大城眞徳税理士事務所Blog

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2012年01月

2012年01月27日

古典から学ぶ経営哲学【第13回】                                     「仕事観 ・・・ 仕事とは人生そのもの」

 何のために働くか、何故仕事をするかとあらためて聞かれたら、躊躇することはないだろうか。生計をたてるため、金を儲けて楽しい人生を送る、自分を磨く等、色々な答えた出てくると思う。いずれも大切である。働くということは傍(はた)を楽にすること、つまり社会のために役立つことであり、公に仕えること、あるいは仕事とは人生そのものであるという表現をする者もいる。最高の仕事観であると思う。仕事が人生そのものであるとしたら、最高の仕事をしないといけない。

 人間は使命をもってこの世に生を受けている。その使命は世の中を良い方向へ進化させ、皆の幸せを築くことである。そして、その使命は仕事を通して達成するのである。

 日本の伝統的な仕事観は、天命に従って働くこと。公に仕えるの意味であるといわれている。かつては働きに出ることを「奉公」(国家・社会のために尽す)といわれた。もっと高い見地からみれば「仕事は一つの行(ぎょう)である」仕事即ち修行である。そのように考えると、仕事が出来ることは人間として一流になることにつながるので、どんな仕事も愚痴をこぼすことなく一生懸命に続けることである。たとえ苦しい仕事も積極的に挑戦する。そうした一つ一つが行である。一心に打ち込んだ仕事は禅僧の行と同じである。仕事が行であるということは、働くこと自体が人間を磨き、魂を磨くことになるので、仕事によって人間性を高め人格を高くすることになる。

 仕事は別の大きな役目も持っている。仕事は縁を与えるということである。一心不乱に仕事に打ち込むことにより、人間的に成長するだけでなく、仕事を通して色々なご縁が与えられる。仕事は多くの方と関わりあって成り立つのであり、その過程において多くの縁が出来た経験は誰もが持っていることでしょう。
 仕事を通して良い縁が出来たり、素晴らしい方に会えたり等、多くの縁は仕事をしている故に与えられるのが多い。

 森信三先生は、人間の実現価値の大きさについて、次のように述べておられる。
 「人間の生涯を通じて実現される価値は、その人が人生における自分の使命の意義を、いかほど自覚して生きるか否かに比例する。そして、使命の遂行とは働くという行為である。」と。

 斯様に、人間の実現価値も働くという行為により達成されるのである。仕事が人生にとって非常に大事なものであることがわかれば、仕事に対する考え方をしっかり持たねばならない。
 例えば、雑務もその人の生き方により修行となるのである。仕事をその人自信が、それを雑務と思うと雑務になる。その人がそれをもって自分の修養の根本義だと考えたならば、雑務でも下手な坐禅などするより遥かに深い意味をもってくるでしょう。
 天職を見つけたいという気持ちがあるなら、まず、与えられた仕事を素直に受け入れる。そして、熱意と強い意志を持って一心不乱にその仕事を続けていく覚悟があること。好き嫌いで判断しているかぎり、決して自分の望んでいる仕事には巡り会えない。まずは受け入れて必死にやってみる。
 その仕事が最初から好きだった人もいれば、続けているうちに好きになってくる人もいる。やってみなければ、自分の天職なのかどうかはわからない。仕事とはそんなものである。

 今一度、仕事の尊厳さを心に深くきざみ、仕事を通して自分の使命を果たし、価値ある人生を送りましょう。


所長 税理士 大城 眞徳

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