので、ご了承ください。

2020年11月8日。IN交野高校

この日は前日の夜から降り続けた雨の影響なのか、この地域では珍しい朝から濃霧が発生し、各交通機関に遅れが生じていた。 こりゃ、試合も遅れるな~と思っていたが…

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霧よりもグラウンドの土の方がやばくて、到着した時には土に浮いてた水を吸って、土を入れる作業してたかな。あー、こりゃ長引くなって。

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ようやく、試合ができる目途が立ったようなので、両チームともにアップやキャッチボール開始。こちらは守口東。

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到着してから、1時間後ぐらいかな。日も出てきて、サイドノックぐらいはできるようになってきた。一塁側は牧野。

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というわけで、9時55分ぐらいだったかな?試合開始。しかし、両チーム、部員不足に悩んでいるためか、髪の長い選手の姿が目立つ。これも時代の流れなのか、苦肉の策ゆえなのか…とはいえ、高校野球=坊主頭という図式も公立を中心に変わってきているかもしれない。

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整列が終わって、先に守りにつく牧野のナインからは「やばい、やばい!」「レフト、水浮いてんねんけど」という声が聞こえてくる。試合にも影響しかねないグラウンドの状態で試合開始。

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そんな中でマウンドに上がった牧野の先発の右腕。常時、セットポジションで右肩を下げるゆったり目のフォームから投げ下ろすオーバーハンド。もしかして、高校から投手を始めたか?走者が出てから、クイックや牽制が甘い感じを見受けられた。そこを突かれて、四死球によって出した走者に重盗を決められ、1アウト二三塁とすると4番打者の犠牲フライで守口東が1点を先制する。ただ、牧野もこの1点のみで抑える。

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守口東の先発はおそらくエースであろう右腕。沈み込むようなフォームから腕を横手気味に使うスリークォーターかな?腕の振りは上投げに見えたんだけど。腕を折りたたむテークバックの小さいリリース。

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2番打者がレフト前へのヒットで出塁し、4番打者への初球で盗塁を仕掛けるもここは守口東のバッテリーが刺してタッチアウト。牧野は結局、3人で攻撃を終える。しかし、この写真からでも、どれだけグラウンド状態が最悪だったのかを物語ってるね…

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2回表から牧野は早くも二番手へ継投。先発は経験を積ませるため?こちらも常時セットポジションからタメを作るようなフォームで投げ込む右のオーバーハンド。先発した投手に比べると、角度があって、ボールの精度もなかなか。

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その立ち上がり、先頭の6番打者のレフトオーバーのツーベースでノーアウトで二塁のチャンスを作ると、一つアウトを挟んで8番打者の左中間オーバーのタイムリーツーベースが飛び出し、守口東に2点目。序盤ではあるが、コツコツと加点しリードを広げる。

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2回裏、牧野は1アウトから5番打者がセカンドへの内野安打で出塁。グラウンドがぬかるんでいるため、バウンドが弱くなり、こういうヒットが出やすい。転がせば何かが起こる、という状態だが、後続を守口東のエースが二者連続で三振に切って取り、無失点で切り抜ける。守口東のエースはのらりくらりと投げてるように見えるが、ストレートに勢いはあり、そのためか変化球も効果的に決まっている。牧野の打者たちは意外と手を焼きそうだ。

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勢いに乗る守口東は3回表も攻める。先頭の2番打者がセンター前へのポテンヒットで出塁。続く3番打者がライトオーバーのタイムリースリーベースで一塁走者が生還し、3点目。さらに1アウト一三塁とした後、6番打者がライト前へのポテンヒットがタイムリーとなり、さらにもう1点追加し4点目が入る。2番打者への出塁を許した際に、牧野のベンチからはこのグラウンド状態を考慮し「思い切ってとびこんでいい!跳ねないから!」という声が飛んでいた。このグラウンドの状態、その変化の把握と対応次第で試合がまた動いていきそうだ。

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3回裏、ここまでは走者を出しながらも全体的には快調な投球を続けている守口東のエースだが、2本のヒットを浴びて、2アウト一三塁。ここも走者を出しながら抑えるか?

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しかし、ここは牧野がチャンスを生かす。3番打者が技ありのライト前へ流し打つタイムリーヒットで1点を返した。

序盤に試合が動いたが、4回表、4回裏は両チームとも無得点。試合も中盤に入って落ち着くかというところ。

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5回表、守口東は先頭の2番打者が四球、3番打者が痛烈な当たりのレフト前ヒットでチャンスを作る。ただ、後続は倒れて2アウトとなってしまう。

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2アウト二三塁となり、6番打者の転がった打球をサードが処理するが、悪送球となりオールセーフに。三塁走者も帰って、守口東としては貴重な追加点となる5点目が入った。

5回裏の牧野は相手のエラーと死球でチャンスを作るも無得点。試合は前半を終えて、守口東5-1牧野とここまでは守口東が優位に試合を進めている。今年の牧野は確か2年生の部員が少なかったはず。1年生に主力が多いためか、まだまだチームの精度や技術、試合を戦い抜く体力や経験そのものが足りていないか?

試合は後半に入って、6回表の守口東の攻撃は無得点。

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6回裏、1アウトから5番打者がバウンドの弱い当たりが幸いし、ショートへの内野安打で出塁。守口東のエースはここでも崩れない。6番打者を空振り三振に取ると、7番打者への2球目を投じる前に飛び出した一塁走者を挟む。ただ、ここは一塁走者が無事に戻り、難を逃れる。

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このランダウンプレーの後で次の投球をしようとしたところで、一塁塁審が守口東のエースのスパイクのひもがほどけているのを見て、プレーを中断。

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プレー再開後、5球目のファウルの当たりが、打席上のネットに当たったのではないか?と四氏が協議。学校グラウンドならではのルールで上のネットに当たるとアウトになるというものなのだが、これに該当するかどうか。協議の結果、アウトが宣告され、守口東が無失点で切り抜けた。

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7回表、守口東は先頭の4番打者が四球で出塁するも、続く5番打者がフルカウントから空振り三振、スタートを切っていた一塁走者も刺されて三振ゲッツーになり、チャンスを潰す。後続も抑え、ここは牧野が冷静に処理。

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7回裏、牧野は1アウトから9番打者が四球で出塁、さらに1番打者もセンター前ヒットで続き、チャンスを広げる。ここらで、そろそろ点差を詰めていきたい。

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さらに続く2番打者はピッチャーゴロも二塁への送球が逸れてしまい、オールセーフに。点差のある守口東としては一つずつでいいのでアウトを重ねていきたいところ。一方の牧野はこれから中軸に回るこの絶好のチャンスを最大限に生かしたい。

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すると、3回裏にタイムリーを放っている3番打者がまずは三遊間を破るレフトへのタイムリーヒットで1点を返すと、

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さらに4番のショートゴロの間に三塁走者が生還し、1点を返すと、5番打者が初球を叩きツーベース、2人帰って、牧野がついに試合を振り出しに戻す。

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さらに牧野の積極的な初球攻撃は続き、6番打者もヒットで続き2アウト一三塁とすると、7番打者のゴロをショートがエラー。三塁走者が生還して、牧野に6点目が入り、一気に逆転に成功する。一方の守口東は四球とミスが絡んだとはいえ、牧野の積極的な攻勢の前に手痛いビッグイニングを作られてしまった。

とはいえ、点差はまだ1点。追う側になった守口東はもう一度、チャンスを作って再び試合の主導権を握りたいところも8回表はヒットの走者を一人出すも繋がらず無得点。

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7回裏にビッグイニングを作られた守口東だが、8回裏は先ほどのバタバタとした守備がウソのように軽快な守り、ファーストも懸命に足を伸ばして応える。

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そろそろ、疲労が見えてきたエースも8回裏は三振を奪うなど前半までと同じような快投を見せ、1点のビハインドのまま9回の攻撃を迎える。

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わずか1点のリードで9回の守りの牧野は二番手でマウンドに上がった右腕がそのまま。前半こそ、守口東の打線に捕まったが、後半は要所を締めて無失点の投球を続ける。このまま、試合も締めていきたい。

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1アウトから3番打者を四球で歩かせるが、4番打者を肩口から曲げる変化球で見逃し三振に取り、残るアウトは一つに。守口東はあとがなくなった。

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残るアウト一つとなったところで牧野は守備のタイム。しかし、ここからのアウトが遠く5番、6番と二者連続で四球を与えて、2アウト満塁に。一打逆転、あるいは四死球、暴投、ボークなどで同点になる状況だ。

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同点、逆転の目が見えてきた守口東はこのチャンスで7番打者がライトへ打ち上げる。

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打球はライトの守備範囲。このフライをライトがしっかりとキャッチし、ゲームセット。それを見届けた牧野の投手は両手を叩いて、ホッとした様子。

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試合は牧野6-5守口東で牧野が終盤にビッグイニングを作り逆転勝ちを収めた。今年から、枚方津田時代に8強入りの経験がある柿本氏が監督に(だったよね?)。さすがの采配というべきか、7回裏の積極攻勢とそこまでの展開に持ち込んだ選手たちの頑張りもお見事。一方の守口東は前半までは押していただけに7回裏のビッグイニングが痛すぎた。また、後半は無得点に終わった攻撃も痛かった。ここで追加点が取れていれば、もう少し7回裏の守りの意識にも変化が現れたはずだ。ただ、どちらも現時点では技術や体格でも未熟な面が見られ、部員数といった台所事情も厳しいが、大柄でパワーのあるポテンシャルの高い選手も見られる。あきらめずに冬の練習に取り組んで、春に観戦の機会があるならば、是非とも大化けした姿を見られればうれしい。


それでは、第二試合へ。交野と寝屋川の対決。

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寝屋川はこの時点で予選リーグ、しかも首位で突破を決めてたんだったかな?7月末からここまでは1年生と2年生に分けて、試合をこなしてきたが、この日はオール寝屋川という感じで1年生もメンバーに加わる。その部員数の多さに他校の父兄さんからも「多いなぁ」と感心の声があがっていた。

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一方の交野。第一試合の牧野同様、昨年は新入部員が少なく、おそらくメンバーの中には1年生を出さざるを得ないポジションがあるというチーム状態だろう。それでも、単独出場できるほど今年は1年生の部員に恵まれた。決勝リーグ進出へ、こちらも負けられない戦い。

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一方の予選リーグを突破を決めている寝屋川はこの日は1年生に経験を積ませたい意図が見える布陣。先発の1年生右腕・奥野に女房役の野崎が笑顔で語りかける。

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試合開始前の整列、位置も位置だけど、寝屋川の選手たちが多すぎるので見切れてしまう。最近の実績と昨今の進学需要を考えると、進学の公立校に人気が集まるという事情だけでなく、達監督などが地元を中心とした中学のチームにも寝屋川高校野球部の存在を働きかけ、興味を持った中学生の見学に応じる、そこに学年、学力の有無は関係ないといった懐の深さも人気の要因になっていることだろう。

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試合開始。この日も寝屋川は後攻を選択。先に守る寝屋川の先発は先ほど紹介したように1年生右腕の奥野。今年の秋の公式戦は保護者も含めて無観客だったし、そもそもベンチ入りしていたかどうかも怪しいので、このような結果の出る舞台で観客に見られるといった中での登板は高校に入って初めての経験だろうと思われる。ノーワインドアップでテークバック大きめのフォームからリリースの腕の位置はやや低いところから投げ込んでくる。サイドかな?スリークォーターかな?球速はあまりないが、緊張している面持ちの割には制球はよさげ。

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こちらもおそらく、初スタメンであろうショートを守る森下だったかな?眼鏡がトレードマークの秀才軍団のショートストップとかに成長してくれるといいね。

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寝屋川のことばっかり言ってたら、交野の2番打者が1アウトからその森下の横を抜けるレフト前ヒットで出塁。相手の奥野はおそらく初先発、その立ち上がりの隙をついていきたいところだ。

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今年から少し指導体制の変わった交野だが、ここ数年、力を入れている打撃を押し出し、無難に送らずにクリーンアップらしく3番打者は強行。なかなかの快音を残すが…

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ここは5→4→3のダブルプレーが成立し、寝屋川が無失点で切り抜けた。先発の奥野の球はどれも快音を残された当たりだったが、バックがしっかり守り初登板の奥野を盛り立てる。

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交野の先発はダイナミックなフォームの右のサイドハンド。背番号は6をつけているので本職は遊撃手かもしれない。ただ、今年の寝屋川は主力打者が右ばかりなので、この手のタイプは有効か?

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すかさず、寝屋川は相手の立ち上がりを攻める。1番野崎が鮮やかにセンター前へと打ち返して、出塁。

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もちろん、いきなり仕掛けてくる。初回、次打者への初球、様子見などせず走ってくる。

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しかし、ここは交野バッテリーも警戒、準備もできていた。野崎の盗塁を阻止して、まずは1アウト。

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盗塁を決めることができなかった寝屋川だが、続く2番鍵谷が右中間オーバーのツーベースで出塁し、再びチャンスを作る。

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さらに3番田中がセンター前ヒットで鍵谷が生還し1点を先制すると、4番中野にもライトオーバーのツーベースが飛び出して、一塁から田中が一気に生還して2点目も入り、寝屋川が盗塁の失敗もあったものの4連打で先制攻撃に成功。

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2回表からは4番も打つ中野がマウンドへ。一塁しか守れないイメージがあるが、実は本来は捕手らしい。下級生から正捕手を務める野崎がいるというチーム事情もあって、その守備位置に就くことはないが、今年の代替大会のメンバー表でも捕手で登録されていた。そのためか、肩の強さはなかなかなのか、本格派右腕のようなボールを投げて三者連続三振と交野の打線を寄せ付けない圧巻の立ち上がりを見せる。

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初回に先制を許した交野の先発の右サイドも2回裏は持ち直し、無失点に抑える。

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特に交野の内野陣がまだまだグラウンド状態が悪い中で軽快な守備を見せる。第一試合では両チームがこのグラウンド状態に苦戦していたが、交野は勝手知ったるという身のこなし。

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3回表、交野は1アウトから8番打者が粘って四球で出塁する。力の投球を見せる相手右腕の中野に対してストレートにだけは押されないようにと下位打線は合わせるように打ちにいっているか?

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しかし、それでも後が続かない。9番打者は初球を狙うもライトフライ。ならば、足で揺さぶろうと二盗も仕掛けるが、ここは寝屋川のバッテリーも二盗を刺して、交野はこの回も結局、3人で攻撃を終了する。

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3回裏、1番からの攻撃でその1番の野崎がライトへのポテンヒットで第1打席に続いて出塁。先ほどは刺されてしまったが、今度こそは決めたいところ。

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達監督もストップウォッチを持って、タイミングを計っているか?

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今度は2ボール1ストライクのバッティングカウントでスタート!交野の捕手も素早く送球!

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ここも刺した交野のバッテリー!今度は後続もしっかりと抑えて寝屋川にペースを握らせない。

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2点差こそあるが、交野は守備からリズムを作りつつある。4回表、1番打者がエラーで出塁すると、セットになると少しボールが乱れる中野の投球を見極め、2番打者も四球を選んでノーアウト1・2塁とチャンスを掴む。

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この回から、エース左腕の辻野がブルペンで肩を作り始める。ここから、交野の打線もクリーンアップに入るので、中野の今後の投球内容次第では急ピッチで作る必要が出てくるかもしれない。

その後、アウトを一つ挟み、併殺崩れと二盗で2アウト二三塁と一打同点のピンチを迎えるも達監督は「同点まではいいよ~!」と叫んで、前寄りに来ていた外野を定位置に戻す。ただ、そんなものはお構いなしに中野が交野の5番打者を見逃し三振に仕留めて無失点で切り抜ける。

先述したが、7月末から寝屋川は1年と2年に分けて対外試合を行うケースが多い。特に秋の大会以降はあまり試合中に指示出しをする姿は見かけなかったが、この日はあまり実戦に出る機会のなかった選手が混じっているためか、達監督は細やかな指示を出している。

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初回以来、得点できていない寝屋川。試合も中盤に入り、そろそろ中押し点が欲しい。4回裏、先頭の4番中野がレフトへ強烈な当たりのヒットを飛ばして出塁すると、5番西野もショート強襲のヒットで続き、こちらは連打でノーアウト一二塁のチャンスを得る。

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交野はチャンスで一本出なかったが、寝屋川はこのチャンスに6番山本がファウルで粘った末にフルカウントからセンター前へ運んでタイムリーヒット。二塁走者の中野が帰って1点を追加する。この後もチャンスは続くのだが、バント空振りで走者が飛び出してしまうミスもあり、1点のみで攻撃を終える。交野としては最少失点で凌げた。

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先ほどの4回表の攻撃で少し相手右腕の中野の攻略の糸口が見えてきた交野だが、振りかぶって投げるとなかなか手がつけられない。2アウトから四球で出塁したものの、中野の力のあるストレートの前に無得点に。

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5回裏、1アウトから1番野崎が四球で出塁。この日、3打席はすべて出塁。しかし、二度盗塁も失敗している。ここは三度、仕掛けるか、塁上でプレッシャーをかけるに留めるか…

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交野の内野陣も足取りは軽そうだが、考えることや動くことはいろいろありそうだ。それだけでも序盤でアウトになっても仕掛けてきた足攻めが響いてくる。

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ここまで二度刺したバッテリーだったが、逆に意識したのは交野バッテリーだったか?ツーナッシングと追い込んだ3球目の前に牽制悪送球で二進を許してしまった。さらに鍵谷には粘られて四球、ノーアウト一二塁と4回表に続き苦しいマウンドになる。

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このチャンスで3番田中が走者一掃のセンターオーバーのタイムリーツーベースが飛び出し、2点を追加し5点目。効果的といえる得点が入り、なおも得点圏のチャンス。枚方なぎさ戦は一気にここからコールドを決めるビッグイニングを作ったが?

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続く4番中野の高く上がった打球はとどめの一発とはならず、センターフライ。

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しかし、次打者の5番西野が引っ張った打球がいい角度で上がる!

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見ている者も確信するほどの打球の角度と速さ、レフトフェンスオーバーの当たりは勝利へと大きく近づくツーランホームラン。先ほどの田中の当たりといい、今年の寝屋川は機動力を封じられてもパワーがある。

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この一発にブルペン陣も大はしゃぎ。いやー、やっぱり投手って援護がホームランで入ると嬉しいようで、ブルペンで肩作ってる投手が大きな打球が上がって、「いけ!いけ!」とテンション高くなる様子や入ったら自分が打ったわけでもないのに「おっしゃ!」って自分が打ったように喜ぶのとか見るの大好きです(笑)

交野もこの後は踏ん張り、まだまだ試合が続く。ただ、前半5回を終了して、交野0-7寝屋川と今の攻撃で寝屋川が圧倒的優位に立ったことには変わりない。交野としては昨年のように後半で一気にビッグイニングを作ってひっくり返したいところだが、後ろに辻野が控えているということを考えると…4回表の攻撃で無得点だったのは痛い。

そろそろ、反撃していきたい交野だが、6回表も四球で走者を出すものの無得点に。

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寝屋川は6回裏には代打攻勢。点差も少し余裕が出てきたので、この日、ベンチ入りしている1年生などを起用したいのだろう。そのため、7回以降は大幅なメンバーや守備位置の変更が予想されるが、この日は今大会でも攻守に躍動する遊撃手の菅などの主力もまだベンチに控えているため、もし、万一、ここから追い上げられて競る展開になっても保険があるといったところだろうか。

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交野は6回からは背番号14の右のオーバーハンドに投手交代。2アウトから連打でピンチを招いたものの無失点に抑えて、点差を広げられることなく7回表の攻撃に繋げる。交野としてはまずは1点。

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しかし、7回表のマウンドにはエース格の左腕である辻野。上背はあまりないが、下級生からエースナンバーも背負ったことのある左腕は去年まで軟投派という印象だったが、だいぶ、下半身がごつくなっただろうか。ストレートにも勢いが出てきたようにも見える。7点のリードがあるが、ここで試合を締めるためにも1点も許さないという気持ちで投げ切りたいところだ。

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先頭打者は空振り三振に仕留めるさすがの投球を見せるものの、6番打者を四球で歩かせる。さらに出塁した走者は二盗を決めてくる。点差を考えると、あまり無理をしない方がいい場面だが、1点でも入れば試合はまだ続く。相手はどうかわからないが、一本で帰ってこれるという状況は打者にとっては気分が楽になる。

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しかし、次打者が辻野の投球に対応できず空振り三振。交野はあとがなくなる。

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そして、8番打者への2球目で二塁走者が飛び出してしまい、三塁でタッチアウト。あっけない形で試合が終わってしまった。

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交野のバッテリーがたびたび寝屋川の盗塁を刺すなどして、序盤は主導権を握らせない展開が続いたものの、5回裏のここぞの長打に沈む結果になった。寝屋川は全て公立が相手とはいえ、不戦勝を除けば予選リーグを全てコールド勝ちと圧倒的な力で突破して、決勝リーグに臨む形になった。

その後、交野も決勝リーグに2位通過で進出したが、準々決勝で関西創価に敗退。対して寝屋川は準々決勝で常翔学園に勝利、準決勝で東海大大阪仰星Aに敗北したものの、3位決定戦で東海大大阪仰星Bに勝利し3位で終えることができた。Bチームではあるが、大会と名のつく試合でついに強豪私学からの勝利を得ることができた。ちなみに翌日の太成学院大高との練習試合も2年生組からは2試合で5本のホームランが飛び出すなど連勝したとのこと。公立相手に無敗、強豪私学からの勝利と一つの壁を越えたように思う。

今年の寝屋川は例年に比べて各打者たちのパワーが増しているのが試合を見ていてわかるし、下飼手杯以降、10本以上のホームランが飛び出していることからも数字にも表れている。また、寝屋川の特徴でもある機動力も健在だ。今の各打者たちの能力とこの一冬の成長なども踏まえると、東海大相模のようなアグレッシブベースボールのような形を目指してもいいのではないだろうか?打つだけでなく、走ること、守ることも攻撃的に…今の寝屋川なら、そんなチームを目指せるぐらいのチーム力とポテンシャルがある。さらに寝屋川なら「思考」もプラスしたい。

アグレッシブな野球に至高の思考を組み合わせた野球になると、かなりおもしろいチームになりそうだ。

というわけで、今回というか、今年の試合記事は以上でございます。本当になんというか寂しいシーズンになったというか、でも試合見れた日があっただけでもよかったか。今回はこんなもので。