2016年01月01日
新年のご挨拶
昨年は台風18号の大雨により鬼怒川が決壊、上総市等で甚大な被害がでました。又箱根山や鹿児島県口永良部島の新岳での爆発的噴火等自然の脅威をまざまざと感じました。
世界ではフランス・パリ中心部で連続テロ事件やロシア航空機の墜落等ISが首謀したとみられるテロが多発、世相は暗澹たる状況です。
又国内では大きな歴史上の転換点となる二つの出来事がありました。一つは安保法案の成立で、憲法解釈を変更し制限的ではありますが集団的自衛権を認め、戦争の出来る国に変わりました。もう一つは九州電力川内原子力発電所1号機が新規制基準に基づき4年3カ月ぶりに再稼働し、日本の原発ゼロの期間は1年11カ月で終了したことです。
又大阪都構想も、住民投票で否決、ダブル選挙で維新の圧勝で再び復活の可能性がささやかれる等橋下氏を巡って目まぐるしく動きました。
さて私たちが住む和泉市では一昨年に市立病院から徳洲会を指定管理者とし民営化しました。徳洲会については応募時から公選法違反の問題があり、指定管理者となった以降も看護師不足のため市が2億円を超える支援金を徳洲会に補助したこと、新病院の建設に対し病院規模について徳洲会が一貫した対応を怠ったため、病院計画は二転三転したなど問題が多く、今後長期にわたる病院経営に一抹の不安を感じています。
続いて庁舎問題の方向が決まった事です。住民投票の結果は和泉中央への移転が過半数でしたが、議会は賛成が2/3に達せず、移転条例は否決されました。市民の皆様の判断を仰いだのにその結果を無視するような議会の結論は、住民投票は一体何だったのかと市民の皆様に不信感をもたらしたのではないかと、議会の一員として大いに反省しています。議会は市と共々、誤りなき市政運営を行って行かねばならないと心に誓っています。
2016年正月
会報第170報
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コメント一覧
・市庁舎移転が否決されたことに賛成議員が総懺悔して問題点を曖昧にするよりも現地建替え上の借地解消を含む多くの諸問題について移転反対議員と共に議論を極め、場合によっては建替えでなく借地解消、補強の原案まで遡った採択を図ることまでお考え下さい。住民投票が議決のダシに使われた市民は怒ってます。