2001年9月11日のテロで倒壊したワールドトレードセンター(WTC)。
グラウンドゼロと呼ばれるその跡地は、
現在、当時の記憶を後世に伝える記念公園となっています。

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当時タワーがあった場所に作られた、慰霊のプール。
プールの周りには、犠牲になった方々のお名前が刻まれています。

訪問時の天気が雨だったこともあり、
周りの喧噪とは全く異なる空気が、この空間を流れていました。


プールの向こうに見えるひときわ大きな建物は、
WTC倒壊後に新たに建設された、
「ワンワールドトレードセンター」。

現在ニューヨーク一の高さを誇る建築物です。

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このように、てっぺんが雲に隠れるほどの高さ。

さらにその隣には、「オキュラス」という商業施設もできています。

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写真が良くないですが、
真ん中のあばら骨のような建造物が「オキュラス」。
中に入ると、その造形美に驚きます。

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倒されたら、それ以上の物を再建する、しかもわずか数年で。
アメリカ人のこのような精神性は、やはり驚嘆すべきものがあります。


さて、この9.11メモリアルサイトの一角に、
その名も911メモリアルという
9.11テロおよび旧WTCに関する展示館があります。

場所が場所なだけにセキュリティチェックが厳しく、
金属探知機を通過しないと入館できません。

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メインフロアは、地下。
したがって入館後は、回廊を下りていく構造となっています。

途中には、わずかに残った旧WTCの外枠鉄骨(実物)が展示されていました。

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下の写真の鉄骨の一部です。

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そしてこちらが、階下にあるインフォメーションスペース。
この記念館の趣旨にふさわしい雰囲気の空間デザインです。

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9.11の概要を振り返る展示物を見ながら、さらに下へと下ります。

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もう使われることのない、旧WTCの観光表示板。

この角を曲がると、旧WTCの基礎部分が見えてきます。
地上で見たプールの真下ですね。
ちょうどそのあたり一帯が、展示スペースとなっています。

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展示されているのは、当然ですが、すべて実物。
当時テレビで見ていたようなものもあり、
他の博物館とは一線を画す、圧倒的リアリティがあります。

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先ほどもあった、残った鉄骨の一部

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そしてその鉄骨の基礎部分。

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空調機器の残骸。(だった気がします)

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エレベーターのケーブル巻き上げ機。

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倒壊に巻き込まれた消防車。

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そしてこちらは、ノースタワー91~96階部分の鉄骨。
ノースタワーの91~96階とは、まさに飛行機が突っ込んだフロア。
衝撃と高熱のせいで、太い鉄骨がグニャグニャに曲がっています。


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この展示館でひときわ目立つ、
まさにシンボルともいえるのが、このモニュメント。

グラウンドゼロに最後まで残っていた、鉄骨の支柱。
消防隊や警察が書き込んだ文字や写真、
さらには献花など、たくさんの思いが込められています。

過酷な状況に負けなかったアメリカ市民が創った、
一つのアートのようです。


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館内には、モノだけでなく、
当時の記録写真等の展示も多数。

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すべての犠牲者の方々の記録や、
寄贈された遺品なども、もちろん展示されていました。


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また、アメリカからすれば当然なのかもしれませんが、
館内には、9.11首謀者とされるビンラディン殺害時の展示もありました。

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こちらは、ビンラディンが隠遁していた家のレンガ。


現在につながる報復の戦いの連鎖とかを考えると、
結局正義って何なんでしょう。
とても難しい問題です。


ここを訪れると、ホントにいろいろなことを考えさせられます。
そのせいか、出口のエスカレーターでは、
人種を問わず多くの人が無言で帰途についていました。


ちなみに、帰りに乗ったタクシーの運転手はアラブ人。
   
互いの出身地の話になり、
僕は、アラブ人はニューヨークに住みにくいんじゃないかと思い、
そのことについて聞いてみました。

すると、彼はこんな答えを返してくれました。

「国家的にはそうかもしれない。
 でも、ニューヨークの市民一人一人は、
 誰一人アラブ人だからと差別や区別はしない。
 だから自分はニューヨークが好きなんだ!」 

なるほど。

ちょっとしか触れていない僕は
この911をどう受け止めるべきか、
正直よく分かりません。

けど、
テロという試練を経てもなお成長し続けるニューヨーク。
それを支えているのは、きっとこんな一人一人の市民たちなんだろうな、
ということは、とても強く感じました。

最後に良い話が聞けて、
なんか良かったです。
ありがとうございます。


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ではまた!



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