2008年12月19日

町会館建設に関する補助金の不正請求で住民監査請求

町会館の建設に対する補助金について、先般大野町会館の不正請求が新聞報道で明らかになりました。
それについて調査する過程で、大野町会館に留まらず他にも不正請求が明らかになりましたので、議会の一般質問で質しましたが、納得出来る答弁が得られませんでしたので住民監査請求を行いました。

大野町会館については不正が発覚し、今回市は町会に補助金の返還を求めましたが、不正請求分のみの返還しか請求しませんでした。この不正請求は前町会長時代の事件ですが、町会ぐるみで建設会社も巻き込み、極めて巧妙に仕組まれたもので新聞報道が無ければ恐らく発覚しなかったと思われる悪質な不正請求です。
市は現町会長以下反省し、建設(増築)された町会館は町民の役にたっていることから不正請求分の請求にとどめたとのことですが、それでは不正請求に対する懲罰的意味合いは無く、無理矢理荷担された建設会社が4ヶ月の指名停止処分を受けている事とも均衡を欠くものです。
全額の返還を請求すべきです。

次に明らかになったのが北田中町の会館の段差解消工事に対する補助です。段差解消については当初補助の対象になっていなかったので、要綱を変更しこれを認める事にしたのですが、この補助金はこの要綱の変更前にフライングして補助したものです。
更に、北田中町は以前にも会館建設の補助を受けており、追加の補助は5年を経過しないと受けられないことになっていますが、2年しか経っていない時に補助金を受けたもので要綱に反する補助金です。市は選挙の会場の関係で緊急に工事をしなければならないのでこの申請を認めたといっていますが、補助金を受けることと、工事をすることとは別のことで、どうしてもその時に必要なら補助金を受けないで工事をすれば良いだけです。要綱を無視してこの申請を認めた市の責任は重大です。

最後が若樫町の会館付属の倉庫に対する補助金の問題です。
町会は会館が手狭になったので、備品等を収納するため倉庫を増設するとして補助金の申請を行ったものです。しかしこの倉庫は実はダンジリ小屋であったのです。当時の町会長は新聞社の取材で当初は倉庫のつもりで申請したが、ダンジリが収納できることが判ったのでダンジリを納める事にした。不正な申請はしていない。と言っています。
しかしこの倉庫は寸胴の背の高い1階建ての建物で倉庫としてはいかにも不釣り合いなもので、その姿形から一見してダンジリ小屋であることは誰が見ても明らかです。その横に隣接して洗面小屋が造られていますが、会館の倉庫であれば会館内に立派な洗面室があり、このような洗面設備は不要です。
この申請を倉庫として受理した市の担当者は何をチェックしていたのでしょうか。申請図面でも明らかにダンジリ小屋であることは明らかですし、更に完成の写真では当初1階部分にしかなかった正面のシャッターが2階部部分まで延長して設置され(ダンジリが入るために必要な高さ)、当初の申請と異なる事も含め調査すればダンジリ小屋であることは容易に確認できたはずです。これを怠った市の責任は重大です。
ダンジリ小屋で使っていることを市に伝えなかった事はまずかったと当時の会長が言っているようですが、市に確認したか否かに拘わらず、目的外に倉庫を使用しているので、補助金の目的外使用に当たり補助金は返還されなければなりません。

市は平成19年度決算で18億円もの補助金を出しています。財政が非常に厳しい中このような補助金を支出するのですから、それが公益に値する事業なのか、目的通り使われているのか、予定した補助の効果が発揮されているか、既得権化していないか等十分チェックする必要があります。
私が少しチェックしただけで、新たに2件もの不正請求が明らかになりました。市は全ての補助金についてチェックすべきと考えます。

ダンジリ小屋

伝える毎日新聞(私の質問を傍聴した毎日新聞の記者が取材した記事です)

クリックすると大きく見られます。

監査請求書



masako_hiroba at 09:07コメント(0)トラックバック(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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