2008年11月06日

弥治郎こけし

こけしヌマッちゃんはいま白石蔵王にいるが、先日家で飲んでいるときこけしの作家(工人というらしい)の何とかいう著名な人が亡くなって、残された作品の管理や販売を任されているというので、ひとつ確保しておいてと頼んでいたら、ぼくが留守の時に来て置いていってくれた。

以下は、ヌマッちゃんの講釈である。個人名が多いので少しはばかられるが、地域では公知のことなのだろうし、悪いことではないのでそのまま載せる。少し長いが。

「弥治郎こけし」。治郎を次郎と間違え安く、こちらに来た時も水道タンクも間違ったプレートがあり、これは現在取り返させました。役所自体が間違えるのですから。弥治郎こけしには大きく分けて三系統があります。こけし自体は血族及び師弟の関係で文様やフォルムが伝承されます。
それを勝手に意匠をまねる事はルール違反になります。

三系統
佐藤マケ マケとは係属みたいなものです。佐藤マケには二つの流れが有ります。
一つは、佐藤幸太の流れ この流れの現工人は 佐藤辰雄(現在は製作はしていません)、弟の慶明(私の退職記念のこけし)、佐藤辰雄の弟子の佐藤英雄(白石市市議会議長)、佐藤家から養子に行って姓名が変り三代目ですが、福島の白布温泉でお土産屋をやっている新山純一、熱塩加納村現在は喜多方市で挽いている井上ゆき子(現在は腰痛が酷くて休工中)、娘の井上はるみ(今年のみちのくこけし祭り=山形市=で内閣総理大臣賞を受賞)。
今一つは、佐藤栄治の流れで現工人は佐藤正(磐梯熱海温泉・旧国鉄職員)、佐藤美奈雄(白石市内)、蔦文男(米沢市小野川温泉で大きなドライブインを経営)、土屋佐次兵衛(小野川温泉)、鎌田うめ子(休工中)、孝志、美奈枝(妻)、悦子(姉・休工中)。

新山マケ 新山学、実、・新山慶志・亨(休工中)、横山水樹(飯豊町)、新山左京、民夫、浜津平三郎(休工中)、武田憲雄(休工中)、佐藤幸一、新山吉太郎(休工中)、吉紀(平成20年度全日本こけしコンクール内閣総理大臣賞受賞)、真由美(妻・43歳)。

小倉マケ 小倉勝志(弥治郎こけし組合長)、佐藤誠孝、美喜子、英之(いわき市)。

また、鎌先温泉の本田鶴松・亀寿親子の弟子たちが弥治郎系でも独自の文様を描いています。星博秋・定良兄弟がそれを引き継いでいます。

雅弘さんのこけしの素材ですが、多分、かつらか桧だと思います。樹がやわらかくて刃物の切れ味と轆轤技術が上手でないと上手く挽けません。
こけしの素材ではミズキやいたやかえでを使います。木肌が白いので描彩によいのですが、有色材で桜や椿・梨をこのごろ使う工人が増えています。私は、有色材のこけしはあまり買いません。ましてエンジュなどは木肌がより茶色なので求めることはありません。
 
 今年の鳴子で行われた全国こけし祭りの最高賞は六郷仁美で私の可愛がっている工人です。この素材は福島県の梨畑の材料を使いました。

弥治郎こけし村のコーナーは私の企画展示で毎月(今月は来館者の希望で二ヶ月)に一度の模様替えを行っています。

masao55ota1 at 07:11│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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