2008年02月20日

市立病院経営健全化実施計画出る

この度市立病院から和泉市立病院経営健全化計画(案)について議会に説明がありました。
市民の皆様もご存じのように、市立病院は医師不足等により患者数が減少し、大幅な赤字を出し存続の危機に立たされています。このため外部有識者等による「和泉市立病院経営検討委員会」が設置され、昨年10月にその答申が出ました。誠に厳しい答申でした。
又国では公立病院の赤字が大きな問題になっていることを受けて、総務省が公立病院改革ガイドラインを策定し、地方自治体の病院の経営健全化を強力に推し進めようとしています。
この実施計画はこれらを踏まえて策定されたもので、病院再建の最後の機会とも言える計画です。今までのような計画倒れは最早許されないわけで、不退転の決意でこれを完遂していただきたいと思います。
しかしながらこの計画を精査すると、数字あわせの一面が目について仕方がありません。
●目標だけで対策がない
この計画は総務省「改革プラン」にそって、平成22年度末の単年度黒字化を目標に、収支計画やそれを実現するための患者数や職員数、経費の見直し等の目標が設定されていますが、肝心のそれを実現する具体的方策が示されていません。特に今回の病院経営悪化の最大の要因であった医師不足の対策については全く触れられていない事は問題です。
●敢えて具体策といえるものは
□外来患者を増やすための、総合内科の新設、消化器内科応援医と外科医の連携、内科・外科の夜間診療
(これも医師確保が前提と思われます)
□看護師の削減のための配置基準の見直し
□医師・事務職を除く職員を対象にした再雇用付退職勧奨制度の導入
等です。
●公立病院存続が前提だが
この計画は公立病院の存続を前提としたものです。
総務省のガイドラインでは「改革プランにおいては、民間的経営手法の導入等の観点から行おうとする経営形態の見直しについて、新経営形態への移行計画の概要(移行スケジュールを含む。)を記載する。」とし更に和泉市が既に実施している地方公営企業法の全部適用については、「現在財務規定等のみを適用している団体にとって比較的取り組み易い側面がある半面、逆に経営形態の見直しを契機とした民間的経営手法の導入が不徹底に終わりがちであるとの指摘がある点について、特に留意すべきである。」とし、公立病院の存続が前提となる計画で果たして良いのか考えさせられます。

和泉市は公立病院の存続を前提にこの計画を策定しました。市民もそれを望んでいますが、病院の赤字のために市民の税金を使うのも限度があります。この計画が達成されないと確実に病院は破綻します。市長や病院事業管理者はそのような事態になれば責任を回避することは出来ません。私たち議員も同じで、この計画を完遂するために出来る努力を惜しんではなりません。

実施計画(案)



masako_hiroba at 16:34コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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