
月曜日の抹茶カフェ/青山美智子 著
川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店《マーブル・カフェ》
そのマーブル・カフェが定休日の月曜日に、一度だけ《抹茶カフェ》を開くことに。
ついていない携帯ショップの店員と愛想のない茶屋問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と京菓子を買いにきたサラリーマン、、、。
思い悩む人々が 誰かの何気ない言葉で前向きな気持ちになっていく。人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。
これは、一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心温まるストーリー。
『木曜日にはココアを』の続編として書かれたこの作品、おなじみのメンバーが登場します。
前作のココアより 少しばかり渋みがきいていました。
時には心が傷つく出来事も起きるけれど 実はそれが幸せの始まりだったり、渋みからほんのり甘さが広がる展開は 抹茶そのもの。
今作は それに加えてほろりと涙がこぼれる場面がいくつかありました。
気がつけば、青山さんに心を羽交い締めにされた感じ。
もうすっかりファンですワタシ(笑)
リレー形式でいろんな人に「縁」というバトンを渡していくという描かれ方は 前作から変わりません。
『この縁は、きっと宝物になる』そう信じずにはおれない物語でした。
装丁は 引き続き田中達也氏。
読後、表紙 裏表紙に登場人物を探す作業が やっぱり楽しかった♪
難易度高めのシロネコちゃんを見つけたときは声出ました(笑)
【豆知識】
本日は 図書館記念日(^^)
日本の図書館の意義や役割を考える日なんですって。
ワタシにとって図書館は なくてはならない癒しの場所。
出来ることなら 館内の一角にテント張って住みたいくらい(笑)




