2009年04月23日
視察 ハイテク駐輪場による放置自転車解消について 江戸川区
今日は江戸川区の放置自転車対策についての視察です。江戸川区は人口６７５５００人。２１年度予算規模は３０７１億円の自治体です。放置自転車対策は平成１７年４月の４駅実施からスタートし、現在は江戸川区にある１２箇所の駅のうち１０箇所は実施済みです。残り２箇所は連続立体化の予定に合わせて整備する予定との事です。実施前のピーク時は８７４５台あった放置自転車は平成２０年には６４３台にまで激減しました。その方法として�￣愾庵麥愍譴寮鞍��∧�置禁止区域のエリア制実施（駅から概ね３００ｍの範囲を指定）��自転車業務駅別委託による効率化�ぜ�転車利用者のマナー向上が上げられます。
今回視察した葛西駅の地下駐輪場は国内最大規模で収容台数は９４００台（総事業費７０億６千万円）。ＩＣタグを付けた自転車はセンサーが読み取り、１分間に２台格納が可能です。実際に利用している姿を拝見しましたが、利用者は所定の位置に自転車を置くだけです。スタンドを立てることも必要ありません。ただしこの機械式を起用できる自転車は事前に検査を受け、ＯＫが出たものしか利用できません。子どもを乗せるために荷台に補助いすをつけたものや長さがオーバーしたものは平置駐輪場の利用となります。
午前４時半から午前１時までの有人管理でオープンしています。、利用料は一般１８００円（定期１ヶ月）、４９００円（定期３ヶ月）。学生１０００円（定期１ヶ月）、２７００円（定期３ヶ月）。当日利用１００円です。
ＩＣタグの費用は１枚３００円ですがこれには利用者の負担はありません。又この機械式の装置は１基あたり約６０００万円で、１台あたりにすれば７０万円との事です。年間の経費は利用料を差し引いて江戸川区全体で約１億円の持ち出しとの事です。
東京の豊かな財政があるとはいえ、放置自転車対策にこれだけの費用をかけられる状況はうらやましい限りです。
２１年度も１３億円の予算で総合自転車対策を進めていくようです。
又他の資料を見ていて分かりましたが、行政改革により平成１１年度と比べ、基金残高は７２０億円増加して１０４１億円となり、区債残高は６５８億円減少し１８９億円になったそうです。
厳しい和泉市の財政から見れば夢のような状況です。
