中堅中小企業の採用状況は、
非常に厳しいものとなっています。
いまだ内定ゼロという企業も少なくありません。
こうした状況は一時的なものではありません。
社会の構造上の問題であり、
どこからか人材が入ってこない限り、
企業側の需要を満たせる状況ではないのです。
こうした中、人材の育成は
非常に重要なテーマとなってきています。
人が採用できない時代ですから、
採用した人材をいかに辞めさせないか、
いかに育て上げていくかがポイントになります。
この点を十分に理解し、
取り組んでいる企業とそうでない企業とでは、
中長期的に大きな差となってくることでしょう。
そう考えると、
「イマドキの若者はこれだから困る・・・」等と、
他人事のようには言っていられません。
「金の卵」と考え、
大切に育てていくという認識が大切です。
さて、では一般的に認識されている、
最近の若者の特徴とは、
どういったものでしょうか。


・性格はおおらかで素直
・何事に対しても基本は受け身
・指示されたことはやれるが、
  指示されないとやらない
・厳しく叱られると、(反発ではなく)
  めげてしまう
・目標達成に向けて奮起するなど、
  必死になることが少ない(必死はダサい)
・対人関係には希薄で控えめ
・競争意識が弱い
・基本的な読み書きがやや弱い
・できないことが多いわりに、
  自信は強く持っている(自信過剰型)
・人は人、自分は自分
・ナンバーワンよりオンリーワン
・出世意欲(稼ぐ意欲)が乏しい


すべてが当てはまるということはありませんが、
こうした傾向が強いという特徴はあるように思います。
では、こうした世代に対して、
我々はどのように対応すべきでしょうか。
反発計数が期待できない彼らに、
我々の価値観を無理やり押し付ける
「北風政策」は効果的ではありません。
自ら行動を起こさせるように仕向ける
「太陽政策」が肝要でしょう。
それには、まず彼らの価値観を理解し、
そうした価値観を生みだした背景を
理解することです。
そして、彼ら一人ひとりに深く・温かい関心を持ち、
彼らが本当に素晴らしい人生を送れることを願い、
日々指導していくという姿勢が欠かせません。
「そんなことまでしなければいけないのか・・・」
という声が聞こえてきそうですが、
「金の卵」と考えるなら、
大切に育てていくということも
理解できるのではないでしょうか。