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2013年10月

2013年10月29日15:42秋の夜長に・・・
急に寒くなったせいか風邪をひいておられる方が増えているように思います。
皆さんはいかがでしょうか?

特定健診が始まり、皆様のお話を伺っていると睡眠障害で困っておられる方が多いように思われます。
当院は 睡眠障害の治療は専門ではありませんが、専門にされておられる精神科や心療内科の先生方の文献を見ていると 「睡眠障害対策12の指針」を 見かけることが多く、不眠症で困っておられる方や、自分は不眠症じゃないかと心配されておられる方の役に立ちそうなので紹介したいと思います

1)睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
          人によって必要な睡眠時間の長い人や短い人がある
          歳をとると必要な睡眠時間が短くなる
          必要な睡眠時間は季節でも変化する
          
2) 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法をとる
          就寝4時間はカフェイン摂取、就寝1時間前は 喫煙しない
          リラックス法:軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング

3) 眠たくなってから床に就く、就寝時刻にはこだわりすぎない 
           眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ寝つきを悪くする 
           OO時に寝れないから睡眠薬というのはやめましょう

4) 同じ時刻に毎日起床する
           早寝早起きではなく、早起きが早寝に通じる 
           日曜日に遅くまで寝ていると、月曜日の朝が辛くなる 

5) 光の利用で良い睡眠
           水が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチon
           夜は明るすぎない照明を

6) 規則正しい3度の食事、規則的な運動週間 
           朝食は心と身体の目覚めに重要。夜食はごく軽く
           運動習慣は熟睡を促進 

7) 昼寝をするなら、午後3時前の20分から30分
           夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響

8) 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝早起きに
           床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る

9) 睡眠中の激しいいびき、呼吸停止や足のピクつき、ムズムズ感は要注意
           睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群の人があり精神科や心療内科専門医の診療が必要 

10) 充分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に受診 

11) 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
           寝酒は深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる 

12) 睡眠薬は医師の指示で正しく使うこと 
           アルコールとの併用は危険なのでしない


「睡眠障害対策12の指針」は睡眠習慣を改善することが目的です。
皆さんには、分かり切っていることかもしれませんが、チェックしてみてください

鍜治田クリニックホームページ
       www.ecamera.jp 

 

2013年10月17日11:09トンビな医大生が、タカを目指す話。 〜第47翔〜
こんばんは、ミッチーです。
近日、10年で最強と言われるほどの巨大な台風がすぎて行きました。千葉の南の方から北上していったので、関西ではあまりその脅威を感じずに済みましたが、関東ではかなりひどかったみたいです。
具体的には、関東地方で死者14人、さらに今回の台風で最も大きな被蓋が出た伊豆大島だけで13人の死者と、行方不明者が51人となっている。

この前も台風18号の影響によって、大阪や京都などで異常なほどの大雨が発生していた矢先に、この超巨大台風。近年、大きな災害が後を絶たない日本で、実は、「特別警報」という新しい警報が今年の8月30日から制定されました。この特別警報というのは、東日本大震災などの経験から制定され、数十年に一度しかないような非常に危険な状況にある場合に発令されます。
その数十年に一度の危機というのは、東日本大震災や、観測史上最高の潮位を記録し、5000人以上の死者・行方不明者を出した伊勢湾台風の高潮や、紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者・行方不明者を出した、平成23年の台風12号などのレベルの話になります。

その特別警報がこの台風18号で運用開始後初めて、大阪や京都で発令されました。それだけすごい台風だったということです。
実際に、関西圏の多くの河川が荒れ、京都の桂川が氾濫しているのをニュースで見たのを覚えています。僕の下宿の近くにある淀川も後少しで氾濫、というところまで来ており、身に迫る危機を感じました。 

さて、その台風18号よりも強い台風だと言われた台風26号で、特別警報が出されたのでしょうか。
伊豆大島では、そのあまりに激しい雨によって、土砂崩れが起き、それによって多くの家屋が倒壊してしまいました。さらには先ほど挙げたように、多くの死者や行方不明者も出ました。
しかし、特別警報は出されませんでした。一体どうしてでしょう。
これは、特別警報を出す基準が関係しています。大雨特別警報には、二つの基準が設けられています。一つは「雨量」、もう一つは「雨の範囲」です。
今回の台風で、雨量(伊豆大島では335mm)に関してはその基準(伊豆大島は、147mm)を大幅に越えていました。ただ、雨の範囲が基準を満たしていませんでした。だから、あれだけの被蓋が出ても、特別警報が出なかったのです。

しかし、これだけの被害が出た災害で、この特別警報を発令しなかったのが、問題視されています。
というのも、この雨の範囲の基準というのは、「日本列島を5km四方のマスで区切り、10マス以上が基準の雨量を超えている」というのが特別警報を出す基準なのですが、伊豆大島にはそもそも9マスしか存在しません。つまり、どれだけ多量で広範囲の雨が降ろうとも、現在の基準を従順に守っていると、伊豆大島で特別警報はまず出ません。

伊豆大島で基準を満たすことができないので、多くの離島で基準を満たすことができないというのは明白です。今回の台風を経て、特別警報の基準を見直そうという動きが見られます。いかに柔軟な基準を設けることができるか、ということが課題になりそうです。

さて、今回はこの辺りで。


鍜治田クリニック 

2013年10月09日21:47トンビな医大生が、タカを目指す話。 〜第46翔〜
こんばんは。ミッチーです。
この前のテストの結果がでて、見事に合格しており、ホッとしているこの頃です .。゚+.(・∀・)゚+.゚
僕は「教務」という、テストに関連する資料を作る委員会に入っています。最近はその資料も比較的きちんと作りながら、かつ自分のテスト勉強もまともにできるように、自分なりに調整することができるようになってきました。というのも、前日は自分の勉強するようにするだけですけど(笑)

少しずつ教務としての仕事が板についてきた僕は、僕らの学年のクラスアドバイザーである伊藤教授に、何人かの友達と呼び出されました。悪いことをしたのがバレたとか、そういう悪い理由で呼び出されたのかと思って教授の元に向かいましたが、呼び出された内容はぜんぜん違うものでした。
その呼び出された内容とは、「落ちこぼれたちの救済」というもの。

医学部医学科の6年間において、厳しい学年というのはある程度決まっています。だいたい、偶数学年(2、4、6回生)が厳しいと言われており、特に最初の難関である2回生は毎年留年者が続出する学年となっております。
兼ねてより、留年者を無くそうと力を入れていた教授ですが、なかなか達成することはできず、やはり毎年留年者が出てしまいました。
そんな中、僕らの学年を受け持つことになりました。僕らの学年は、伊藤教授を含め、何人かの教授も認める優秀な学年らしく、テストの成績も他の学年に比べて優れた成績を収めてきました。
しかし、もちろん芳しい成績を取れない生徒も何人かおり、優秀な学年とはいえこのままいけば例年通り留年者が出てくる結果となりそうでした。そんな状態を見た伊藤教授は、僕らを呼び出して、一緒に留年者を無くすように助力してほしいと相談されました。
僕もクラス全員で進級したいので、もちろんそれを快諾し、先生と一緒に早速明日作戦会議です。

そんな感じで、僕の2回生というステージにまた一つ目標が生まれました。
まだまだ中盤戦。なんとかして全員で進級したいです。
もちろん自分の学生生活や勉強もちゃんとして。
大変ですが、張りあいのある学生生活になりそうです。

それでは今回は、この辺で。おやすみなさい。
 
鍜治田クリニック 

2013年10月08日15:52インフルエンザワクチンについて
奈良市の高齢者インフルエンザ予防接種が始まります。

本年度も奈良市の高齢者インフルエンザ予防接種が、10月15日火曜日から12月28日土曜日まで行われます。

当院は、奈良市の高齢者インフルエンザ予防接種登録医療機関ですので、期間中インフルエンザワクチン接種を行わせていただきます

対象者は奈良市民で、接種当日満65歳以上の方 (奈良市の住民基本台帳に記録されている方)で、市内の登録医療機関で1回接種できます。
2回接種を希望される方は、2回目以降は自費になります (当院では2500円)。

接種料金は1,500円です。
ただし、生活保護世帯または中国残留邦人等支援給付の受給世帯に属する方で、事前に保護第1課、第2課で 保護受給証明書または中国残留邦人等支援給付に係る証明書の発行を受け、接種当日持参した場合は接種料金が免除されます。

接種当日は健康保険証など 住所、氏名、生年月日が確認できるものをご持参下さい
葉書などによる個別通知はありません

ワクチンは、各医療機関で確保しますので、ワクチンがなくなり次第終了とさせていただきます。
薬の確保のためあらかじめ電話等で、予約をお願いいたします。

詳しくは、奈良市民便り10月号をご覧ください

高齢者以外の方(13歳以上)のワクチンの予約も現在受け付けております。
1回 2500円になります
予約なしで、直接インフルエンザワクチン接種に来られた場合、希望予約数によっては、お断りすることもありえます
ご理解いただきますようお願い申し上げます

 
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2013年10月03日00:5210月,11月の休診
10月、11月の休診の案内をさせていただきます。
通常は、当院の休診は、日曜日と祝日ですが、研究会などに参加するため、休診することがあります。
患者様には ご迷惑をおかけしますが、薬などが途切れないように、ご確認いただきますようお願い申し上げます。


10月の休診
      10月3日 (木曜日)
      10月19日 (土曜日)  15時から 
      10月26日 (土曜日)  16時から

11月の休診
       11月 11日 (月曜日) 午後診
       11月 15日 (金曜日) 午後診


ご不便をおかけしますがよろしくお願いします 

 
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