2009年08月31日
会報第96報をアップしました
8月30日に日本の政治地図が大きく塗り変わりました。ほぼ55年間政治の中枢にあった自民党に変わって民主党が政権を任なっていくことになりました。ここ18区でも40数年間国会議員を務めた自民党大物議員は小選挙区で破れ、変わって民主党の議員が代表となりました。この状況はここ18区だけでなく全国いたるところで見られる現象です。
小泉元総理の実践した新自由主義は格差社会を増大させ、若者が将来に希望や夢をもてない社会を創ってしまいました。本来政治は光が当たらない人々に救いの手を差し伸べるためにあると思っています。
憲法に保障された「最低限度の文化的な生活」を営めるよう新政権に期待します。
翻ってここ和泉の地でも6月に新市長が誕生しました。公約の大きな柱である市民税や上下水道料金の10パーセント減額の実現はかなり先になることが大綱質疑や一般質問を通して分かってきました。
敬老祝い金の復活により今後5年間で2億7千5百万円を必要とします。従来は77歳に
1万円、88歳に2万円、99歳以上に3万円をお渡ししていましたが、これにプラスして今後辻市長の下では78歳から87歳までは5千円。89歳から98歳までは1万円をお贈りします。
個人にすれば5千円、1万円の金額でもトータルすれば5千万円から6千万円といった大きな金額になります。
高齢者を敬うことは大切ですが、お金をお渡しすることでそれが実現するとは思えません。
むしろこれだけのまとまったお金が捻出できるのであれば子ども支援や若者の就職支援に、あるいは長野県や佐賀県で取り組み、大きな成果が上がっている少人数の宅幼老所などの設置を考えるべきだと思っています。
8月下旬に福井県で開催された「自治体学会」に参加してきました。全国から約300人の主に自治体職員が集まり、研鑽、交流しました。
和泉市でも人材育成の為の研修は実施していますが、多くは外部講師を招いて庁舎で話を聞く研修です。私は自身の経験から同じ立場の人が集まる外部研修に積極的に参加すべきだと考えています。井の中の蛙にならず大海を知ってほしいのです。
残念ながらこの種の勉強会で和泉市の職員と会ったことはありません。
今後人材育成についても積極的な提案をしていきたいと考えています。