
デアゴスティーニ版、1990円
あらすじ
ひとつの細胞から誕生した、山のフランケンシュタイン・サンダと海のフランケンシュタイン・ガイラ。凶暴な性格のガイラが東京に現れ、人間に育てられた温厚なサンダとの戦いを繰り広げる。さらに自衛隊が新兵器殺獣メーサー車での攻撃を行い、2匹のフランケンシュタインを葬り去ろうとする。
amazonより転用
昨日は眠すぎて、寝てしまった。
それにしても、どうも最近は東宝特撮シリーズは買うだけ買って、見るのは後回しというようなループが続いてしまっている。
この映画は、「フランケンシュタイン対地底怪獣」という映画がその前にあって、直接の続編というわけではなく、姉妹編という位置づけらしいが、それを見ないと、なんでこの世界ではフランケンシュタインが前提として成立しているのか、がわからなくなるかもしれない。
かくいう私も、「フランケンシュタイン対地底怪獣」は見たことがないので、なんとなく、フランケンシュタインの心臓が第二次大戦末期に研究されていて、8月6日の広島で行方不明になった、という設定を知っているのみだ。
まぁ、「地底怪獣」をみていなくても、そこそこ頭は付いていけるので、なかなか楽しめると思う。
この映画のフランケンシュタインたちは、マジでホラー。
まず、人間を食べる描写がありえない。泣き叫んでいる女の人を捕まえたと思ったら、もぐもぐ→服だけペッ
えええええええええええええええええええええ・・・
何このグロ描写・・・
しかもこいつらは、大きさが中くらいというのがより怖い。ゴジラみたいな巨大なヤツではなく、一回り小さい、より現実的? なサイズでそんな怪獣に襲われるのはけっこう怖いと思う。
特に、冒頭の泳いで逃げる船員を追いかけてくるガイラのシーンは東宝特撮史上屈指の恐怖シーンではなかろうか。
そして、この映画では自衛隊がマジ強い。
メーサー殺獣光線、というが、あきらかに劇中では「殺人光線」と言っている兵器が登場する。同時に川に電流を流して、一回は完ぺきにガイラを倒していた。
東宝の怪獣映画でかつてこれほあざやかに怪獣を退治した映画があったろうか。
この自衛隊がいれば、アジアくらいは簡単に制覇できそうだ。こう何回も怪獣に国土を襲われるうちに、日本の自衛隊は世界最強の軍隊になってしまっているのだろう。
しかし、致死率がハンパないとんでもないブラックな就職先になっていそうだ、自衛隊。
ヒロインの水野久美さんはきれいなんだけど、星由里子さんや、藤山陽子さんほどの健康的な美しさではないのかもしれない。
どちらかといえばなんかエロい。私は実は清純派が好みなので、あんまりエロい女性はちょっと・・・
水野久美さんが回想する子供時代のサンダはけっこう可愛い。
しかし、自衛隊VSガイラが終わって、サンダが登場してサンダVSガイラになると、一転して話のテンポが悪くなる気がする。
サンダは一貫してガイラを止めるスタンスで、みていてこの兄弟の争いは哀しく切ない感じでなかなかいいんだけど、いかんせん、まったりしすぎてしまう。
ラストも「はい?」という感じ。いつのまに海底火山なんかあったねん。
山幸彦と海幸彦の神話がベースになっているのだろうか。
ここの怪獣バトルの本番をもう少し工夫してくれればなかなかおもしろい作品だったかもしれないのに残念。
この東宝特撮シリーズは、古き良き時代が映像で確認できるからおもしろい。特に見慣れた上野の1970年代の街並みが映されていたり、特撮シーン以外でも楽しめる。また風景だけではなく、「おバカさん」「あたくし」というセリフとかもおもしろい。
デアゴスティーニの商品では久々のヒットといえそうだ。良いところに目をつけたものだと思う。
65点