例年以上に早いペースで、
学生の内定が決まっているようです。
完全なる売り手市場において、
中小企業の人手不足は
想像以上に厳しいものがあります。
毎年、多くの学生を
採用してきたある製造業を営む会社も、
今年は現時点で内定者ゼロとのこと。
採用に関して、相当の実績とノウハウを
積み上げてきた会社ですらこの状況ですので、
多くの中小企業で大変なご苦労を
されていることは想像に難くありません。

こうした背景において、
企業側ではどのような課題認識をすべきでしょう。
人手不足であるならば、
人を辞めさせないことと、
早期に戦力化を図ることしかありません。
そういう状況を創り出す上で重要なことは、
個々人の“働くことへのモチベーション”
をいかに高く維持できるかどうかです。
モチベーションを高く維持できれば、
離職の可能性が下がるだけでなく、
成長意欲を高め、結果、早期の戦力化が
可能となります。
加えて、人手不足をもう一歩踏み込んで
考えるとすれば、
人がしなくてもよい仕事は、
できるだけ機械化を進めることでしょう。
AIの進歩は、
人から仕事を奪うという側面と同時に、
機械化できる仕事が増えるという側面
もあります。
今後、労働者人口はしばらく(最低15年は)
増加しませんので、
働く人が減るという事実を前提として
考えるのであれば、
人がしなくてもよい仕事は
できるだけ機械化を進め、
人には人にしかできないことをさせるような
体制を構築することが求められます。
これは社員のモチベーションを高める上でも、
効果的なアプローチといえます。

いかがでしょう。
やはり行き着くところは、
社員の“働くことへのモチベーション”です。
社員のモチベーションを高めるために、
我々は何に気をつけ、
何を実行すればよいのでしょう。
そこには様々な手段があるはずです。
もちろん、個々の企業では置かれた環境も
背景もすべてが異なりますので、
これが唯一の正解というものはない
かもしれませんが、原理原則は存在します。
人がモチベーションを高く維持するために
必要なものは何なのか、
それはどのように手に入れることができるのか。
過去の成功体験が通用しない時代
と言われる昨今こそ、
原理原則に基づく様々な事例や研究から
学んでいく必要があるのです。

社員一人ひとりのモチベーションを
極限まで高めることにより、
限られた“人”の能力を
最大限発揮させることができれば、
組織として最大のパフォーマンス
を実現することができます。
これこそが、いますべての中小企業において
求められている最重要なテーマであり、
これから更に進む二極化を
勝ち残るキーワードとなるでしょう。
今こそ、人づくり、組織づくりが重要な時代
となってきています。