奇跡が起こせます！！リチャード・オスタリンドと言う人が考え出したカードマジックのシステムを解説した冊子です。冊子ですので「読んで覚えて実演」と言う流れになります。
「システム」と言うのは、カードをある特定の並びで並べる事で、すぐに観客の選んだカードが分かるようにセットしておくことで、システム自体は有名だと思います。中でも有名なのは「サイ・ステビンス・システム」ですが、想像してもらえれば分かるんですが、システムの欠点は一見バラバラに見えても良く見ると規則性が丸分かりって言う危うさを持っています。
そこでこの「ブレイクスルーカードシステム」なんですが。
天才です!!
実はこの冊子自体は１年近く前に手に入れていたのですが、しっかりと読んでいませんでした。「システム」＝「めんどくせぇなぁ」と思っていたからです。
ふとしたきっかけで読んでみました、やっぱりはじめの２ページでくじけそうになりましたが、我慢しましたよ。
んで、一人でやってみましたよ。
感想は・・・・
「ノーベル賞だろ？コレは。」
です。
いやー、参りました、久々にマジックやっていて震えました。
ちなみにこのシステムを使うとこんな事が出来ます。
現象��
観客にも何度かカットしてもらったトランプを広げて１０枚くらい「ゴボッ」っと取ってもらいます。その束をばらばらにシャッフルしてもらって誰にも見えない様にしてもらいますが持っているカードを次々に当てます。
フォースは使いません。
現象��
観客に好きなところでストップと言ってもらいそこからカードを取ってもらいます。何人かの客（５０人でも可能）に次々にカードを取ってもらい、全員のカードを一人ひとり当てます。
現象��
ギャンブルのブラックジャックをやると言って、観客数名にディーラー役とプレーヤー役になってもらいます。全員に２枚ずつカードを配りますが全てのプレーヤーの手をカードを明ける前に予知してしまいます。
上の現象のうち�，鉢△魏真佑�に見せましたが絶大な反応です。そりゃそうです、カードはどう見てもバラバラ。引いたカードをデックに戻させる事もしないので「不可能性」は満点です。
友人の牧野くんは普段、いろんなマジックを見せても「ふーん」で終わるのですが、このマジックは「頼むから、タネを教えてくれ！」と泣きついて来た程です。
とにかくおすすめですが、このシステムが知れ渡ったらそれはそれで非常に困ります。Ｇ’ｓファクトリーの商品説明で「売ろうかどうか迷った」と書いてありますが、納得です。
習得するのに３０分くらいはかかりますが、コレだけのマジックであれば多少の苦労はしましょう。相当、頭が弱い私でも習得できたので問題ありません。
総合評価 満点です。
