ヒューマンエラー・・・
誰しも経験のある、
人為的なミスの総称です。
最近目立つ
高齢者による自動車事故は、
そのほとんどがヒューマンエラーです。
加齢とともに、判断力、
身体能力が低下し、
こうした人為的ミスは
起こりやすくなります。
かくいう私も50歳を目前にして、
年々低下する能力を
痛切に実感しております。
さて、このヒューマンエラーは、
日常の仕事の中で頻繁に発生しています。
こうしたエラーが生じますと、
それまでの労力が水の泡となり、
やり直すための時間が
更にかかってしまいますので、
組織の生産性に
著しく大きな影響を及ぼします。
人為的なミスなので、
どうしようもないと放置してしまえば、
組織の生産性は
どんどん悪化していくだけでなく、
いつか大事故に
繋がらないとも限りません。
では、このヒューマンエラーとは、
どのように発生するのでしょうか。
まず大別すれば、
過失と故意があります。
過失には、個人の能力の問題があります。
業務スキルが不足するために、
悪気はないけれども、
ミスをしてしまうというものです。
加えて、コミュニケーションロス
(報連相の不足・欠如)によるエラー
も過失のエラーとして
頻繁に発生しています。
過失にはもうひとつスリップ
というものがあります。
スリップとは、頭で考えたことと、
実際に行動に移すことが異なることです。
高齢者の事故でよくある、
アクセルとブレーキの踏み間違いなどです。
では「故意」はどうでしょう。
故意にミスする人などいるだろうか
と思ってしまいますが、
意図して間違えるのではなく、
意図して異なったやり方をした結果、
間違えるということです。
よくあるものが、ルール違反です。
決められた手続きや手順を守らず、
自分のやりたいようにやった結果、
間違いが生じるケースです。
間違いを起こしてやろうと
思っていなくても、
意図的に異なるやり方をしていれば、
それは「故意」に間違えているのと
同じことということです。
これが法律や社内規定等で
決められているものであれば、
違反行為となりますので、
場合によっては処罰の対象
となることもあるでしょう。

このように、
組織が人で構成されている以上、
様々な場面で、様々な要因により
ヒューマンエラーが発生しています。
しかし、これらの原因が特定できれば、
手の打ちようはあります。
能力が不足するのであれば、
その不足を補うためのツールやルール
を整備することで、
相当の効果が期待できるでしょう。
故意のエラーが生じているのであれば、
ルールや規則の運用方法を見直す、
教育を実施するなどで
エラーの原因を抑制することができます。
もちろん、どこまでも人のやることですから、
ゼロにすることは難しい(効率的でない)
ですが、大きく削減することは可能です。

生産性の向上が企業経営の重要課題
となっている昨今、
こうした取組みにより
生産性の高い組織づくりを進めたいものです。