幸せな人生とは

「幸せな人生でありたい」
と望まない人はいません。
しかし、「幸せな人生である」と
言い切れる人は案外少ないのかもしれません。
経営者の多くは、
自社の社員の幸せを第一に考えています。
それでも、全社員の中で
「いま、自分の人生は幸せだ」
と胸を張って言える人が
何人いるかと考えると、
そこに疑問を感じる経営者も
少なくないでしょう。
「幸せな人生」の定義は様々ですし、
何が正解であると
言い切れるものではないと思います。
しかし、経営者として社員の幸せを願う以上、
どういう形で社員に
「幸せな人生」を認識してもらうのか、
自らの意思を持って示さなければいけません。
ここでは、仕事場における
幸せな人生の実現とは、
組織において
「価値観」、「能力」、「生活」の3つを
バランスよく実現し、年々スパイラルアップ
できる状態と定義します。

よりよい価値観と優れた能力

仕事(組織)において、
働く側の価値観は極めて重要です。
そもそも自分の価値観と仕事(そのもの)が
合わないというケースも少なくないですし、
会社の価値観ともなると
更に合わないケースは増加するでしょう。
しかし、それをそのまま放置しては、
(社員と組織)どちらも不幸になります。
ともに価値観をすり合わせる
努力は必要ですし、
どうしても合わないということなら、
お互いのために距離を置くことが
好ましいでしょう。
この価値観はよりよいものに醸成しながら、
組織の皆と共有し続ける必要があります。
次に、そうした価値観を
実現するための能力が必要になります。
能力とは、ビジネスパーソンとしての
好ましいマインドと、
ビジネスをよりよく遂行するための
優れたスキルと定義できます。
好ましい価値観が醸成され、
それを実現するに足る能力を
身に付けることができれば、
仕事場における成果は、
大きなものとなるでしょう。
それは、一見、成功したビジネスパーソン
に映るでしょう。

よりよい人生を実現する

ただ、これだけでは幸せは完結しません。
よりよい価値観を持ち、
それを実現する能力が高まれば、
それによってよりよい日常生活
が実現されなければいけません。
いわゆるQOL(Quality Of Life)の向上
に結実する必要があります。
具体的には、心身の健康、社会への貢献、
経済的・時間的余裕、良好な人間関係、
生きがいや働きがい、といった
より豊かな人生を送るための諸要素が
日常生活の中で実現できていなければ
いけません。
これらが高いレベルで実現され、
更によりよい価値観、
更なる能力向上へのモチベーション、
よりよいQOLの実現という
スパイラルアップが実現できれば、
その人の人生は幸せなものだと言える
のではないでしょうか。

組織は一人ひとりの社員が、
「人生の幸せ」を実現するために
十分なサポートを行う必要があります。
時に厳しく指導を行うことが、
結果的に社員の本当の幸せに
つながることは少なくありません。
経営者には社員を幸せにする責任があると、
強く認識すべきでしょう。