中小企業の技術承継は、
事業承継と同様に、
中小メーカーにとって
非常に深刻な問題といえます。
とりわけ、
熟練職人が保有する技能は、
本人のカン・コツに
依存するところが多いという点で、
極めて属人的であり、
標準化が難しい部類
であるともいえます。
とはいえ、
人の高齢化とともに、
技術や技能が失われてよいわけはなく、
未来永劫にわたり、
企業が存続発展していく上で、
この技術や技能の
承継問題は避けては通れない
問題なのです。
ではどうすれば、
効果的にこうした技術や技能を、
若手に承継させることが
できるでしょうか。
様々な手段で技術・技能承継を
試みますが、
なかなか上手くいきません。
そこには、
様々なハードルが存在し、
途中で挫折してしまうケース
も少なくありません。
具体的には、「人」、「時間」、
「方法」、「意識」が
技術承継の大きなハードルとなっており、
これらの阻害要因を排除しない限り、
技術承継はなかなか上手く進みません。
こうしたハードルをクリアするための
有効な手段の一つとして、
技術の標準化・マニュアル化
というアプローチが考えられます。
技術のマニュアル化というアプローチは、
とりわけ目新しいものでもなく、
過去に取組まれた企業様も
多いことと存じます。
それで上手くいかなかったとすれば、
やり方(取組み方)が拙かった
可能性があります。
いくつかのポイントを押さえて
取組むことができれば、
マニュアル化は
技術承継の有効な手段として
機能させることができるはずです。

弊社では、
使える(技術承継)マニュアル
とするためには、
次の「5つのコツ」があると考えています。
「取組みのコツ」
「作成のコツ」
「役立てるコツ」
「管理のコツ」
「改訂のコツ」
ここではあまり詳しく触れられません
(ぜひ、セミナーにご参加ください)が、
これらのポイントにおける
「使い方のコツ」を理解しておけば、
マニュアル導入に成功する確率
はうんと高まることでしょう。
同時に、組織内のコミュニケーション
が活発化するという副次効果
も期待できます。
企業の組織力を強化する上で、
コミュニケーションやルール
が重要であることは周知の事実です。
こうしたマニュアル化への取組みは、
組織力を向上させる上でも
有効な取組みといえるでしょう。

成長しない時代であればこそ、
企業の本質的な強みを見極め、
それを確実に継承していくということは、
企業が永続する上で
欠かせない重要課題であります。
とりわけ、製造業(メーカー)における
技術というものは、
その企業の本質そのものである
ことも少なくありません。
確実に承継できる仕組みを、
組織の中に構築していきたいものです。