2011年08月10日
雨水ネットワーク会議全国大会へ
8月5日、6日の両日雨水の活用を考える全国大会がドーンセンターで開催され、参加してきました。
今年で4回目を迎える同大会には以前から関心を持ち、いつか参加したいと思っていましたので、今回は大阪での開催となり、ラッキーでした。
参加者は初日，2日目とそれぞれ300人、計600人もの方が参加され、子供たちの環境学習教室や多くの展示ブースもあり、活気のある会場でした。
基調講演をされた村瀬誠さんは元行政マンで薬学博士です。墨田区職員の時、両国国技館への雨水利用システムの導入を考案され、その後国内外の雨水利用プロジェクトで活躍されています。
2002年に「革新的雨水利用」でロレックス賞準入賞。2007年「未来を変える世界の人々80人（フランス）に選出された方です。
墨田区は海抜が低く、都市型洪水に悩まされてきた地ですが、仲間とその原因、対策を自主研究する中で見えてきた処方箋は「流せば洪水、溜めれば資源」だったそうです。
全国でもいち早く雨水活用を社会の仕組みにするため、雨水の貯留，浸透及び利用に関して、推進指針の作成、開発における指導要綱化や条例化に墨田区は取り組んでこられました。
両国にある「国技館」の大屋根は8400�屬發△蝓�1000トンのタンクが地下2階にすえつけられているとの事ですが、最初からスムーズに推移したのではなく、墨田区が寄り切った形で実現したようです。
近年は各地でゲリラ豪雨が多く発生していますが、いくら河川を整備して100年対応の川にしても、内水による浸水被害は多く発生しています。
それは下水の雨水対策が10年対応の５０ｍｍ／hと決められているからです。これからの都市型洪水に対応するためには従来の「いかに早く排水するか」から「雨水をその場で貯留、浸透させゆっくり排水させるか」に変わっていかなければとも指摘されていました。
全く同感です。
河川行政を担う人に「内水は下水が担当」との意識がしみこんでいるのは、今までの行政マンとのやり取りで痛感してきました。
行政の縦割り意識をはずし、都市型洪水対策や雨水の活用を改めて考える時期が来ていると思いました。
東京都内では雨水利用システムを導入している施設は１０００件を超え、２０１２年春にオープンする予定の東京スカイツリーは日本屈指の雨水活用施設だそうです。
私は自宅に２００ℓのミニタンクを設置し、庭木の散水などに利用していますが、とても重宝しています。
タンクをカラにしていても、少しの雨ですぐタンクいっぱいの雨がたまります。
水道代の節約だけでなく、多くの方が設置すれば雨水の流出速度を抑制する事も出来る『雨水貯留タンク」が広まってほしいと願っています。
今年で4回目を迎える同大会には以前から関心を持ち、いつか参加したいと思っていましたので、今回は大阪での開催となり、ラッキーでした。
参加者は初日，2日目とそれぞれ300人、計600人もの方が参加され、子供たちの環境学習教室や多くの展示ブースもあり、活気のある会場でした。
基調講演をされた村瀬誠さんは元行政マンで薬学博士です。墨田区職員の時、両国国技館への雨水利用システムの導入を考案され、その後国内外の雨水利用プロジェクトで活躍されています。
2002年に「革新的雨水利用」でロレックス賞準入賞。2007年「未来を変える世界の人々80人（フランス）に選出された方です。
墨田区は海抜が低く、都市型洪水に悩まされてきた地ですが、仲間とその原因、対策を自主研究する中で見えてきた処方箋は「流せば洪水、溜めれば資源」だったそうです。
全国でもいち早く雨水活用を社会の仕組みにするため、雨水の貯留，浸透及び利用に関して、推進指針の作成、開発における指導要綱化や条例化に墨田区は取り組んでこられました。
両国にある「国技館」の大屋根は8400�屬發△蝓�1000トンのタンクが地下2階にすえつけられているとの事ですが、最初からスムーズに推移したのではなく、墨田区が寄り切った形で実現したようです。
近年は各地でゲリラ豪雨が多く発生していますが、いくら河川を整備して100年対応の川にしても、内水による浸水被害は多く発生しています。
それは下水の雨水対策が10年対応の５０ｍｍ／hと決められているからです。これからの都市型洪水に対応するためには従来の「いかに早く排水するか」から「雨水をその場で貯留、浸透させゆっくり排水させるか」に変わっていかなければとも指摘されていました。
全く同感です。
河川行政を担う人に「内水は下水が担当」との意識がしみこんでいるのは、今までの行政マンとのやり取りで痛感してきました。
行政の縦割り意識をはずし、都市型洪水対策や雨水の活用を改めて考える時期が来ていると思いました。
東京都内では雨水利用システムを導入している施設は１０００件を超え、２０１２年春にオープンする予定の東京スカイツリーは日本屈指の雨水活用施設だそうです。
私は自宅に２００ℓのミニタンクを設置し、庭木の散水などに利用していますが、とても重宝しています。
タンクをカラにしていても、少しの雨ですぐタンクいっぱいの雨がたまります。
水道代の節約だけでなく、多くの方が設置すれば雨水の流出速度を抑制する事も出来る『雨水貯留タンク」が広まってほしいと願っています。
