2007年10月15日

戦線離脱

早く終われ、と呟いていたような 力の沸いてこない辛い一週間のあとは
安堵よりも 再び走り出せるようになるために夢を使い
そっと息を吐き出しながら 次に耐えるべきことを待ち受けているような週末だった。


秋。10月。

男は仕事を辞める。
女は仕事以外の話を始める。



大学の同期が次々と仕事を辞めていく。
「院にいくため」という言い訳のために、
「とりあえず考えるため」という言い訳にもならない現状脱出のために、
そしてもともといきたかったのであろうライバル社にいくという自己実現のために。

考えてみると、行動に踏み出すのは男ばかりだ。
元同級生と話して分かったのは、典型的に女性陣が考えるのは、
 よし、就職  「次は」、結婚。 ということらしい。


1年生のとき、彼女たちは 男性陣と対等に  
いや決してチェックのシャツを丈の短いジーパンに入れることはなく
輝く笑顔と流行の服装をばっちり身につけながら 大学受験をクリアしてきて
まぶしいくらい颯爽と大学のキャンパスを並んで歩いていた。

いまや 猫なで声で話しながら巻き毛を何度も指に絡ませて巻き直し
学生結婚をして就職はしないことに決めたあの子や
お見合いに追われる院生の彼女、
最近していることと言えば結婚準備、彼氏を両親に紹介してるという就職一年目の女の子・・・の噂話をしている。

女たちは辞める代わりに 仕事以外のところに生きる道を探す。
会社にはしばらくいるのかもしれないが、闘わない決意。なんだろうか。


確かに私だって人生における「幸せ」という言葉で
真っ先にイメージするのは 仕事での成功なんかじゃなくって
恋人の腕の中で二人でタオルケットにくるまって眠りに落ちる瞬間のことだ。

働かない、という選択肢は恵まれた私たちにとって意外と簡単に選べてしまう。
奮い立たせて自分を仕事のほうに押しやる、その力をふっと抜いて
彼のぬくもりの中に堕ちていってしまえたらどんなに素敵かとも思う。


それでも周囲が次々と戦線離脱する中で
歯を食いしばって足を踏ん張って月曜日を迎える。

もともと仕事てのは仕事なのだ。
手段。お金を得るため。自分の成長のため。
それにちょこっとやっていること自体の意義が加わる。

なんのためにお金が必要なのか。成長の先には何を見てるのか。
それすら曖昧な中ではただ単に頑張ることが目的化してしまいそうだから
早急に考える必要はある。


でも少なくとも今は戦線離脱しない。
なんでだ。分からないけど、彼女たちのようにはなりたくない。
批判するものを堂々と批判できるなりのガードと
目指すもののイメージを作り上げていくこと。
闘う戦士には必要なこと。





















mashr00m at 01:05│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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