2006年04月05日

矛盾に満ちた互助会の第3準備書面

今回互助会から退会給付金廃止に伴う返還金の性格について準備書面が提出されました。これは裁判所よりこの返還金の性格を更に明らかにするようにとの指示によりなされたものです。
この準備書面には全く承伏できません。以下数点について考えを述べます。

一点目の市町村等への返還金の性格について
互助会はこの返還金は、制度廃止に伴う余剰金に市町村等からの補給金が一部含まれているのでそれを清算した「清算金」で不当利得の返還ではない。しかしながら法的性格は清算金であるが実質は不要となった補給金の返還である。したがって市町村等は清算金と同額の補給金の返還を受けていることになる。
言い換えれば、現在提訴されている不当利得の返還ではないが、補給金から返還しているので、その限度で訴えの利益は消失している、何とも都合の良い主張で到底納得が出来ない。
仮にこの論が通用したとしても、返還に充当された補給金とはS55年から昨年まで補給金のいつのものかが明らかでない。S55年から1700億円近くの補給金が出されており、この100億円は一体いつの分なのか?
制度発足からH12年度位までは互助会の単年度収支は黒字で推移していた。それ以降補給金の削減や退会給付金の激増で赤字に転落している。これから考えるとこの余剰金は少なくともH12年度以前に積み立てられたと考えて良い。そうすると、私達が主張している不当利得返還請求の期限即ち平成11年度から平成16年度(私どもは平成16年度)とラップしていない、即ちこの100億円は訴訟の対象としている期限の補給金では無いことになる。従って今回の返還金を限度に損害が補填されたとは言えない。

二点目の市町村職員等に優先して600億円を返還した理由について
互助会は、優先して返還したのは職員等の会費は天引きしており、その会費分が返還されないで市町村等に戻されると給与の減額となる。これは地方公務員法に反するので会費分を優先して返還した。といっている。
この様な理屈が成り立つのか正直唖然としました。以下その矛盾について述べます。
‥薫きの処理は本来職員等自らが会費を納めるべきであるが、事務効率上行っているだけである。
和泉市の条例では
第44条 職員の給与から控除できるものは、法律で特に認められたものを除くほか、次の各号に掲げるものとする。
(1) 社団法人大阪府市町村職員互助会に支払うべき職員の会費及び返還金の額
(2) 金融機関に支払うべき職員の定期的積立金及び返還金の額
(3) 職員が契約した団体生命保険及び損害保険の保険料
(4) 職員の福利厚生を目的とした団体に支払うべき職員の費用
(5) 職員団体に支払うべき職員の費用
となっている。何れも事務効率を優先した結果であり、互助会の主張のようにこれが給与の減額に結びつくような性格の話ではない。
△海譴より本質的な話であるが、会費が返ってこないと給与の減額になると主張している。それなら今まで会費の数倍の補給金を加えて支給されていた退会給付金は給与の増額(ヤミ退職金)となるのか。これはまさしく給与条例主義に反することで、私達の訴訟のポイントでもある。市や互助会は今まで退会給付金は互助会が支給しているもので、給与条例主義の範疇外と主張していたがこの主張を変えるのか。
職員の会費の性格(使い道)について
職員の会費がそっくり返ってこないと給与の減額となると主張しているが、もともとこの会費の性格は何だったのか。会費と補給金の使い道に関した事項は定款や規定には存在しない。互助会もプールして運用しているとかねがね主張してきた。
一方互助会のしおりでは会費は退会給付金の財源に、補給金はその他の事業に充てられるとのイラストが載っている。更に吹田の高裁裁判では職員の掛金だけで十分退会給付金が賄えるとした主張を互助会(市?)がしている。(結果は運用利回りの大幅低下や補給金の段階的縮減によりこれは成り立たなかったのだが)少なくとも吹田の裁判当時H8年ぐらいまでは互助会も本気でそう考えていたのではないか。そう考えると既に支払われた退会給付金は職員の掛金に運用利息を加えた額を遙かに上回っており、余剰金には職員の掛金は存在しないことになる。
一方プールして運用していたとすると(実態はこちらの方だが)、会費は退会給付金のみではなくその他の給付や互助会の運営費用等にも使われているのであるから、退会給付金制度がなくなったからと言って会費の全額を補填すべきものではない。
何れにしても互助会は制度の趣旨からして相互扶助の制度であり、みんなの会費や市町村等からの補給金で退会給付金を含む全ての制度を運用しているのであり、自らの掛金を積み立てているようなものではない。したがって会費相当分という考え方そのものが互助会制度では成り立たない。

 



masako_hiroba at 08:28コメント(2)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by 共感しました   2006年04月12日 18:05
1 貴方のブログを見て共感しました。
ブログを続けるのは大変ですよね。
私は更新時間が無く、続けるか続けないか?
迷っています。
私のブログを見て貴方の感想を聞かせて下さい
宜しくお願いします。
2. Posted by あなたのブログの価値   2006年04月12日 18:09
1 ブログの価値を計算させてもらいました。
デザイン、質感、スタイルが価値のあるブログ
として、当社としては一度お話をしてみたいと
思いました。よければ一緒にブログを盛り上げて
みませんか?あなたが所有者で、当社が運営者
です。当社概要をご覧ください。

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