2007年07月22日

大阪府市町村振興補助金訴訟の訴訟費用負担決定の申し立てについて

文化財保護事業用地の金利補填のために補助される予定であった大阪府市町村振興補助金が、昨年度の補正予算に計上され、議会で承認されていたにもかかわらず、大阪府の申し入れにより突然和泉市が申請から除外し、補助されなかった件についてのものです。

オンブズ和泉代表が昨年末、この補助金は大阪府が文化財保護事業用地の買い上げが行われていない事に対する金利補填であり、補助金要綱に反するとして、大阪府に補助金の支出の差し止めを求めました。
大阪府はこの提訴を受けて、補助金の支出は困難と判断し、本年3月初旬に和泉市を訪れ、市の幹部に特定の用地に着目した補助金の支出は出来ないとして補助金の申請を辞退するよう求め、和泉市は強く抗議したもののこれに承伏し、申請を行わなかったものです。

和泉市の申請辞退を受けて、差し止め訴訟は実質その目的を達したとして、オンブズ和泉代表は訴えを取り下げ、訴訟は終結しました。

訴訟費用の負担は、原告が訴えを取り下げたときは原告の敗訴と同視され、訴訟費用は原告負担となります。しかしながら本件は原告の提訴を受けて、補助金の申請を断念したもので、原告の実質勝訴であり、取り下げを敗訴と同視すべきでない特段の事情が存在するので、訴訟費用は大阪府の負担とすべきであるとして申し立てたものです。

今回申し立てについて決定がありました。
裁判所は
一連の経緯から取り下げを敗訴と同視すべきでない特段の事情が認められる。
しかし、和泉市に断念させたことがその違法性を認めたと断定する理由はない。
として、訴訟費用は各自の負担とするとしました。両成敗のようなものです。

結局、裁判所は大阪府が和泉市に取り下げを要請したのは、本件訴訟が契機となった事は認めたものの、支出の違法性まで認定したものではありません。しかし支出の違法性は認めませんでしたが、訴えを契機として申請を取り下げさせたのは、違法性を認めたに他なりません。それ以外に大阪府と和泉市はこの補助金支出を数次にわたって打ち合わせ、相互に合意した結果和泉市は補正予算に計上したもので、申請を取り下げる理由がありません。裁判ではそこまで判断していないだけなのです。

訴訟費用負担確定の申し立て




masako_hiroba at 12:14コメント(0)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
livedoor 天気
Profile
和泉市の環境市民派女性議員です。
Recent Comments
訪問者数

  • ライブドアブログ