組織が有効に機能し、
組織の目的である相乗効果を
最大化するには、
いくつかの重要な要件を
満たさなければいけません。
その要件の中に
「縦横のコミュニケーション」
を円滑に行うというものがあります。
これはいわゆる「報連相(ホウレンソウ)」
を指すわけですが、
この「ホウレンソウ」が円滑に
行われている企業は、
それだけでも組織の相乗効果を
相当程度高めることができます。
反面、「ホウレンソウ」が
円滑に行われていない企業では、
あちこちでロスが生じている
可能性が高いといえます。
二度手間、三度手間が
あちこちで発生し、
それに関わる無駄な時間
にも当然コストがかかります。
収益を圧迫し、
働けど儲からないという悪循環
にはまることになります。
ところが、この「ホウレンソウ」
の懈怠(けたい)による機会損失には、
意外にも皆さん、
大らかというか、鈍いというか・・・。
それほど問題視されることも
少ないように感じます。
それは不良品のように、
直接目に見えるものではないために、
ロスを実感し難い
という側面があるのかもしれません。
実は、組織の目標達成に向けて
高い意識を持てなければ、
「ホウレンソウ」の懈怠による
機会損失にも、
人はそれほど敏感になれないのです。
よって、「ホウレンソウ」が
うるさく言われない会社は、
ほぼ間違いなく組織の目標達成
に向けた意識が、
それほど高くないといえます。
それでも利益が出ているうちは
まだ良いのでしょうが、
徐々に利益が出なくなり、
いよいよ赤字となって
慌てることになります。

ビジネスにおける
「ホウレンソウ」は
基本中の基本です。
この重要性が認識されていない
ということは、
組織で仕事をするということの
基本が理解できていない
ということです。
こういう企業の多くは、
一人親方がそれぞれ勝手に
営業をしているようなものですから、
1+1は2にしかなりません。
上記の通りロスも出ていますので、
2にもなっていないかもしれません。
むしろ、一人でやった方が、
一人当りの効率は高い
可能性さえあります。
これでは、組織で仕事をしている意味
がありません。
組織で仕事をしている意味が無い
となれば、
企業としては致命的な話です。
それほど深刻な問題なのです。
また、組織において
コミュニケーションを
円滑に行うためのツールは、
年々発達していきます。
多くの企業で、
「ホウレンソウ」を促進
するための道具、
例えば携帯電話やPC、
タブレット端末など、
一人が複数のツールを持つ時代
になっています。
こうした時代背景において、
「ホウレンソウ」の重要性を
理解している会社と、
そうでない会社の格差は、
これから広がることはあっても、
縮まることは決してありません。
早々に、自社の課題を明確にし、
改善に向けた活動に取組むべきでしょう。