2006年05月22日

市議逮捕で揺れる神戸市で自治体議員勉強会に参加

腐敗した地方政治とどのように闘うかというテーマで勉強会が開催されました。神戸市議からは、市議逮捕事件と、神戸市政という演題で、三田市からは、三田市議会100条委員会の活動のテーマで、報告がありました。

新聞等で大きく報道され、関心の高いテーマのせいか、遠くは茨城県牛久市や東京練馬区、高知県安芸市といった全国各地からの約70人の参加者で広い会場もいっぱいになりました。

神戸市の今回の汚職はかって株式会社神戸といわれた神戸市の都市経営の手法や震災復興をめぐる種々の事業を展開するなかで、悪徳議員が行政を巻き込み、利権をあさったものと言えるでしょう。資料によると、逮捕された村岡親子の関係した件は、19件にものぼります。いくら力がある議員でもこのように広く関連することを可能にさせたのは、それに協力する同僚議員がいたからです。報告した市議の話では、要綱の改正、審議会の利用、協同組合の活用といった三つの隠れ蓑を利用して、行った汚職のことでした。普段議会で発言しない議員が発言したり、専門的なことをいい出したりしたときは要注意とのことでした。

例えば2005年11月に行われた市立御影工業高校跡地売却での新コンペ方式(売却価格だけではなく、開発内容も重視して、売却先を選ぶコンペ方式で、この新方式を村岡功市議が導入を強く要求していたそうです。)において、最高価格よりも32億円低い値段を提示した商社系グループが売却先となったことがその一例と言えるでしょう。

神戸市の課題として指摘していた議会とのもたれ合いの構造は、神戸市だけの問題ではありません。予算決算がスムーズに承認されるための対策は大なり小なりずれの自治体でも行っている可能性は大です。

二点目の課題として議会のチェックの届かないところでのルール作りが挙げられていました。

条例は議会の議決を必要といたしますが、要綱や内規によるルール作りは行政の裁量の世界です。チェックの及ばないところで、裁量の幅を大きくされていてもわからないところに問題があります。

神戸市議会は今回30日に、開催予定の臨時議会で、今ある委員会に地方自治法100条でうわれている調査権を付与し、六甲アイランド産廃問題とリサイクルセンター運営問題を究明していくこと決める模様です。

最後に市役所内部で、公平公正な正義感ある幹部職員の心情はという問いに、一通のメールの紹介がありました。

職員として公正公平な感覚で仕事をしてきた仲間は、次々と討死し、多くの仲間のうち、ただ一人、生き残ったのが自分である。強いものに巻かれろ式の生き方を選択しないことがどんなに大変か、今の自分は多くの仲間の犠牲の上にある

といった幹部職員の心情の吐露には思わずぐっときました。世渡りが上手な人やイエスマンが高く評価されるのではなく、正当な評価ができる仕組みと外圧から守る仕組みが必要です。

その後100条委員会を実際に設置した三田市からの報告があり、98条委員会との相違点や100条委員会での質問の注意点等実際的な知識を得られ、有意義な勉強会でした。

自治体議員勉強会(神戸)



masako_hiroba at 10:18コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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