2006年08月04日

大阪府南部市議会議長会の先進市視察第1日苫小牧市視察

大阪府南部市議会議長会の先進市視察として今回苫小牧市と登別市を訪問しました。

苫小牧市は人口約17万3000人。一般会計予算規模730億円の製紙工場立地を契機に発展してきた工業都市で、今回は新築なった市民病院のことを知るためやってきました。但し病院は10月スタートのため、お話は市役所でお伺いしました。

市民病院建て替えは平成5年のころから検討され、公園予定地の面積を減少して、二ヵ年の工期で平成18年6月に完成。

工費は約107億円、敷地面積4162屐延べ床面積2万8604屬力山建て、病床数は378床。診療科19科で平成18年10月1日開院の予定です。新病院では高機能な手術室の設置や最新鋭の大型医療機器(PET−CT)の導入により、高度医療が提供されるとともに、検査時間も短縮され、患者さんへの負担も軽減される予定と聞きました。

和泉市では医師不足により、市民病院の診療科目が減少となっていますが、苫小牧市では今までの診療科に放射線科とリハビリテーション科が開設され、19科となったそうです。但し、産婦人科医と小児科医の不足は深刻だとも伺いました。病院改築の経緯では、「赤字を垂れ流す公立病院はいらない」と行政改革懇話会で、平成9年に指摘され、平成6年度末の不良債務13億7000万円が、平成9年度末に9億7千万円更に平成18年度には、824千円と改善し、平成17年度末の良債務(内部留保資金)5億4000万円に転換した実績は、大いに評価されます。

又市立総合病院の経営概況というデータによれば、入院延べ患者数や病床利用率は年々減少傾向にあるものの、平均在院日数の短縮により、一人当たり入院収益は年々向上し、平成17年度では、4万円弱となります。

頂いたデータを和泉市民病院と比較することで新たな発見につながるかもしれないと感じました。

事前にホームページで新病院の概略を知り、その中で、セカンドオピニオン外来の案内が載っていましたので、質問いたしましたが、平成18年7月1日より実施で、未だ実績がないと思うとのことでした。

又95%以上を院外処方とすることで、薬剤師の人件費減で効果があるとのコメントもありました。

今回新病院を運営するにあたって、院内保育所運営委託事業者の募集、医師職務住宅賃貸事業者の競争入札実施と、民間の力を利用発揮できるところは民間という方針が話を聞いてよく伝わってきました。

しかし、医療機器とPET−CTの導入については、3億円を投じて増築工事を追加するなど、思い切った投資も一方では行われているようです。このペット検査は、特殊カメラで撮影すると癌細胞のある箇所がピンポイントで、映し出され、癌がどこにあるか特定されるので、民間でこの検査をするとかなりの高額なるそうです。

110億円を投じての病院建設は、企業城下町の苫小牧市にとっても決して軽い負担とは思えません。しかし病院建設に至るまでの経緯をお聞きしていると周到な準備を感じました。これからの公立病院の経営には、厳しさは勿論ありますが、地域の安心のためには是非がんばっていただきたいと強く思いました。



masako_hiroba at 11:23コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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