(ネタばれになります。まだ知りたくない方はここでページを閉じて下さいネ)



 朝の高台家

   和正;((3日て・・・  早くね!?))

   茂子;((まあ・・・
        思ってたよりね・・・はるかに ))

高台家34-2
   
   光正;((それなりに良い一日を)) 

そう言って 光正は会社へと出かけて行った

   和正;((調子こいてる))

   茂子;((あんな浮かれた感じのみっちゃん
        初めて見た 調子こいてるね))



通勤途中の光正

   光正;((実をいうと 
        木絵の決断の早さは 僕も驚いた
        彼女は 僕が思うよりはるかに
        大物かもしれない
        悩まないと決心したからには
        本当に見事に悩んでない))





人でごった返している駅
かなり混んでいるので周りの人達はイライラとしている
木絵は混雑している人の中で 前方にいる光正を見つけた

   木絵;((あ  光正さんだ
        あーあ 気付かずに行っちゃう
        こーゆー時は))

木絵の妄想が始まった――――

  木絵 「伝言ゲ―――――ム!!」

木絵の前に並んでいたサラリーマンが振り返り

  サラリーマン「ヨッシャ!!」

         「さあ こい!!」

  木絵 「木絵から 光正さんへ おはよう」

ヒソヒソと伝言を前へ前へと伝えていく通勤客達

  木絵 「では 発表!!」

  光正の後ろにいた通勤客「もんとりうって倒れこむ平六の目に最後に映ったのはお稲のはだけた着物の裾からちらりとのぞく 以外にもふくよかな白い太股だった」

  隣の通勤客「木絵から平六さんへ おはよう」

  木絵 「惜しい!! てゆーか 平六って誰!!」


 
木絵 「・・・あ」

現実にもどる木絵

   木絵;((光正さん))

光正が改札口で待ってくれていた

光正 「おはよう」

木絵 「あ おはよう」

   木絵;((気付いてたのね))


高台家34-3


するとそこへ

阿部 「おはよう 
    お揃いで御出勤とは」

光正 「おはようございます」

   木絵;((阿部さん
        おはようございます!!))

そう思いながら阿部にニコリと微笑む木絵

阿部 「 ? 」

光正 「木絵

木絵 「あ・・・ あすみませんっ
    おはようございます」

阿部 「朝っぱらからフィアンセに
    見とれてたのか? や―――ね―――」

木絵 「あ・・・そ そんな」

   光正;((ちょっと混乱してるけど))

阿部 「それで?
    お式の日取りは決まったの?」

木絵 「あ・・・はい」

阿部 「そう! そりゃよかった
    住まいは決まった?
    ご両親とは同居?別居?」

木絵 「それは・・・まだです」

阿部 「高台さんの家って大邸宅なんでしょ?
    やっぱり同居になるんじゃない?」

   光正;((う――ん 僕は
        木絵のためには別居の方が
        いいんじゃないかと思っているんだ))







高台家に招かれた木絵

由布子「その必要はありませんよ
    部屋はたくさん余ってるのに
    西棟は全て二人で使うといいわ」

   由布子;((木絵さんは高台家の嫁としては
         まだまだまだのまだまだだから
         近くに置いて鍛えなければ))

   光正;((こんなことを企んでる人もいるし))

由布子「部屋も長く使わないといたむと言うし」

   木絵;((そうなのよね―――
        庶民の私は実家の人口密度を考えると
        まだまだ 何家族も暮らせそうな
        使ってない部屋が
        あまりにもったいないと
        思ってしまうよね――――))

茂子 「そうよ 部屋あるんだから 使わなきゃ」

和正 「それにここは通勤にもわりと便利だしね」

茂子 「それにみっちゃんは海外出張多いしね」

   茂子;((それに妄想面白いしね))

   和正;((面白いしね))

   光正;((こんなやつらもいるし))

和正 「ここにはコックもメイドもいるから
    家事も楽だよ」

茂子 「自由にやりたければ
    西棟にキッチンでも何でも
    揃ってるし
    それにみんなで一緒に暮らした方が
    きっとすごく楽しいと思うわ
    お姉さま

   木絵;((お姉さま!! ))

木絵の妄想がまた始まった――――

 やうこそ お姉さま

  茂子 「この度、お兄様のご結婚が決まり
      お嫁さまがいらつしやいますので
      私にお姉さまができます。
      ひどく面映ゆかつたのですけれど、
      『お姉さま』とお呼びしましたの。
      お姉さまもひどく面映ゆさうにして
      いらつしやつた。」

高台家34-4


  和正 「でも僕は面映ゆすぎて、
      お姉さまとお呼びできません
      ある雨の日、
      お姉さまが傘を持つて
      いらして下さいました。
      『ありがたう お姉さま』
      僕は聞こえないほどの小さな声で言ひ、
      がむしやらに走つて帰りました。」



    和正;((気持ちわりーよ
        てゆーか 子供じゃないか!
        不気味な子供だ 気持ち悪い))

   茂子;((うぐぐ  やっぱりたまらん))

   木絵;((でも 光正さんの家族みんなに
        こんなふうに言ってもらって
        私って本当に幸せ者だな―――))

光正 「いいの?」

   光正;((結局 僕らは
        ここで暮らすことになった))

【第35章へ続く・・・】

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