2009年09月30日
会報第97報をアップしました
今月号は
・槇尾川ダムの見直し
・一般質問
について特集しています。
槇尾川ダムは私たち「槇尾川ダムの見直しを求める連絡会」が長年にわたってその見直しを求めて活動してきました。多数の署名を集めて大阪府に提出し、大阪府の公共事業再評価委員会で意見陳述し、数回にわたってシンポジウムを開催するなど、長年にわたって活動してきましたが、ついに今年になってダムの本体工事の契約が行われ、ダム建設が本格化する状況にありました。
その時に民主党の新政権が誕生し、新たに国交省の大臣に就任した前原氏が全国のダム事業の見直しを発表しました。それに合わせるように大阪府の橋下知事が現在行われています第3回の再評価委員会で、今までの態度を大きく変えてダムの見直しに言及する発言をされました。
いよいよ槇尾川ダムが見直されようとしています。
ついで9月の定例会で一般質問しました。今回はその中で辻市長の公約を実現するために結成されたプロジェクトチームの状況について質しました。結論から言えばプロジェクトチームの検討は私から言えば極めて緩慢で、学識経験者や企業経営者、市民からなる新たな検討チームを立ち上げることを決めたのが唯一の成果です。市長公約の市民税の減額、上下水道料金の引き下げの実現の最大の課題はその財源をどうするかであり、やらねばならないことは極めて明快であり、それをプロジェクトチームに加え今回新たな検討チームを作って検討するというのは屋上屋を重ねるだけで、いたずらに時間を浪費するだけです。市長として明確な目標とスケジュールを事務方に指示し実行方案を策定させなければ事は進展しません。うがった見方をすればその検討チームの答申で財源を捻出する方策が見つからなければ、公約を反古にし、その責任を検討チームに転化するのでは無いかと危惧するところです。民主党の新政権は矢継ぎ早に新たな政策を事務方に指示し、国民に約束したマニフェストの実現を目指しています。それに引き替え市民に約束した選挙公約を何が何でも実現しなければならないという市長の決意が全く感じられません。私は毎回の定例会でこの問題を取り上げるつもりです。
会報第97報
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