2008年05月31日

大阪府立弥生文化博物館横の用地を巡る住民訴訟が結審

平成18年9月7日提訴以来続いていました住民訴訟が昨日(30日)の証人尋問をもって終結しました。判決は9月19日の予定です。

この住民訴訟は、和泉市がこの用地を大阪府に代わって和泉市土地開発公社に先行取得させ、大阪府が約束した買い戻し時期を8年も経過しているにも拘わらず、財政難を理由に大阪府は買い戻しを行っていません。その間の地価下落と保有金利の負担で5億円にものぼる評価損を和泉市が抱える羽目になった事についての裁判です。

この土地取得について、私が議会で大阪府と和泉市の間の買い戻し時期や買い戻し価格に関する覚え書き等の文書の提出を求めたところ、そのような文書は一切存在しないと市は答弁していたのですが、井坂市長に代わってから急に書類を探した所関連文書が見つかったと言い出しました。
その文書は大阪府の文化財保護課長と和泉市の教育次長が押印している確認書で、市長(稲田市長)以下の決済も受けた公式のもので、大阪府とのこの土地の処分についての極めて重要な文書です。

私は関連文書の情報公開も求めていましたので、書類が見つかって直ぐ謝罪に来ましたが、その時の話ではこの文書の存在自体全く忘れていたということでした。8億円にものぼる土地取引の文書を作ったことも含めて失念したなど誰が信用出来るのでしょうか。仮に忘れていたとして、大阪府に買い戻しを求める時にその根拠となる重要な文書の管理を怠ったとして、担当職員の処分を求めましたが市長は不問にしました。

確認書の発見で重大なことがこの確認書に書かれていることがわかりました。それはこの土地の買い戻し価格についてです。この文書が見つからない時に市は大阪府はこの土地を帳簿価格で買い戻して貰えると答弁していました。ところが確認書には買い戻し価格は実勢価格によるとなっていました。これは大変重要なことで、帳簿価格であれば、地価がいくら下がっても、又保有金利が積み上がっても、それを補償して買い取って貰えるので買い戻し時期が遅れても和泉市に損失は発生しません。
ところが実勢価格となると、その間の地価の下落と保有金利の累増で帳簿価格との差は実に5億円を上回り、大阪府に買い戻して貰っても5億円は和泉市の損失になるのです。

このような重大な事が書かれていた確認書の存在を失念していたことは職務怠慢のそしりを免れません。しかし私は今でも確認書の存在を忘れていたなど信用していません。この決済書を起案した担当者が現に同じ部門に責任者として在任していること、私が問題にしたときは稲田前市長も私の質問の定例会に出席していたこと、更にこの土地を公社に先行取得させる為の債務負担行為の予算書(企画財政部門保有)に、この確認書の存在がメモされている事からも、確認書の存在は周知の事実だったはずです。それをそのような文書は一切無い、大阪府との信頼関係で行っていたとの一連の答弁は市ぐるみで隠蔽したとしか考えられません。昨日の証人尋問でも裁判官を含めそのことが尋問されていましたので、裁判で何らかのコメントがあるかも知れません。

このような極めて不透明な土地取引に関する裁判で、私は法的措置を持ってでも大阪府の買い戻しを求めるべきであり。確認書の存在を知ってから後も従来同様大阪府の買い戻しを要請するに留まっているのは市長の職務怠慢として、市が市長にその間の金利負担に伴う損失の損害賠償を求めるか、或いはその損失分を大阪府に損害賠償を求めるかいずれかの対応を求めて裁判を起こしたものです。貴重な市民の税金がこのような訳のわからぬ土地取引で費消されるのが我慢できません。

昨日の証人尋問でこちらの尋問のポイントは
,海療效呂鯏效浪然覆下落している中で、何故急いで取得しないといけなかったのか
△海療效呂和膾緝椶買い上げると約束したから和泉市が公社に先行取得させた事の確認
の2点でした。証人は被告側の証人でしたが、ほぼ目的通りの証言が得られたものと思います。
被告側の尋問は初めは若手の弁護士が対応しましたが、要領が悪く当初予定の時間を過ぎても終わらないため、裁判長からの注意があり途中で打ち止め、こちらの反対尋問に移りました。こちらは思っていた内容の証言を得ることが出来ましたので、若干の時間の余裕を持って終わりました。
その後被告から再度の尋問がありましたが、今回は主として対応していたベテランの弁護士が代わりに尋問しましたが、被告にとって芳しからざる情勢で御大が乗り出さざるを得なかったのでしょうか。
その後裁判所からの数点の尋問が有り、特に裁判長からの尋問で大阪府への要望は大阪府が買い戻すことを前提に行っていたこと、更に大阪府も同じ認識を持っていたことの証言は極めて重要なものと思います。あわてて御大の弁護士が再度登場し、証人に弁護士の思惑の証言を引き出すよう執拗に尋問していましたが、思ったようにはいかなかった様に感じました。
尋問調書を入手次第全文をアップします。

一連の経過を以下の議会答弁でご覧下さい。

議会答弁(PDF)



masako_hiroba at 11:44コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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