気候変動による影響

このところ、各地で大雪による被害や
交通の乱れが多いように感じます。
温暖化が叫ばれて久しい昨今ですが、
この大雪と温暖化には何か因果関係が
あるのでしょうか。
さっそく調べてみますと、
皆、同じようなことを
考えているのでしょう。
いくつかの回答がネットに
掲載されていました。
どうやら、降雪量は減るがドカ雪が増える
可能性があるとの見解が多いようです。
温暖化の影響で、日本海側の海面水温が
上昇し、水蒸気の量が増えるとのこと。
そこへ大規模な寒波がやってくると、
増えた水蒸気が一気に雪となり、
短期的に大量の雪が降る可能性
があるそうです。
温暖化による集中豪雨の増加等、
気候変動の影響が我々の生活に直結する
事態が増加しています。
こうした変化を前提として捉え、
大きな影響を未然に防ぐための
具体的な手立てが必要になってきている
といえます。

気象災害は備えるべき対象

企業経営は様々な経営環境の変化
に影響を受けます。
そうした変化に、適切に対策できれば、
企業は存続するだけでなく、
大きく発展する可能性もあります。
半面、環境適応に遅れれば、
その存続すら危ぶまれる
可能性もあるのです。
温暖化による気候変動は、
様々な変化を企業に及ぼしています。
夏場の集中豪雨は、
河川の氾濫や地滑り等で、
建造物に壊滅的な被害を与えています。
冬場の豪雪も、物流機能を完全にマヒ
させるクラスの降雪や、
それこそ構造物に直接被害
をもたらすこともあるでしょう。
このように、気象災害とも呼べるレベル
の変化を頻繁に起こすように
なってきています。
こうした被害は、
もはや何十年に一度のものではなく、
(何らかの対策を打たない限り)
毎年起こり得る、日常的なもの
となっていると考え、
適切な対策でもって
備えておく必要があります。

経営者自らが正しい認識を持つ

こうした事態への対処方として
最も重要なことは、
経営者自身がこうした事態は
日常的に起こり得ることである
と認識を改め、周到な準備を
組織に指示することです。
もちろん、BCP等の取組みも重要ですが、
その前提となる災害の発生において、
どういう基本的認識を持つかよって、
あらゆるアウトプットが異なってきます。
その意味で、組織のトップである
経営者の認識がより重要になってくる
といえます。
トップが甘く見れば、
組織もそのように動くでしょう。
結果、せっかく準備したBCPも
役に立たないものになってしまう
かもしれません。
まずは経営者が現状の地球環境の変化を
正しく捉え、持つべき問題意識の水準を
正しくセットし直す必要があります。
もはや決して他人事ではありません。