いよいよ、今年も最後の日になりました。
毎年思うことですが、今年一年いろんなことがありました。
それでも、一番の記憶は 震災後 福島の友人を訪ねた時の「やるせなさ」と、 気仙沼を訪ねた時の「切なさ」
現場の人間の方たちの、前を向いて歩かざるえない状況の中で感じた「強さ」、仮設住宅で 所在なげにされていたお年寄りから感じた「悲しさ」 自然の前に無残に破壊された街・堤防の 「弱さ」 いろんな感情が渦巻きます。
そんな中、秋には巨大台風の直撃を受け、春先からの天候不順も相まり 果樹園の経営的には大打撃も受けました。
ニュースでは世界経済の大混乱から始まり、歴史に残る天災、政治的な混乱等々が日替わりのように流れ、恐らく世界中の人間が想定外のいろんな事象に振り回された一年だったと思います。
日が変わり、新しい年になるといってもなにが変わるわけではありませんが、一つだけ言えるのは、「下を向いていてもお金も幸せも落ちてない。」て、いうことですね。
今年死んだ爺さんの口癖ですが、「なにより生きてるっていうことが大事」「下を向いたって、何もいいことはないから」
104年間の人生で、時代の波にも、数々天災、身内の不幸にも、もまれ続けて生きてきた人間の言葉です。
その域に達するにはまだまだ修行不足ですが、肝に銘じ 新しい年を迎えたいと思います。
心から、「皆様 よいお年を。」