2008年02月06日

金児和子議員の会報No44に反論

金児和子議員の会報に思いもかけない記事が掲載されているのが、支持者からの連絡でわかりました。
その記事は昨年末に大阪地裁で判決があった議員への市民の訃報情報送信の差し止めの裁判の記事です。
金児議員は裁判で被告側の証人として陳述書を提出していますので、この差し止め訴訟に批判的な意見をお持ちであることは承知していましたが、今回の記事は事実誤認や私の議員活動を非難する内容が含まれており、看過できないため取り敢えずこのブログで反論します。

反論のポイントは金児議員の住民監査請求や住民訴訟についての認識不足と、議員活動についての私との考え方の違いです。

まず住民監査請求や住民訴訟についての認識不足についてです。
住民訴訟は監査請求した者しか訴訟を起こせません。私が監査請求し、何回も却下されたので夫が住民訴訟をしたとありますが、このようなことはあり得ません。夫小林洋一と市民の二人が請求したもので、最初の請求に形式的な不備があったので、却下されのちすぐ補正して監査請求したもので何回も却下は事実と異なります。

次いで住民監査請求や住民訴訟についての基本的考え方についてです。
私たち夫婦で何回も監査請求や訴訟を起こし、度々敗訴になって市の職員などに多くの労力と費用をかけている事についてです。市に無駄な時間とお金をかけさせていると言いたいのでしょう。
住民監査請求や住民訴訟は税金の正しい使い方に関する市民の市政への直接参加を保証した制度です。厳しい財政状況にあって市民の要望に全てこたえる事が出来ない今日、貴重な税金の使われ方を監視し、それに問題があるならそれを是正する事も市民の責任の一つです。訴訟には多くの費用と労力がかかります。勝訴しても訴訟を起こした人には直接何らの利益もありません。税金の使い方を正しくする事を唯一の目的とし、ひいてはそれが多くの市民の利益になるとの考えで行動するのがオンブズ活動の基本です。そのような動機でなされた訴訟に対し市の費用と経費がかかってもそれは民主主義のコスト考えるべきです。

私と夫が起こした訴訟は以下の通りです。普通の市民の感覚からはおかしい(違法ないし不当)と思うものばかりで、むやみに訴訟を起こしているのではありません。
●前市長の給与返還訴訟 逮捕拘留中で市政に全く関与出来ない市長に支払った給与の返還訴訟
●職員のヤミ退職金訴訟 退職時に正規の退職金以外に1000万円近くのヤミ退職金を支給するのは違法であり、その支給のために市が支出した補給金の返還請求訴訟(違法性は認定)
●ヤミ退職金清算金返還訴訟 ヤミ退職金制度廃止に当たって、そのために保有していた資産を職員で山分けし、市には僅かしか返還せずその違法性を訴えた訴訟
●葬儀情報差し止め訴訟(本件)
●文化財保護事業訴訟 弥生博物館横の用地を大阪府の依頼で取得したにも拘わらず、大阪府の財政事情で現在においても買い上げられず、土地の値下がりで多額の評価損を市が抱えており、早期に大阪府に買い上げを求める訴訟(係争中)
●監査委員の報酬返還訴訟 葬儀情報の監査請求に他の自治体の監査結果をそのままコピーしたのは監査委員の職務放棄であるとしてそのときの報酬の返還を求めた訴訟(当該監査委員は再任されず、市のOBが監査役になる慣習が打破される)
●補助金の違法支出訴訟(対大阪府) 文化財保護事業用地の買い上げの見返りに、金利相当分を補助金として支出するのは違法として訴えた訴訟(和泉市が大阪府に補助金申請を取りやめたため、訴訟を取り下げ:実質勝訴)
●大阪府議会議員の費用弁償返還請求訴訟 大阪府議会議員が短いときはたった数分の会議に出席のため交通費等として最大15,000円を支出するのは違法として訴えた訴訟(係争中)

ついで議員活動についての基本認識の問題です。
私が毎回一般質問を行い、それも時間いっぱい使って質問しているのがお気に召さないようですが、許された範囲で議長の了解のもとに質問しているもので、何ら非難されるものではありません。会派代表者会議で注意された事もありません。
一般質問は市政に対し議員がチェック機能を果たす最も有効な武器であり、これを行使するのが議員の権利と同時に責務です。公開されている議会で市民に市政の問題を伝える絶好の機会でもあります。(議事録は公開され、和泉市のホームページでも閲覧可能です)
議会内部での譲り合いや不文律などがあると言っていますが、そもそも一般質問がどこを向いて行っているのか疑問です。議員は市民の付託を受けて、市民の代表として活動しているわけで、その目線は市民に向けられるべきです。議会内部での譲り合いや不文律などは議会内部の話であり、そのことから一般質問を控えるような事は市民にとって大きな迷惑なはずです。
これらは質問しないことの口実に過ぎません。

私が駅でマイクを握っている事がまさしく選挙活動とも言っています。
駅でマイクを握り会報を配布することは、市民に対しての市政報告の一環で行っていることで議員の務めに他なりません。このことが私の選挙に有利に働くことを全く否定はしませんが、それだけでは選挙が終わって直ぐから定期的に休み無く続ける動機にはなりません。又この事には市民の税金は全く使われていません。葬儀に参列すること自体は仮に選挙目当てであってもその人の信条に属することで非難なされるべきではありませんが、問題なのはそのために市民の貴重な税金が使われている事です。葬儀に参列し亡くなった方を弔うことは議員も市民も変わりません。しかし市民にはこのようなサービスはありません。議員特権と言われても仕方がないことです。

判決では以下のように言っています。
「普通地方公共団体の議会は、長の提出した議案について議決するだけにとどまらず、当該普通地方公共団体の住民の代表機関として、地域における行政の基本的施策等を提議、議論し、当該普通地方公共団体の住民の福祉の増進を図る積極的役割を広く担う存在として位置付けられており」
議会が判決の期待する議員像を体現しているのなら、このような訴訟も又必要では無かった筈です。法が期待するところと議員活動の現実のギャップをどのようにして埋めていくかはこれからの私も含め議員の責任と言うことになります。公権力で差し止めを求めることには失敗しました。
後は議会がどのような自浄作用を発揮できるかにかかっています。


最後に
府内の市レベルの自治体でこのような市民の葬儀情報を議員にFAXしている自治体は皆無です。
この件について、近畿の市民派議員に意見を求めました。一様にそのような事がまだ行われていることにあきれてものが言えないとの反応でした。一つ紹介します。
すごいですね!
やっぱり、いろんな自治体があるものですねえ!
私の住む加茂町(現木津川市)の田舎町でも、これはありません。

この問題の本質を明らかにしたブログを紹介します。三重県の県議会議員の発信です。以下からアクセスして下さい。
http://blog.goo.ne.jp/mitani-jimusho/d/20060607




masako_hiroba at 14:18コメント(2)トラックバック(0) 

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1. Posted by ひろこ   2008年02月07日 23:35
住民監査請求や住民訴訟は、住民に与えられた正当な権利です。書かれているように市側にかかる費用と経費はコストとしてやむを得ないものでしょう。それが無駄なものなら、葬儀情報をFaxすることなどもっと無駄なことではありませんか。
正当な権利であっても、誰でもできることではありません。
監査請求しても当人に何のメリットもありません。
それでも、手間ひまかけて行動するのは、無駄遣いはやめて欲しい、税金は大切に使って欲しいと思っているからです。一つ一つは大金でなくても、それを当たり前と疑問にも思わない感覚が、市も府も国をもこんな借金大国にしてしまったのではないでしょうか。
2. Posted by 大笑いのある市民   2010年04月27日 00:35
1 大笑い!笑止千万!笑いが止まりません。

小林洋一の親のときは、市役所職員に連絡させるように圧力をかけたそうじゃありませんか。

他人のことはあれだけ口やかましく「賠償」「市に損害を与えた」というくせに、自分の身内のときは公金を使って連絡させるなんて大笑い。

言行不一致の典型的なワガママおばはん市議ですね。

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