福岡を釣る、福岡を食う。

ルアー釣りを中心に、シーバス、メバル、アジ、 さらには貝やカニなどの海の幸をキャッチ&イート。 楽しければ何でもありな、福岡市在住の家族の日記です。

カテゴリ: 自転車台湾縦断旅行記

======================
■1997年3月9日 自転車台湾縦断旅行 8日目
 ・屛東県枋寮郷 ~花蓮県花蓮市
 ・走行距離: 0.5キロ
======================

台湾旅行8日目。
今日は、この旅行で初めての鉄道での移動。

自転車を片付けて、
11:08分に枋寮駅を出発する急行列車「呂光号」に乗りこみ、
台湾東部を縦断して、
東海岸の観光都市、花蓮を目指します。

2018-03-31-01-42-29

これが車窓からの景色。
右に見えるのは太平洋です。

日本と違って台湾は東シナ海に面した西の方が発展していて、
逆にこちらの東側に来ると、
古き良き台湾的なのどかな光景がひたすら広がます。

2018-03-31-01-42-27

山側を見るとこんな感じ。
水田はほとんどなくて、日本の農村とはかなり違う雰囲気です。


そんなこんなで景色を楽しみながら5時間が経過。
列車は16:31分に、
ようやく目的地の花蓮市に到着しました。


噂には聞いてましたが、この町は大理石の世界的な産地らしく、
官公庁はもちろん、ホテルからレストラン、
ドミトリーに至るまで、
随所に大理石が使われています。

せっかくなので、大理石の門構えと内装がきれいな、
いつもよりちょっとグレードの高いホテルに宿泊することにしました。

キレイな部屋で一息ついた後、
もう一つの町の名物と言われる、夜市へ。

中心部の広場で行われる夜市は、
なかなかにバラエティ豊富で、
揚げ物やお粥やお好み焼き、そして臭豆腐など、
台湾の庶民の味が集結しています。

image

この日の晩御飯は、牡蠣入りお好み焼きをチョイス。
小ぶりな牡蠣と、チヂミのような味わいがマッチして、
なかなかの美味しさでした。

もちろんそれだけでは足りないので、他のものも食べたと思うのですが、
残念ながら記憶がありません。

逆に今でも忘れないのが、その後に食べたデザート。

市場の中には果物屋さんもあり、
ライチやグアバ、ドラゴンフルーツなど
当時の日本ではなかなか食べられない
熱帯の果物が山積みになっていました。
しかも激安!

そんな中から選んだのが、
昔から気になっていた、スターフルーツ。
断面が星の形をした、熱帯にしかない果物ですね。

とりわけきれいな一個を選び、
ハンカチで拭いてがぶりと噛みます。

このシルエット、美味いに違いない、
と思ったんですが、その味は…。

ない…。

全然ない…。

そうなんです。このスターフルーツ、
形はいかにも美味しそうなんですが、
味がほとんどないのが特徴で、
甘みもなければ酸味もなく、
葉っぱを食べているような感じ。

これでは食後のデザートが台無しです。

仕方ないのでその後、
近くの屋台でタピオカミルクティを飲んで、
ホテルに帰ることにしました。


ちなみにこちらは、
帰る道中で見つけた、台湾に多いとあるバイク。

2018-03-31-01-42-32

レトロな外観に「偉士牌」というメーカー名が書かれています。

これって何かな、と正面に回り込んでみると…

2018-03-31-01-42-31

イタリアの名車、ベスパでした!

日本だとオシャレバイクとして値段も高く、
あまり見られないベスパですが、
台湾では大衆車としてホンダやヤマハと同じように普及していて、
町の至る所で見かけました。

日本でこれに乗れたら素敵だろうなー、
と思いましたが、ネットも普及していない当時は、
手に入れる手段も調べようがなく、
結局そのままになってしまいました…。

今でも台湾には「偉士牌」はあるのでしょうか?
詳しい方、ぜひ教えて下さい!

---

そういや、フルーツやスクーターなど
話が脇道にそれまくってしまい、
肝心なことを書くのを忘れておりました。

この花蓮にわざわざ鉄道でやってきたのには、
実はある目的があったんです。

それが、台湾横断!

ここ花蓮からは、
景勝地「太魯閣(たろこ)」を経由し、
中央山脈を越えて西海岸の台中に至る、
「東西横貫公路」という道が通っています。

せっかく台湾縦断をしたので、
この道を通って台湾横断もやってみよう!
というのがこの町にやってきた目的だったんです。


標高4000メートル級の山が連なる台湾中央部。
しかも「東西横貫公路」自体も、100キロ近い長丁場。

確実に、今までに一度も経験したことのない、
過酷な旅路になりそうです。

果たして、自転車で越えることができるのでしょうか。


相当に体力が必要な明日に備えて、
この日は無理をせず、早めにホテルへ。

大理石に囲まれたきれいな部屋で、
今日はゆっくりと休むことにします。


ではまた!


★覚えている方も多いと思いますが、
 今年2月、この花蓮で震度7の大地震がありました。
 せっかくの美しい町が相当な被害を受けたとのことです。
 一刻も早く復興し、また往時の賑わいが戻ることを、
 微力ながらお祈りいたします。


【 9日目に続く 】

【 1日目に戻る 】


★自転車での日本一周旅行記は、こちら


にほんブログ村 釣りブログ 九州釣行記へ
にほんブログ村     













======================
■1997年3月8日 自転車台湾縦断旅行 7日目
 ・屛東県墾丁(恒春鎮)~屛東県枋寮郷
 ・走行距離: 70キロ
======================

台湾最南端の町で迎えた朝は、
見事な快晴!

この日の午前中、
南の端の端にある岬、
「鵝鑾鼻」へのハイキングを予定していたのですが、
まさに最高のハイキング日和となりました!


朝飯を食べて、さっそく、
岬への玄関口となる公園へ。

2018-03-04-22-14-53
2018-03-04-22-15-29

入口でチケットを購入し、園内に入ります。

2018-02-25-22-21-32

海岸では、現地モデルのグラビア撮影も!

2018-02-25-22-21-34

公園はこんな感じでだだっ広く、
しかし整備が行き届いて、
とても気持ちのいい空間が広がります。

2018-02-25-22-21-36

しばらく進むと、
最南端の岬「鵝鑾鼻」の灯台が見えてきました。

2018-02-25-22-21-38

そして午前10時ごろ、
ついに台湾最南端の地へ!

奥に見えるのはバシー海峡。
海を挟んだ向かいは、もうフィリピンです。

いやぁ、こんな遠くまで、
よくもまぁ自力でやってきたもんです。


せっかくなので、
モニュメントの先にある地磯に降りてみますと…。

2018-02-25-22-21-34

やっぱりいました、釣り人!

何だか、とてつもなく太くて長い竿で釣りをしていました。
タックルから想像するに、
ハタ系かGT系を狙っているんでしょうか。

2018-02-25-22-21-35

周りの潮溜まりもとてもキレイで、
本当にこんなところで釣りをできる
台湾の人たちがうらやましいです。

2018-02-25-22-21-43
★最南端の記念に、釣り人に撮ってもらった写真。
 この瞬間、台湾で一番南にいる人間になりました!


さてさて、この「鵝鑾鼻公園」、
海と反対側はジャングルみたいになっています。

ということで、海を見た後は、
今度はジャングルを見学に行きました。

2018-02-25-22-21-39

ジュラシックパークの入口のような通路を抜けて進むと…

2018-02-25-22-21-41

やがて通路は、
隆起サンゴ礁の岩と植物に囲まれた小道に。

2018-02-25-22-21-40

こんな鍾乳洞も随所にあって、
飽きずに楽しむことができました!


というわけで、
ひとしきり園内を散策して
外に出たのが12時ごろ。

午後からは再び自転車で、
北にある町、枋寮を目指す予定です。

その前に腹ごしらえを!
ということで、ランチをしに昨晩のお店、
「DOLCE VITA」へ。

2018-02-25-22-21-42

一応前夜に
「明日も出発前に来ます」的な会話をしていたのですが、
なんと、実際にお店の方々が、
律儀にも待っていてくれました!

昨晩知り合った人たちと
一緒になってワイワイ昼飯を食べた後、
ついに楽しかったこの町ともお別れの時が来ました。

お店の方々に見送られ、
ペダルを一踏み、二踏み。

もう二度と来ることはないのでしょうが、
きっとこの先も、
ここ墾丁のことを忘れることはないでしょう。


image

午後は再び、
昨日来た道を北上します。

とにかくひたすら続く
こんな感じの何もない道。


そして夕方過ぎに、やっと枋寮に到着。

今夜はこの町に泊まって、
明日の朝からは、いったん自転車を片づけて
鉄道で移動する予定です。

目指すのは、
東海岸の美しい町、花蓮。


果たして、まだ見ぬ台湾の東側には、
どんな景色が待ち受けているのでしょうか?

明日も、新しい旅が楽しみです!

ではまた!



【 8日目に続く 】


★自転車での日本一周旅行記は、こちら


にほんブログ村 釣りブログ 九州釣行記へ
にほんブログ村     







======================
■1997年3月7日 自転車台湾縦断旅行 6日目
 ・高雄直轄市~屛東県墾丁(恒春鎮)
 ・走行距離: 100キロ
======================

前夜に処方されたピンクの塗り薬と、
正体不明の錠剤。

結果としては間違っていなかったのか、
翌朝、起きてみると
腕の痛みはまだ残っていましたが、
頭痛の方はほぼ治まっておりました。


おかげで今日も、無事、走ることができそうです。

目指すは、100キロ先、台湾最南端の地、墾丁。

上手くいけば今日中に、
目標としていた「台湾縦断」を
達成できるかもしれません。

これは、張り切って行かねば!

2018-02-12-23-18-19

ということで、朝は早めに高雄を出発。

海沿いの道を、南へと進み、
まずは中間地点の枋寮を目指します。


高雄を過ぎると、
完全な田舎となるため、
道中の雰囲気もガラリと変わりました。

ゆっくりのどかに流れる時間と、
暑苦しい空気、
まさに想像していた熱帯の空気です。

2018-02-12-23-18-22

沿道で見かけた、ヤシの実屋さん。

熱帯を象徴するお店として、
テレビや本では見たことありましたが、
実物を見るのはこれが初めて。

2018-02-12-23-18-23

サンダル履きで手も洗わず、
不衛生な感じでナタを振るうおじさんがまた、
いい味を出しています。

物珍しさでさっそく注文してみたんですが、
お味の方は、一言、
不味かったです…。


そしてもう一つ、
道中の混沌感をひときわ盛り上げていたのが
こちら!

2018-02-12-23-18-20

その名も、奇異動物博物館!

看板を見る限り、コブラやニシキヘビ、オオトカゲなどの
熱帯産ゲテモノ専門の博物館のようです。

2018-02-12-23-18-21

看板には、あの釣キチ三平までもが、
堂々とパクられていました。

もちろん内部も見学したんだと思うんですが、
残念ながら記憶が全く残っておりません。

きっとまぁ、たいしたことない展示内容だったんでしょう。


2018-02-12-23-18-24

このほかにも、
なぜか道端でサルが鉄格子に捕らえられていたり、
とにかく、次から次に予想外のものが現れるこのルート。

これまでとはまた違う楽しさで、
飽きずに走らせていただくことができました。


そしてお昼ごろ、中間地点の枋寮に到着。

ここから先は、
右手に東シナ海を見ながら、本当に何もない道を、
ひたすら南に進むことになります。

image
★枋寮~墾丁間の道
 (なお、この写真は同ルートを翌日戻る時に撮ったものです)

燦々と照り付ける熱帯の太陽のもと、
4車線の広い道を、とにかく南へ!

灼けた腕はまだ痛みますが、
ゴールはあと少しです。

---

残る力を振り絞って漕ぎ続け、
ようやく夕方5時ごろ、
台湾最南端の町、墾丁に到着しました!

この先、本当の最南端となる「鵝鑾鼻」へは
徒歩でしかいけないので、
実質この町が、自転車で来れる最南端。

つまり、自転車での台湾縦断の目標を、
ついに達成したのです。

やりました!

今日くらいは、
多少羽目を外して楽しんでもいいでしょう!


ということでさっそくホテルにチェックイン。
荷物を降ろして町に繰り出します。

墾丁には、小洒落たレストランやバーがたくさん。
南の端だけあって、
ちょっとしたリゾートエリアになっているんですね。
テンションが上がります。

記念すべき日の晩御飯を何にするか、
いろんなお店があって迷いましたが、
最終的には、奮発してエビをチョイス。

そして食後は、一人旅ではめったに行かない、
バーにも立ち寄ってみました。

2018-02-12-23-18-25

ここまで自転車でやってくる日本人はそう多くはないらしく、
お客さんや店員さんとの会話も弾みます。

学生の身で、
一人でバーに行くのは勇気がいりましたが、
行ってみてホントに良かったです。

写真は、お店で仲良くなった女性
(と言っても店員さんですが)と記念に撮ったもの。

台北の大学に通う学生さんで、
春休みシーズンを利用して
墾丁にバイトに来ているそう。
いろんな台北の穴場を教えてもらいました。

---

そんなこんなで、旅行6日目にして
ついに、台湾縦断の目標達成。

幸いなことに、旅の日程は
あと6日ほど残っています。

台北の見どころもたくさん教えてもらいましたし、
美しい町として知られる花蓮や、太魯峡など、
行ってみたい場所もたくさん。

ここからまたうまく計画を立てて、
残りの日々をもっともっと楽しもうと思います!

ではまた!


【 7日目に続く 】


★自転車での日本一周旅行記は、こちら


にほんブログ村 釣りブログ 九州釣行記へ
にほんブログ村     















==========================
■1997年3月6日 自転車台湾縦断旅行 5日目
 ・嘉義県嘉義市~高雄直轄市
 ・走行距離: 100キロ
==========================   

さてさて、2日ぶりの自転車移動。

今日は、台湾中部の拠点都市、嘉義から、
台湾南部の大都市、高雄を目指します。

この日も朝からいい天気。
2日間お世話になった永興大旅社に別れを告げ、
朝8時から一路南を目指します。

今日の旅路の大きなポイント、
それが嘉義市の約10キロ先にあるこのスポット。

2018-01-24-22-49-13

写真がピンボケしてわかりにくいですね…。

別の写真もあるので、そちらも掲載すると…

2018-01-24-22-49-11

熱帯と温帯の中間地点、「北回帰線」。

これより南は、地球上で最も太陽に近づく場所。
だから温度も非常に高くなるので、「熱帯」とされているのです。


そんな南の島を5日間も走っていると、
とにかくすごいのが日焼け。

全然予備知識もなくやってきたので、
日焼け対策を何もしておらず、
すでに4日目まででかなりの日焼けをしました。

しかもそこからさらに「熱帯」に突入です。

日焼けした腕に容赦なく灼熱の太陽が降り注ぎ、
気づけば腕は水ぶくれだらけになっていました!

おまけに体もちょっと熱っぽく、頭まで痛い!


普段の自転車旅行なら、
100キロくらいはそんなにきつくないのですが、
この状況で100キロを走るのはかなりの消耗度。

ちょっともうろうとしてしまったので、
途中の記憶もあいまいで、写真も全く撮ってません。

---

必死で漕ぎながら、
昼過ぎに台湾南部の都市、台南を通過。

ようやく夕方に高雄市に到着しました。

2018-01-24-22-49-12

こちらが、高雄駅前での記念写真。

なんかいい感じでポーズ取ってますが、
腕の部分を拡大してみると、こんな感じです。

2018-01-24-22-49-15

袖から先が真っ赤に日焼けして、
水ぶくれで腫れまくって、
腕がゴーヤみたいな状態になっています。


とにかく今日は休みたい、
ということで、高雄市の安宿を探索。

いくつかの旅社と交渉し、
一番安い価格で合意した「蕙冒大旅社」にチェックインしました。

こちらが、旅社のご主人。

2018-01-24-22-49-14

ニシキヘビ柄のシャツが、なかなかいい感じです。

今回も雑居ビルの中の窓のない部屋でしたが、
火照った体にはそっちの方がちょうどいいくらい。

部屋に入ってすぐに、気持ちよくて1時間ほど仮眠してしまいました。

---

しかしまぁ、目が覚めても、
ゴーヤのようになった腕はじんじん痛みます。

とりあえず水のシャワーを浴びてから、
日焼けの炎症を何とかするために、
薬局に行くことにしました。

2018-01-24-22-49-07

ちなみにこちらの蕙冒大旅社、
高雄の中心部にある屋台街、六合夜市のど真ん中にあって、
階段を下りるといきなり屋台の厨房に出ます。

漂ってくるゴマ油の香ばしい匂い。
体調が万全であれば最高なんでしょうが、
熱っぽい体には凶器でしかありません…。

2018-01-24-22-49-08


2018-01-24-22-49-06

そんな夜市をふらふら歩いて、ようやくたどり着いた薬局。

ですがまたここで試練です。

言葉が通じないので、
自分の症状を説明できないし、
逆に店主の説明も理解できないのです。

仕方ないので筆談にトライ!

メモ帳のページを開いて、
小学生が描くような太陽のイラストを描き、
そこから燦々と注ぐ光の線、
そしてその先にゴーヤのようになったリアル腕を見せて、
それに対する薬を依頼します。

笑顔で頷く店主。
そして持ってきたのは、
よく分からないピンク色の液体が入った巨大な瓶。

同時に描いた、
頭から湯気が出てへこたれた表情をしたイラストに対しては、
バファリン的な錠剤を出してくれました。

言葉が通じない国で薬を処方してもらうのも
かなりのリスクのように思えましたが、
背に腹は代えられないので思い切って購入。

さっそくその場で錠剤を飲み、
ピンク色の液体を、水ぶくれだらけの腕に塗ります。

多少、ピリピリした傷みが走り、
若干不安になりましたが、
ここは店主の笑顔を信じるしかないでしょう。

---

とにかく早く休みたかったので、
そのまま夜市で晩飯を食い、
その後、蕙冒大旅社へと戻り、
バタンキュー的に睡眠。

果たしてこの薬が合ってたのか、
はたまた間違ったものを処方されたのか、
結果が出るのは明日の朝。

ドキドキする気持ちもありましたが、
それ以上に体調が悪かったので、
気づけばすぐに深い眠りに落ちてしまいました。


そして目覚めた翌朝の状態は、いかに?

それはまた、次回の記事にまとめたいと思います!

ではまた!


【 6日目に続く 】


★自転車での日本一周旅行記は、こちら


にほんブログ村 釣りブログ 九州釣行記へ
にほんブログ村     










 

==========================
■1997年3月5日 自転車台湾縦断旅行 4日目
 ・嘉義県嘉義市~阿里山~嘉義市
 ・走行距離: 0キロ(バス&徒歩移動)
==========================   

旅行4日目。

今日はホテルに自転車を置き、
台湾を代表する観光地、「阿里山」をバスで訪れます。

地球の歩き方によれば、「阿里山」は、
かつて台湾の新婚旅行のメッカだった場所であり、
3000m級の山々の雄大さに圧倒される場所であり、
世界的に有名な烏龍茶の産地でもあるとのこと。

説明だけでは想像しにくいですが、
とにかく素晴らしい場所のようなので、
張り切っていってみたいと思います。

---

出発は、嘉義駅前のバスターミナルから。

チケット代500円を払って乗り場に行くと、
60年代アメリカのロードムービーに出てきそうな
おんぼろのバスが僕たちを待っていました。

中を覗くと、いかにもマナー悪そうな運転手が、
運転席でくちゃくちゃガムを噛んでいます。
(もしかして檳榔かもしれません)

これから、標高1000メートルを駆け上る
山道を行くことを考えると、
いささか不安になる運転手の態度です。


定刻の8時半を少し過ぎたころ、バスが発車。

まずは嘉義市中心部を
ノロノロと進んで行きます。

そして30分ほど経って郊外に出たころから、
徐々に運転手が本領発揮。

急加速して前の車をあおってみたり、
黄信号は迷わず突進したり、
なかなかのアナーキーぶりです。

やがてバスは、阿里山に上る山道へ。

やはり田舎の道路事情は相当良くなくて、
道中にはやたらと崖崩れがあります。

2018-01-24-00-01-21

こんな感じの工事中なら全然良いのですが…、

2018-01-24-00-01-23

このように路肩が崩壊している場所も多数。

しかも、道路は山肌にへばりつくように走っているので、
路肩から落ちでもしようものなら、
その先どれだけ下まで落下するのか分かりません。

2018-01-24-00-01-24

こんな状況だと、普通は慎重に走るんじゃないか、
と考えるのが日本人ですが、
世界はそんなに甘くはありません。

この日のバスの運転手は、道路状況にひるむ様子は皆無。

むしろ土屋圭市ばりのアグレッシブさで、
まるで乗客なんて一人も乗っていないかのように
遠慮なく峠を攻め立てて行きます。

2018-01-24-00-01-24

ここなんてもう、ちょっとでも踏み外すと、
ガゲ下一直線。
ですが気にせず、フルブレーキングからの急加速。

2018-01-24-00-01-25

もちろん対向車も同じように攻めてくるので、
いつかオーバーランして正面衝突するんじゃないかと、
恐ろしくて仕方ありません。

一瞬でもハンドル操作を間違えば、
バスもろともがけ下に転落する、
そんな環境の中、何度も命の危険を感じましたが、
結局、運転手さんの攻めの姿勢がブレることは、
一度もありませんでした。


そして午前11時、
なんとか無事に阿里山に到着!

2018-01-24-00-01-26
★現在ではセブンイレブン等もでき、
 阿里山の様子も様変わりしているらしいです。

まずは名物の烏龍茶を飲んで、
道中の緊張をほぐし、ほっと一息つきましょう。

ちなみにこの阿里山、
本数は少なく、また所要時間もかかるのですが、
嘉義から線路がつながっていて、
鉄道で訪れることも可能です。

2018-01-24-00-01-27

命綱なしのジェットコースターのようなバスが不安な方は、
ぜひとも鉄道を利用することをお勧めいたします。

---

さてさて、阿里山でのアクティビティといえば、
代表的なのが約2時間ほどの森林散策。

ちゃんと遊歩道が整備されていて、
高山の澄んだ空気を吸いながら、
風光明媚な自然を満喫できるのがウリだそう。

早速行ってみましょう。

2018-01-24-00-01-28

ちょうど遊歩道は
このトロッコ鉄道沿いに整備されていまして、
沿道には様々な見どころが。

2018-01-24-00-01-30

こちらは、樹齢の異なる3世代の杉が折り重なって、
たこ足状になっている「三代木」。

さらに進むと、園内で最大の見どころとされる「姉妹潭」

2018-01-24-00-01-32

写真の色褪せ具合がひどくて、
その美しさが全く伝わらないのが残念ですが、
確かに、そこそこ美しい場所でした。

2018-01-24-00-01-33

これまた写真が色褪せてわかりにくいですが、
遠くには富士山よりも高い3997mの標高を誇る、
玉山も望めます。

そして遊歩道の最後には、樹齢3000年の巨大な杉、
その名も「神木」がそびえ立っていました。

2018-01-24-00-01-31

なお、残念ながらご覧のご神木は、
雷の直撃を受けて枯れてしまい、
現在は別の木に、神木の座を譲っっているらしいです。

この後、遊歩道は再びトロッコ鉄道と合流し、
阿里山駅に戻ってきます。

僕が駅に戻ったころ、
ちょうどトロッコ列車も駅に戻ってきました。

2018-01-24-00-01-35

なんだか、カニみたいでかわいい機関車ですね。


そんなこんなで時刻はもう15時過ぎ。
そろそろ下りのバスに乗らないと、
今日中に嘉義のホテルに戻れません。

またまた暴走バスに、
しかも下り線で乗るのはなかなか気が引けましたが、
ほかに手段もないので仕方なく乗車。

ですが幸いにして
下りの運転手はあのガムおじさんではなく、
比較的安全運転で山を下りてくれました。

運転手さんの性格だけでこのクオリティの差…。
日本からすると考えられないのですが、
まぁ楽しい阿里山観光になったので良しとしましょう!

---

嘉義に戻ってきたのは19時ごろ。
まだまだ時間があるので、夜は飯食いがてら、
嘉義の町散策と洒落込みます。

2018-01-24-00-01-36

これはメインの中山路(たぶん)。

マックや吉野家などのチェーン店から、
地元の屋台や点心屋まで、
道路沿いには様々な飲食店が立ち並び活気にあふれています。

2018-01-24-00-01-37

「神戸」という名のカラオケ屋さんも。

何から何まで
ごった煮的にいろんなものがある、
この混沌とした感じが、台湾の魅力なんですかね。

結局この夜何を食べたのかは思い出せませんが、
きっとぶらりと入ったお店で、
この町の名物の鶏肉飯か、
台湾で一度は食べたかった点心とかを食べて、
また新しい台湾の魅力に触れたのでしょう。


そうそう、余談なのですが、
台湾の新しい魅力といえば、
この日の夜、宿泊先の永興大旅社で出会った、
日本にはない面白い遊びがあります。

ここの旅社の主人とその友達3人が
ロビーでやっていたのですが、
簡単に言うとトランプを使ったゲームで、
「ポーカー」の手を使って「大富豪」をする、という感じです。

調べてみると、中華圏では超メジャーなゲームらしいですが、
日本人でも、大富豪とポーカーを知っていれば、
あとは見ていればなんとなくやり方は分かります。

おっちゃんたちが盛り上がっていたので、
僕も見学させてもらい、
2~3回でルールを把握。 

ちょうどよくおっちゃんたちからも参加を要請されたので、
満を持して参戦します!

最初は独特の駆け引きに振り回されましたが、
要領が分かってからは五分の戦い。
一進一退の攻防が続いて、
結局かなりの時間までのめり込んでしまいました。

言葉の通じない外国で、
こんな交流をするなんて夢にも思ってませんでしたが、
やっぱりこういうゲームを楽しむ心理って
国も世代も越えて共通なんでしょうね。

暴走バスによる阿里山の旅と言い、
夜の即席トランプ対決と言い、
今日もまた、刺激的な1日になりました。


一日一日がほんとに刺激的な台湾の旅。

実は明日も、
違った意味で刺激的というか、
痛い目に遭遇するんですが、
それはまた、次の機会にまとめたいと思います。


ではまた!


【 5日目に続く 】


★自転車での日本一周旅行記は、こちら


にほんブログ村 釣りブログ 九州釣行記へ
にほんブログ村








↑このページのトップヘ