2007年02月04日

「これからの琵琶湖・淀川を考える」シンポジウムに嘉田由起子知事が研究者として発表

FLBびわ湖自然環境ネットワーク主催のシンポジウムに豪華なメンバーが勢揃いしました。
嘉田知事が「琵琶湖への思い」と題する講演を30分間されました。開口一番「今日は知事としての発言ではありません、長年琵琶湖をフィールドワークしてきた研究者として発言します」といわれ笑いを誘っていました。
嘉田さんのお話の中で興味をひかれたのは「遠い水」「近い水」という言葉でした。川と人とのふれあいが薄れ、確かに水との関係が遠くなっています。その証拠に昔の人は大雨が降れば自分で川の水位を見て、「まだ大丈夫だ」「そろそろ準備すべき」「逃げる」と判断したものだと仏並町の古老から聞いたことがあります。
その証拠に昭和20年代以前の水害の死者は少ないと嘉田さんも語っておられました。地震予知はなかなか難しいが、水害予知は出来るとのお話しでした。
次に「淀川水系流域委員会を振り返って」という演題で、前委員長の今本博健さんからお話しがありました。委員会休止の本音は○○についての提言が気に入らなかったと受け取れる発言がありました。
しかしこの流域委員会は施策の反映として
ゝ道の設置
環境に配慮した堰操作の試行
B燭の環境調査の実施
治水関係では
ヾ靄楾眇紊らの脱却
越水を対象とした堤防強化の検討開始
など成果があった。
ダムについては
治水効果はあるが限定的で、効果を発揮する機会は極めて少なく、代替案もある。5cm水をさげるのは効果とは言わない。効果があるとは大災害を防ぐことである。
「過去にダムによって水害を防いだことはない」「ダムは自然及び社会環境への影響は重大である。最後の選択肢とすべき。」と発言されました。
又この流域委員会の設置者であった元近畿地方整備局河川部長の宮本博司さんは、委員会立ち上げの動機として「28年間公務員生活の中で長良川河口堰、岡山県苫ダムなどに係わり、自分たちは一生懸命仕事をしているのに、住民からの建設省(当時)への不信感を肌身で感じていた。この不信感払拭が必要と感じ、勝手にしません、皆さんの意見を下さい。最初からそれぞれ結論を持たず、まじめな意見のキャッチボールをしたかった」とのことです。特に長良川河口堰問題では双方が川を挟んでお互いの意見を言い合うだけに終わったと感じられたようです。
だから淀川水系流域委員会は住民意見の反映として機能しないとダメだと断言されました。
現役の時は部下に「ダムを作りたくないという理論武装をしろ」といってきました。ダムに反対する皆さんも同じ視点が必要ではないでしょうかとなげかけがありました。
前日の夜には宝塚市でのシンポジウムに出席され、又今日はこのシンポジウムの出席と多忙な宮本さんに初めてお会いしました。委員会での一般傍聴の意見にも真摯に耳を傾け、徹底して資料を出していただいたとある方にお聞きしました。
2月からはレビュー委員会が設置され、淀川水系流域委員会の6年間を総括するとのことです。
宮本さんが目指された方向で流域委員会が再開されることを強く願って、大津市のピアザ淡海をあとにしました。

嘉田知事



masako_hiroba at 12:11コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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