2006年08月16日

槇尾川ダム自然環境保全計画(案)に対する意見書提出

今回槇尾川ダム自然環境保全計画書(案)に対する意見の募集がありましたので提出しました。

ダムが前提の自然環境保全には基本的に反対です。ダムを造らないのが最大の自然環境対策です。自然を破壊し、それを人工的に回復させるなどは人類のおごりです。自然は自然に任すのが本来の姿です。
大阪府はこれで幕引きを考えているような節がありますが、折角の機会ですので、以下の意見書を提出しました。

1  カジカガエルを渓谷、渓流生態系指標として保全対策が示されているが、希少生物のブチサンショウウオ等の保全対策はどのように行う予定なのか不明。明示すべきではないか。

2 流入水と放流水の水質、水温管理について
  ここで言う水質とは上流から流入する生活排水だけが対象とされているようであるが、ダム湖の水質も重要な要因である。
槇尾川上流では現在も光明池に取水している。それらの水はかんがい用に供されるとともに、一部は和田浄水場に1日1万トンを限度に供給され、市民の飲料水として利用されている。
ダム建設後の水質は集水域全体からの有機物や窒素類、リン類などが流入すると予想される。
一方、ダム湖水没予定地の草木は湛水前に処理を行わなければ富栄養化の一因ともなる。
以上のことからダム湖の水質保全には万全を期すべきである。

一方水温については年間を通じ流入水と同程度の水温に調整できるよう配慮しますと記載されているが本当に調整が可能なのか疑問である。
出来る方策があるのなら具体例を示すべきである。

3  その他自然環境保全に種々の策が講じられる予定であるが、それでもダム建設による環境破壊は甚大である。
そもそも槇尾川ダムは大阪府の再評価委員会で1回目は
_論邁修のみの場合は860億円。ダム+河川改修案なら810億円。よって50億円の経費効果がある。
▲瀬燹棆論邁修案のほうが治水完成が10年早いということで採択された。

しかし、5年後の2回目の同評価委員会では50億円の費用の差はなくなり、治水完成が10年早いという理由で事業継続となった経過がある。

古代より守られてきた自然の宝庫にダムを建設する唯一の理由があるとするなら他の代替手段がないときのみである。
しかしこの理由は槇尾川ダムには当てはまらない。
槇尾川はその形状からも河川改修で十分治水能力は担保される。

おりしも8月13日の新聞報道によれば国交省は「輪中堤」や「二線堤」を活用し、河川の水があふれることを前提として洪水から住宅地を守る「洪水氾濫域減災対策制度」を来年度から創設する方針を固めたと報じている。
治水に対しては1997年河川法が改正され、流域全体で総合的な治水に取り組むとされたところである。

加えて今回の新法の創設で大阪府も治水そのものの方針を見直すべきと考える。



masako_hiroba at 16:18コメント(0)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
livedoor 天気
Profile
和泉市の環境市民派女性議員です。
Recent Comments
訪問者数

  • ライブドアブログ