2009年06月01日
昌子の広場第93報をアップしました
昌子の広場第93報をアップしました。
今月号はオンブズ活動報告を特集しています。
私はオンブズ和泉の会員として、議員活動を補完するものとしてオンブズ活動を行っています。
この活動を行うきっかけは互助会のヤミ退職金問題でした。
職員の退職時に正規の退職金以外に多い人では1000万円近くのヤミ退職金を貰っていたことです。私たちは「公金の投入を見直す議員の会」を結成し、ヤミ退職金の廃止と互助会そのものの廃止を求めて運動を行い、その一環として住民監査請求と住民訴訟を起こしました。これがオンブズ活動を始めたきっかけでした。
それ以降大阪府及び和泉市の公金の違法な支出に対して、何度も住民監査請求と住民訴訟を起こしました。住民監査請求は自治体の公金の不正な使用の是正を自治体の監査委員に監査を求めるもので、一人でも請求出来、請求があれば特別の事情が無い限り監査委員は2ヶ月以内に監査結果を自治体の長に提出しなければならない事が法律で決まっています。
住民訴訟はその監査結果に不服があれば、裁判所に提訴できる仕組みで、監査請求を行った人であれば原告として裁判を起こせます。しかし住民訴訟で仮に勝訴しても原告本人に何ら直接の利益はありません。勝訴の利益は自治体がこれを受けます。従って住民監査請求も住民訴訟も自治体の不正な公金の支出を是正するためで、本来これは議会(議員)の仕事と言っても過言ではありません。
私は議会の審議を通じて、先程の互助会問題を市に質しましたが、埒があかないことから住民監査請求と住民訴訟をおこしたのです。
これからも議員活動とこのオンブズ活動を通して自治体の公金の正しい使用を求めていきます。
現在の住民訴訟の進行予定です。
・ダンジリ訴訟 地裁弁論準備 6/22 11:30 711号法廷
次回被告より訴訟への反論(実質的な被告の初めての主張)
・大阪府議会議員の費用弁償訴訟 高裁第1回弁論 6/24 13:15 72号法廷
1審敗訴を受けて控訴 第1回の口頭弁論
・違法な合意充当訴訟 地裁弁論準備 7/7 15:00
次回被告より退会給付金制度廃止に伴う互助会からの返還金の性格について主張予定
・非常勤職員期末手当訴訟 地裁弁論準備 711号法廷
次回原告(当方)より、遡及適用について反論 被告より原告の第2準備書面に反論