2006年02月24日

ルワンダ・ルワンダ

ホテル・ルワンダを見に行ってきた
渋谷のシアターN渋谷
8時35分からのレイトショーだとみんな1200円なんです お得です

どんな映画か知らない人のためにちょっと説明すると・・・
てか戦争映画とか見るなら少し歴史的背景分かっていかないとダメですね

ルワンダにはフツ族とツチ族っていうのがいて、
フツ族が85%、ツチ族が15%
で、ベルギーが植民地にしたときに少数派のツチ族を優遇しフツ族を支配しようとした
でも、多数派をそんなに簡単に抑えられるわけも泣くクーデターが起きて
今度はフツ族がツチ族を虐殺し始める

で、今回の映画はそのフツ族の人がオーナーをする四つ星ホテルに
奥さんとかをはじめとするツチ族を1200人かくまうっていう話
だからアフリカ版シンドラーのリストとか騒がれてるんだけど
とりあえず説明云々より自分で見ることをお勧めします

でもそこまで虐殺自体を大きく扱ってるわけじゃなかったから
残虐さは他の戦争映画ほどじゃなかったけど
あたしは映画の内容より
この映画そのものの存在のほうに目が行く

この映画、知ってる人は知ってると思うけど
日本で公開されなかったかもしれなかった
大手の配給会社が、採算が取れないからって言う理由で
みんな放映権を持ちたがらなかったから
署名運動とかが起きて、NGOかなんかが協力して
やっと公開が決まった映画だった
拝金主義の時代だからしょうがないことだけど
いい映画なのに切り捨てられて行くものがあるっていうのが本当に悲しい
映像って、映されない限り知り得ないから本当に怖い
だから、小さな映画館でも何でも放映することにこぎつけた人たちに
とっても感謝したいと思う
でも、一番怖いのは事実を知ってても何も動かないこと

映画の中にも出てきた
虐殺の映像が公開されれば助けが来るっていう主人公にジャーナリストが
「外国の人は虐殺の映像を見てもそのままディナーを続ける」って言ってた
確かにみんなそうなんだ
分かっても実際行動するのは難しいから

みんなで何ができるかよりも
一人で何をするか を考えたほうがことを大きく動かせるんだって感じた映画だった

映画はみなきゃ始まらないから
とりあえず足を運んでみてください

エンディングの歌が頭から離れない
何でアメリカ合衆国はあるのに アフリカ合衆国にはなれない
何でヨーロッパ連合王国(United Kingdam)はあるのにアフリカ連合王国にはなれない
ルワンダ・ルワンダ〜

mashu1224 at 01:33│Comments(0)TrackBack(0)

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