4月を迎え、多くの企業様で新入社員を
迎え入れていることでしょう。
今回は若手の教育について考えてみます。

若手教育の重要性が増してきています。
働く環境や働く側の意識が
急速に変化している昨今、
これまでの常識は
どんどん通用しなくなってきています。
社会からの要請や、
働く側の意識の変化に
適切に対応できなければ、
若手人材の定着は難しいでしょう。
それは中長期的に、
組織力の低下を招きます。
改めて新人教育の重要性を
考えてみたいと思います。
長時間残業、残業代の不払いなど、
ブラック企業と称される問題企業が、
次々とつるし上げられる昨今、
労働時間に対する意識は過剰なまでに、
働く側に刷り込まれています。
もちろん、長時間残業は
好ましいことではありません。
残業代の不払いなど、
もってのほかでありますが、
ひと昔前であれば、
多かれ少なかれ、
こうした状況はあちこちに存在しました。
また、そうした過酷な環境の中で
もまれることで、
成長すべき時期に大きく伸びた
ビジネスパーソンは数知れないと思います。
誤解を恐れずお伝えするとすれば、
働く環境が改善されていくことで、
同時に(自然に成長するという)
成長の機会も奪われがちに
思えてなりません。
こうした流れの中、
働く側の意識も大きく変わっています。
多くの新入社員は
長時間労働を良しとしません。
残業よりも、自分のための時間
を確保することを優先します。
昔のように仕事優先というタイプは、
もはやマイノリティーなのです。
それゆえ、伸ばすために仕事を詰め込む
ということも難しくなってきました。
詰め込むと潰れるというケースが
増えているのです。
仕事が人を成長させるというやり方も、
与え方を見直さない限り、
逆効果にしかなりません。

このような世の中の流れ、
若者の意識が変化する中、
ますます若手の教育の重要性
は増しています。
仕事を詰め込んで育てるというやり方は、
上記の背景ではほとんど不可能でしょう。
限られた時間の中で、
いかに効率的に仕事を進める
ことができるようになるか。
その中で、どのように働くモチベーション
が高まるような成功体験を
与えられるかがカギです。
時間の制約がある以上、
本人達が限られた時間の中で、
最大限の努力をし、
そこから得られた成功体験から、
真の働き甲斐を体感しない限り、
仕事の質は高まっていきません。
そういう体験を得やすくするために、
初期段階の教育の重要性
が増しているのです。
もちろん、専門スキルも重要ですが、
ここでは働くマインドが
更に重要になります。
働くことの意義、
仕事への向き合い方を、
まずは頭で理解することが大事です。
そうした理解もなしに、
「いずれ分かるだろう」
では続きません。
そこまで辛抱強くはないのです。
できるだけ早い段階で、
真の働き甲斐を体感できなければ、
働く場所を変えることに躊躇はありません。

これからの日本を支える若者達
を育てていくのは、
まさしく企業の役割です。
日本の雇用の70%以上を占める
中小企業の職場で、
これらが実践できなければ、
日本の将来はありません。
企業の経営者は、
それくらいの覚悟をもって、
若手の教育に力を注ぎたいものです。