2006年11月13日

「フィンランド教育に学ぶ」を受講して

今注目を浴びているフィンランドの教育。
PISA2003における平均点で数学的リテラシー2位、日本は6位、読解力1位、日本は14位。科学的リテラシー1位、日本は2位。問題解決能力3位、日本は4位。
この結果で見れば日本もなかなか検討しているように思えるのですが、フィンランドと比べるとかなり劣ることが分かります。
フィンランドで行われている教育は日本とは全く違うものでした。
フィンランドの教育行政目的は「一人たりとも落ちこぼれを作らない」です。そのために小学校の一クラスは24から25人。中学校は18人程度。教育費は大学まで無料。子どもがやる気になれば一人でも補修を行う。先生は子ども達の状況を良く把握し、家庭環境の差異を埋めていくよう支援を行っているといったあんばいです。
スピーカーの都留文科大学の福田誠治さんが授業を参観したときの写真をたくさん紹介してくださいましたが、子ども達は自然体で、調べ学習するクラスで編み物をする子がいたり、前の授業の粘土細工の続きをしている子どもがいたりと様々です。
勿論先生の評価制度はありません。「一人一人の子どもが違うので、違うことをやっている先生を評価できない」ということのようです。
フィンランドでは教員になるまでは厳しいようですが。親も行政も先生を尊敬し、先生に期待し、先生のすることを援助しようとしているとのことです。
このフィンランドでもかっては習熟度別クラス編成がされていましたが、1985年に完全に廃止されました。その理由は低学力のクラスが主として低い社会・経済的背景をもった生徒で構成されてたからだそうです。
フィンランドでは「教科書を学ぶ」のではなく、「教科書で学ぶ」事が徹底されて、かつ自ら学ぶことが自分のために役立つと認識されています。16才まで点数で評価されないフィンランドの子ども達は、自分の学びたいときに学ぶ機会が保障されています。
大学受験のために必須科目の履修が行われていない事が大問題となっています。大学受験の為の教育を優先するなどとんでもないことですし、又決められた科目が履修されていないからと言って大騒ぎをするのもフィンランドでは到底考えられないことと思います。
又、子ども達がいじめで自殺に追い込まれる事態が続き、国は教育基本法の改定で取り繕うとしていまする日本とは大違いです。
均質な今の日本の教育の有り様を今一度考え直したいと思いました。

masako_hiroba at 09:51コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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