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花組の千秋楽を見てきましたよ。トップスター明日海りおさんの退団公演でもあり、タカラヅカでは、今年最も激戦のチケットだったのではないか…、それが当たったので、私はとてもびっくりした。っていうか、「宝塚友の会」で当たるんだね。ファンクラブとかコネがある人しか見られないのかと思ってました、すみません。

千秋楽は特別な公演であり、トップ退団公演にはサヨナラショーがつくということは知っていたけど、実際に(劇場で)観るのは初めて。朝からソワソワして、落ち着かない。ここ数日は、劇場まで無事にたどりつけることを目標に生活を送っていました。

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サヨナラ公演は白い服で見るという決まりがあるらしく、劇場前に白い人がいっぱい。私も白い格好でのぞみました。しかし、白くない人も2割くらいいました。そんなものか。靴まで白いの買ってしまった…。(まあ、揃えるのも楽しかったので、良いですが)

この公演は、もう1枚チケットあったのだけど諸事情で行けなかったので、いきなり初見で千秋楽でした。事前に台本だけ読んでいて、「ほう…すてきなおとぎ話」という印象を持っていたのだけど、舞台でみるとやっぱりその100倍は素晴らしいですね。とても綺麗な舞台でした。衣装の美しさ、演者の立ち姿、ライト、舞台装置、音楽、どれもとても丁寧で美しい。

精霊の世界と人間の世界は共存しているけど、人間には精霊が見えないという「お約束」、そこがお話の大きなポイントで、私たちが暮らしている世界も見えない誰かが見守ってくれているのかもしれない、と感じました。

それと、最後に「ここ(胸)に夢がないと、現実に負けそうになる。でも私の心の奥にはあなたがいてくれた。だから生きてこられた」という、ヒロイン・シャーロットのセリフ。夢とは、タカラヅカファンにとってはこういった舞台なのかもしれないし、大切な人や思い出かもしれない。

お芝居は、いろんなセリフや場面を、自分と重ねて見るところがあり、心がひきつけられました。

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ショーも良かった。これもう1回見たいわ〜と思いながら見てました。特に退団するしろきちゃん、退団しないけど瀬戸かずやさんが素敵だった。瀬戸さんは「カッコいいけど、女装しないよな、この人」と思ってたら、サヨナラショーでちょっとだけ女装シーンあって、びっくりしました。

全員にネコちゃんペンライトが配られていて、かわいかった。素敵なおみやげになりました。

サヨナラショーは、明日海さんがこれまでお芝居やショーで歌ってきた曲を歌うという構成なのですが、各場面でキャラが変わっていて、本当にすごかった。没入というのか、その役になってしまっているんだよね。それがスイッチみたいに一瞬で切り替えられるものなのかと驚きました。

近くの席で泣いてる人もちらほら。映画館で中継を見てた友達によると、彼女の両脇の人は号泣しつづけていたそうです。デビューから応援してるとすると、16年くらい? …感慨深いよね。

明日海さんを初めてじっくり見たのは、2016年のミ―アンドマイガール。この公演で、20年近くおやすみしていた宝塚に戻された、と感じました。軽妙で楽しそうで、素敵な舞台だった。それから、いくつか花組の舞台を見る機会があり、観るたびに驚きと敬服。博多座まで遠征で見たのも、花組でした(あかねさす紫の花/Sante!)。「ポーの一族」もゾクゾクする美しさがありました。映像で何度も見た「春の雪」「金色の砂漠」も良かった。

決して大きい体ではなく、たまに薄着の明日海さんを見るとびっくりするくらい細い。あの体で舞台に立ち続けて、大変だっただろうなと思います。たくさんの素敵な舞台をありがとうございました。また次の舞台を楽しみにしたいと思います。