2007年05月30日

前淀川水系流域委員会今本委員長が槇尾川ダム流域を視察

5月29日今本前委員長に槇尾川ダム建設に関し、槇尾川流域を視察していただきました。
先般の会合で、先生にお願いしたところ快諾いただいたもので、先生はこの視察に備え、大阪府との打合せ、事前調査、資料のチェックと大変なご苦労をかけてこの調査に臨んでいただきました。
当日は、後の会合も含め総勢24人の大調査となりました。
参加メンバーは先生とご一緒に流域委員会で活躍された細川ゆう子さん、前民主党衆議院議員中川治さん、大阪府議会議員森和臣さん、泉大津市議会議員高橋登さん、それに槇尾川ダムの見直しを求める連絡会会員です。
又大阪府から関係者4名が特別に参加されました。
当日調査は大津川の下流から遡って、板原基準点へそこからは川沿いを歩いて上流をつぶさに調査しました。現地調査を終わってから、調査の結果等を大阪府の職員も交え検討会を実施し、最後は夕食を囲んでの交流会と終わったのは20時を過ぎていました。

先生が事前に調べた内容から、このダム計画に大きな疑問を持たれたました。
この計画の流域とダムの特徴をあげられました。
一つはこのダムは大津川流域の僅か3%程度の流域に対するもので、従って洪水の調整能力も少なく、毎秒50トンの洪水調整の機能しかない極めて少ない効果しかないダムであること。自分の経験から、ダムといえば流域の何十%をカバーし、洪水調整能力も何百トンが一般的なのに比べ、大変小さなダムである事が一点。
二点目はこの流域は大半が掘込み河川で、堤防の上端が平地と同レベルの比較的希な河川であること。このことは大雨が降った時に越流は起こしても、重大な災害につながる破堤は起こらないことの二点でした。
次に先生が疑問を持たれたのは次の二つです。
その一つは、このダム計画の前提となっている基本高水の問題です。基本高水とは河川整備を行うにあたって、考慮すべき最大の流量をさします。この流量に備え、河川改修やダムの建設を行う重要な数字です。この計画の基本高水は750トン/秒となっていますが、それを河川改修で700t/S、ダムで50t/Sを受け持つ計画となっており、ダムの寄与率が非常に小さく、この程度であれば十分河川改修だけで対応可能で、その費用もダムの建設費を考慮するとその差は無い(むしろ安くなる)と思う。
掘込み河川である事を考慮すれば、余裕高も少なくてすみ、現在の河川改修でいわゆる750t/S並の能力は十分達成出来ると思う。
更に、この750t/Sは実は計算上は710t/Sであったがそれを切り上げ750t/Sとしたのであるが、これは余りにも乱暴な事で、10t/Sの為の対応なら河川改修も僅かの増額で済むはずである。
二点目は川中橋から板原基準点までの間は、市街地が大半で本川への流入する川もなく、本川には大半が半径1m未満の口径の管を通じて流入することになるが、この管だけでこの川中橋から板原基準点までの本川への流入量毎秒150t/Sは到底考えられない。
板原基準点から上流へ歩いて調査したのは、その実態を観察する為でした。後の検討会で先生は今後精査が必要だが疑問は更に確信に至ったとの事でした。

検討会と交流会で先生のお話しで共感したのは次のことです。
全ての洪水に対応することは不可能である。一生に一度か二度かの浸水被害、それも床下浸水程度は仕方がないと住民が考えれば、全国の治水ダムは全て不要になると思う。
今本当に必要なのは、堤防の補強である。水が堤防を越えてもその被害は僅かであるが、堤防が壊れると(破堤)その被害は甚大となる。昔からある堤防は砂で出来たもので、越流すると破堤につながる極めて弱いもので、これの補強が出来れば破堤が防止でき、被害は最小限に止めることが出来る。
自分は決してダムに反対ではない。真に必要なダムであれば建設が必要だろう。しかし今その様なダムは皆無と言っていい。

今回の視察で、強力な援軍が現れました。勇気百倍で今後も槇尾川ダムの建設見直しに向けて頑張りたいと思います。


ダム視察1

クリックするおおくき見られます




ダム視察2



masako_hiroba at 13:41コメント(1)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by 米良溥倫   2007年05月30日 21:36
5 早速調査結果を総括されましたね!さすがに小林様のこの問題に対する情熱が伝わってまいりました。昨日の先生のお話を聞いていて日米経済摩擦の日本の負担額の受け入れ先が槙尾川に限らず民間の例えば戦闘機(三菱重工)の負担割合の不平等にいたるまで、とくに自衛隊の負担たるや莫大な金額に及んでいます。
またまた私の性格で話が発散しましたが槙尾川については以前から小林様が指摘されていて警鐘を鳴らしつずけてこられました。その事を論理づける有力な論拠になっていくものと思いました。昨日は同乗者岡本、高橋、古賀各位の個性に特徴があって有意義な時間を共有できました。本当に良い経験をしました。今後に少しでも生かさなければならないと強く思いました。またいろいろお話させて頂きます。最後に昨日は本当にご苦労様でした。

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