2008年01月09日

淀川水系流域委員会を傍聴

1月9日京都のみやこめっせで第70回の委員会が開催されました。12月27日に続いての傍聴です。
今日の審議は「大戸川ダム・天ヶ瀬ダム再開発事業についての継続審議」「その他」となっていました。委員会は15時30分から開始し傍聴者意見が終了したのは20時でした。
委員の発言で印象的(よくも悪くもという意味で)だったものは以下のとおりです。

「ダムが一番だと思う。メンテナンスでお金を食ってあと10年か15年しかやれないなら道具は作っておくという考えもある。」「やったほうがいい。お金のあるうちに川に余裕を持たせるほうがよい。」「人命最優先。河道内の流量を減らすことと堤防強化は必要。」「えっ水しても大丈夫な堤防強化も必要。下流自治体の同意も必要。オプションとしての提示がいいのではないか。」「スーパー堤防になっている。河川の環境、河川の連続性をどう担保するのか。モニタリングしながら慎重にすればよい。」「経済的価値コストについて常時異様な構造物が出来る。社会的、心理的、景観的コスト全く入っていない。」「ダムがペイするのかどうか。ダム以外の検討は十分していない。近視眼的に比較するのは視野が狭すぎる。」

今日の山場は宮本委員長が提起した「説明責任が果たされたのかどうか」という議論でした。
各委員からは「わかりやすい説明をしてくれたのか疑問」「果たしていない。治水をどうするか。説明が下手だ。」
「以前は前向きに取り組んできた。今期ガラッと変わった。求める資料しか出さなくなった。1500の質問に対してはかなり努力したことは認める。しかし答えていてもわかりにくいもの多い。」「上流、下流のバランスを考えてこなかった原案ではないか。治水優先がずっと続いてきた。」「説明したが納得させるにいたっていない。大戸川ダムは効果小さい。殆どの人は納得していない。どうせダムを作るなら貯留型のダムがいい。」「わからないところが多数あった。2700㎥や2800㎥と使われているので聞いたところ本来は2707㎥との説明であった。これでは示された数字に信頼を置けない。」「努力はしていただいている。しかし全ての資料はダムを作ることにつながっている。なんでダムを作りたいのかの説明は無い。」
以上のような議論のもとで大戸川ダムについては「効果が極めて限定的」との委員長見解が示されました。
委員長自ら19センチのものさしを持って現場に立っているスライドを見た時は、現場の持つ力を感じるとともに委員が現場を歩こうよというメッセージのようにも思いました。会場内に展示した「ダムあり水位8.82mとダムなし水位9.01mの実物大の展示は説得力がありましたがこれも委員長が提案したとのことでした。
千代延委員が提起した「大戸川ダム・天ヶ瀬ダム再開発事業で宇治川は安全になるのか?」という問題では長い沈黙が続き会場から治水の専門家にげきが飛ばされる場面もありました。
流域委員会は1期、2期に比べて近畿地方整備局のスタンスは大きく違っているようですが、それでも大阪府の再評価委員会とは雲泥の差があると痛感します。
改正河川法の意思を生かした川作りの先鞭を担うべく淀川水系流域委員会は機能していってほしいと思いました。

淀川流域委員会クリックすると大きく見られます



masako_hiroba at 22:00コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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