2019年08月14日

長野県上田市の上水道施設を視察してきました

731日、81日の両日長野県上田市にお住まいの信州大学名誉教授中本信忠さんのご案内で染屋(そめや)浄水場と石舟浄水場の視察をしてきました。

中本先生には74日(木)に泉北水道にお越しいただき、施設を見ていただきアドバイス等を戴いたのですが、当日私は裁判があり、昼食会からの参加となりました。その席で午前中に参加した面々から泉北水道の継続についてはこの施設を活用して、今までどおりの水作りが可能だとの見解を戴いたとうれしい報告を貰いました。しかし行政側は私たち議員側には泉北水道を継続するには今の緩速度濾過から急速濾過方式への変更が必要で、そのための経費は約70億円が必要だと言っています。しかし中本先生の見立てでは今の状況で少し工夫をすれば、たとえば砂の層をもっと厚くし、水深をもう少し浅くする等をすれば十分やっていけるとのことでした。

中本先生は砂でゆっくり水をこす「緩速濾過法」を微小生物が細菌などを分解する点に着目して「生物浄化法」と名づけ、多くの発展途上国において技術支援を行い、今年の春「日本水大賞・国際貢献賞」を受賞された方です。

今回の現地視察では泉大津市、高石市の議員さんとご一緒しました。最初に見学したのは川久保橋下で、なんとその上流には汚水の処理施設場があり、その排水を原水として「染屋浄水場」で水を作っています。染屋浄水場は大正12年(1923年)築で緩速濾過池が13も有り、計画浄水能力は46,800㎥/日の施設です。平成29年度の実績は給水人口 約75,700人、取水量33,800㎥/日→配水量25,500㎥/日との事です。中本先生のご案内で浄水場の中を仔細に見学できました。先生は緩速濾過池の多くの地点で、先生手作りと思われる道具で濾過池の土を採取し、専用の容器に入れておられました。こうした地道な研究の成果が開発途上国からの強い要請を受け、多くの国で安くて安全な水作りに貢献されているのだと、改めて先生の偉大さを実感しました。

翌日は「おいしい水を広める市民の会」の皆さんが先生と一緒にご案内くださいました。メンバーは多士済々で元議員の方や中国語の翻訳と出版をされている方、土と味にこだわる農業者の方、そして後に生きる世代が楽であるようにと環境にこだわった商品を販売している方などです。

2日目は石舟浄水場です。

こちらも緩速濾過の浄水場で昭和45年に完成しました。計画浄水能力9,000㎥/日 取水施設1池 緩速濾過池5池の施設です。

緩速濾過でおいしくて安全な水をつくれ、しかも経費が安いとなればどなたも緩速濾過の水を選択しそうなものですが、和泉市、泉大津市,高石市の3市は令和2年度末に信太山浄水場を廃止する計画です。今回上田市を訪問して大正12年に完成した染屋浄水場が現役で活躍していました。信太山浄水場も濾過池の砂を厚くして、水深を浅くすればまだまだ現役で使用できると先生からアドバイスいただきまた。安くておいしい水を作り続けることが可能なのに、なぜ行政側は早急に信太山浄水場を閉鎖しようとするのか理解に苦しみます。

仮に信太山浄水場を閉鎖するとすれば、除却費用として37100万円が必要との試算があります。

(緩速濾過池→162,600千円、送配水管・場内配管→108,400千円、その他 100,000千円)

 

災害時には自己水を持っていることが住民の命を救うことにつながります。そして何より、信太山浄水場の水は緩速濾過のおいしい水です。

泉北水道で水を作り続けることが出来るように、考えていきたいと思います。P1140387P1140396P1140402

 

 

 

 

 

 

 

 



masako_hiroba at 16:23コメント(0) 

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和泉市の環境市民派女性議員です。
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