2009年04月06日
会報第91報をアップしました
今月号は
・槇尾川ダムで一般質問
・予算委員会で泉州東部農用地を質問
・非常勤職員の報酬の条例化
について特集しています。
一点目の槇尾川ダムですが、橋下知事が昨年槇尾川ダムの建設を凍結していましたが、今年度の予算では10億円強が計上されました。いよいよ本体工事の準備工事にかかることになります。知事は淀川水系の大戸川ダムについては近畿3知事と連携し、大臣に直談判して当面建設を凍結する成果を得て華々しい活躍が連日報道されました。それに引き替え大阪府の直轄事業である槇尾川ダムについては建設のGOサインを出したのです。槇尾川ダムは大戸川ダムに劣らずその必要性が低く、府の直轄事業ですので自分が判断すれば直ぐにでも中止できる事業ですが、マスコミ受けしないものには関心が低いのか、昨年より更に財政が厳しくなっているにも拘わらず、凍結を解除したものです。私たちはまだ諦めてはいません。今後もねばり強く見直しを求めていきます。
二点目は泉州東部農用地整備事業の事です。
300億円も出して行った事業ですが、私は当初から費用対効果の面でこの事業に疑問を持っていました。案の定事業が終わり、市に移管されましたが、農用地の利用は進まず荒れ地のところが多く、230億円もかけて造った大型バスがすれ違い出来る全面舗装の農道は通行はまばらで何のためにこのような道路を造ったのかの疑問が現実のものとなりました。和泉市もこの事業に24億円の建設費の負担があり、更に道路設備の移管などで今後の維持費用も馬鹿になりません。造ってしまったからしようが無いでは済まされません。今後市の責任を厳しく追及する予定です。
三点目は非常勤職員の報酬の条例化です。
この条例は市民から非常勤職員に支給されている特別報酬は、非常勤職員には支給できない手当であり、条例にも定めていないとして住民監査請求が起こされ、監査委員は市に条例化するよう要望した事に対応してなされたものです。この件は私も一般質問で取り上げて同じような趣旨の対応を市に促していましたので、条例化には賛成なのですが今回の条例には非常勤職員には通常認められていない定昇の制度が含まれており、又市の勧奨退職制度で退職した職員が再び市に非常勤職員として雇用される再雇用職員の報酬が、退職時の報酬を上回る報酬を受けている人が出てくることが判りました。週4日の勤務で窓口業務の仕事にこのような高額の報酬を受けることは到底納得できません。又この条例の審議に当たって、具体的な報酬を定める規定がまだ出来ていないとして提出されませんでした。この条例は規定とセットで初めて意味があるもので、重要な規定の提示が無い状態で条例のみ審査せよとの市の態度は議会軽視も甚だしいと厳しく質しました。