2010年02月13日

EUのメリットとデメリット

ギリシャ首相、EU支援を感謝しながらも遅すぎたと批判

EUの強みとは何だろうか。
経済面での強みは労働や資本の移動が自由であることだろう。経済の成長には労働・資本・土地が必要であるされるが、これらの流動性が存在することはすなわち経済の活発化につながると考えられる。
政治面での強さは共同体の総意に基づく意見を国際的に認めさせることが可能になることと考えられる。EUを利する条例・意見を国連などの場で認めさせたい場合、そのマスパワーを利用して押し通すこと、またアメリカ、ロシア、中国等の大きな国とやりあう際はこの力を大きく生かすことが可能と考えられる。

ではデメリットのほうはどうだろうか。
各国間の交渉がうまくいかない場合は全体として機能しないことがまず挙げられる。丁度冷戦時代のアメリカとソ連の対立が国連を機能させなかった様に、共同体内での不和はその共同体全体としての活動を阻害する可能性を持っている。例え文化が似ている欧州であっても複雑な利害関係があることは容易に想像できる。
そしてもう一つのデメリットは共同体内において一国の問題が共同体内の諸国家へ波及することだろう。
その国を助けるにしても見捨てるにしても、何らかの負担か犠牲が発生する。そして例えそれが将来の発展のために必要不可欠であったとしても短期的には非EU諸外国との競争において負ける要因となる。

勿論これらのメリット、デメリットはEU設立の前に考えられていたことだが、現在の世界不況の影響でこれらのデメリットがどんどん出てくることが予想される。そうなった場合、果たしてEUは今後ともそのつながりを保持しておくことが可能なのかが興味深い。

非EUの日本国の人間としてはEUの不和は日本とのEU諸国の貿易が相対的に活発になりそうに感じるため歓迎できる面もあるが、個人的には様々な障害を乗り越えて手を結んだEUを応援したくもある。
内定をもらった企業の先輩社員(かなり年上)が色々な問題を見ることができる年に新入社員になれることのメリットを生かすように言われていたが、今後のEUの動向には関心を持っていたいと思う。

masawo2008 at 19:12コメント(0)トラックバック(0)思索 この記事をクリップ!
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